なぜ最近のIPO銘柄は上場ゴールが多いのか

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ここ最近目立つのがIPO銘柄の上場ゴール。


上記のチャートは東証マザーズに上場しているフルッタフルッタ (2586)で、最初は6000円以上の株価だったのですが現在は2510円まで急落しています。

フルッタフルッタは昨年12月17日に上場したばかりの銘柄で、2月10日に下方修正を発表して株主を地獄に引きずり込んだ株になります。たった2ヶ月で下方修正を発表することに私は悪意を感じており、「本当に上場前から下方修正予測は立てられなかったのか?」と疑っています。

フルッタフルッタは株価を下げ続けている新規上場銘柄になりますが、上場してからすぐに下方修正を出すケースは意外と珍しくないんですよ。

例えばgumi (3903)。


gumiは2014年12月18日に東証1部に上場した銘柄ですが、半年も経たない内に下方修正を発表してストップ安を叩きだしています。ここ最近は「上場してから下方修正を出す」というケースがとても多く、今も昔もIPO銘柄を購入するのはかなりリスクが高いと解釈することができます。

上場する側からすれば「下方修正を出す前に上場し、手っ取り早く資金を稼ぐ」という手段を取ることができます。要するに下方修正を出すのが上場前に予想できる状態であっても下方修正という手段を取らず、できるだけ新規上場価格を高く設定し、上場した後に下方修正を出すというケースが増えているのです。

上場して1番儲かるのは創業者(1番株を持っている株主)であり、公募価格を引き上げるためにできるだけ良い時期に上場するのは上場企業のセオリーになります。

上場した後は莫大なお金を得た後ですから、別にその後に下方修正を発表しても問題ないというのが上場ゴールの基本になります。上場ゴールという言葉が生まれたのも「上場してから株価が下がり続ける株が多い」という意味が強いからでしょう。

私は下方修正して上場ゴールする株を「株主想いの会社」だとは全く思っていません。むしろ上場してすぐに下方修正を発表するのは株主を馬鹿にした行為だと思っています。

上場ゴールに引っかかりたくなければ「会社のビジネスモデルと将来性」をしっかり分析するのが重要になります。安易にIPO株に手を出してしまうと痛い目にあってしまうので、IPO銘柄はリスクが高いという原則を覚えておいて損はありません。


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