社長の知名度が高いほど株は割高になりやすい

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社長の人気が高ければ高いほど株は割高になりやすいです。

社長が積極的にテレビに出ていたり、既存メディアを活用して社長の露出度を高めたりしている会社ほど個人投資家から高く評価されるので、株価が高くなる傾向があるのです。

リブセンス (6054)楽天 (4755)はカリスマ社長が会社を経営していますが、現在どちらの株も割高となっています。


会社を伸ばしたければ社長の能力が重要と常々言われていますが、「社長がカリスマであればあるほど株価は割高になる」と思ってください。いくら社長が優秀でも割高株に投資するのは考えものです。

私は社長の知名度だけを分析して株を買うことはありません。

有名社長が率いる会社ほど、株として分析すると大抵「旨味が薄い」のです。社長のカリスマ度が高いほど株価が高くなってしまうのは困りもので、割安優良株投資を実行している私は「目立たないけど、優秀な社長」に注目して株を買っています。

そもそも社長というものはメディアに露出していれば簡単に知名度を上げることができます。

「メディアに出ている社長は優秀な証拠だ」と主張している人も多いのですが、1代で上場企業を築き上げた社長はほとんど優秀です。上場企業をつくるのはそれ相応の実力を発揮しないと不可能です。

東証1部に上場している黒字企業は「社長の能力が優秀」だと思ってください。

つまり、テレビに出ている社長を評価して株を買うのが得策だと限らないのです。

知名度だけを優先する投資家はテレビで騒がれている株を買ってしまう傾向があります。こういう投資家は大抵割高株を掴んで含み損を抱えてしまうので株式投資で勝ち続けることができません。

株式投資の基本は安く買って高く売ることです。

はっきり言えば社長の知名度はどうでも良いのです。

社長が広告塔になっていると会社の知名度が高まり、大きな宣伝効果を発揮する」という意見は確かに正しいのですが、それと優良株の見極め方は全くの別問題です。

社長がとても優秀で有名でも、割高な株は投資の対象外だと断定するのがお勧めです。

私は割高株を高く評価していません。

「株価が割高でも業績を伸ばし続けていれば問題ない」と考えるのも結構ですが、割安成長株を買えば簡単に売却益を得ることができます。

そもそも社長の知名度が高くても経営が上手くいかなくなるケースは多々あります。いくらカリスマ社長が率いている会社でも成長が鈍化することはよくあるため、社長の能力に頼りすぎるのも問題です。

ウォーレン・バフェットは以下の名言を残したことがあります。

「優秀ではない人間が社長になっても、ビジネスを継続できる株を買いなさい。いずれそういう人間が社長になるのだから」

この言葉は的を射ています。社長の個人能力に頼りきると、「社長が決断を下さないと動けない弱い組織」が形成されてしまいます。トップダウン経営も良いのですが、大企業へと歩を進めるに連れてボトムアップ経営を実現しなければいけないのです。

社長も人間です。

失敗することもあれば、間違った判断を下すこともあるのです。

大して優秀ではない人間が会社を率いても利益を出す会社が優良株です。こういう会社は「利益を出すビジネスモデル」が築かれているので長期投資に向いているのです。

社長の知名度だけを評価して株を買うのは止めた方が良いです。いくら社長が優秀でも株価が割高だと、その株は良株だと評価することはできません。


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