なぜ株式投資は普及しないのか?

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なぜ日本で株式投資は普及しないのでしょうか?

その答えは簡単です。

株式投資にはリスクがあるからです。

しかし、少しだけじっくり考えてみてください。なぜリスクがあるから普及しないのでしょうか?

リスクがあるのはそんなに悪いことでしょうか?

リスクはない方が良い。リスキーな行為は避けて、安全策を取るべきだ。そういう風に考えている方は山ほどいらっしゃいます。はっきり言ってしまうと、これは大きく儲けることのできない考え方です。

人それぞれと言ってしまえばそれまでですが、多くの日本人は極端にリスクを恐れるところがあります。それは貯蓄好きという日本人の特徴から分かります。

例を挙げましょう。日本人はタダという言葉に弱いのです。「タダでプレゼントします!」という台詞に無茶苦茶弱いのが日本人です。1000円出せば買える物を買わないことはよくありますが、タダで貰えるという情報を掴めば1000円の物をタダで貰おうとする人が多いのです。

サーティーワンアイスクリームという会社をご存知でしょうか? サーティーワンアイスクリームの店舗では、500円あればアイスを買うことができます。しかし、サーティーワンアイスクリームの店舗であることをすれば2時間待ちの行列を作ることができます。普段お客さんが並ばない店舗でも、とあるキャンペーンを実施することによって人だかりができます。

それはアイスを無料で配るという方法です。


500円あれば買えるアイスです。店舗によって値段が異なるので明確な数字は出せませんが、アイスを1個500円以下で買うことができるのは事実です。

500円以下のアイスを手に入れるために2時間並ぶという行為は実に合理的ではありません。2時間バイトをすれば簡単に500円以上稼ぐことができます。

しかし、ノーリスクでアイスを食べることができるという魅力があるため、多くの人がサーティーワンの店舗で並びます。普段アイスを食べない人も無料となると並ぶようになります。

貧しい国であればまだ分かるのですが、先進国の日本は食べる物に困っていない人がほとんどです。死ぬほどお金がないのであれば別ですが、皆アイスを買うくらいのお金は持っているはずです。

しかし、無料という言葉に飛びつきます。それは物を失うリスクがないからでしょう。

時間よりも物を失うリスクの方が重大だと考えている方が多いのです。お金は物であり、普通はお金を払わなければアイスを食べることはできません。しかし、ノーリスクでアイスが手に入ると知った瞬間、多くの人はアイスを目当てに店に並ぶのです。

これは株式投資と関係しています。

お金を失うリスクのない定期預金や普通預金は大人気ですが、株式投資は人気がありません。それは株式投資にお金を失うリスクがあるからです。今以上にお金を儲けるチャンスを手に入れることができても、多くの方は行動しません。

リスクがなければ大きなリターンは得られない、という原則を理解していないのです。

合理的に考えると株式投資は非常に効率良くお金を稼げることに気づきます。しかしリスクを必要としない非合理的な行動ばかり選択していると、思考もどんどん変わってしまうのです。リスクがあるから株式投資は止めた方が良いと、一つの事実だけで良い悪いを決めてしまいます。

そして、安全策が一番良いと考えるようになるのです。

株式投資が普及しない理由はそれだけではありませんが、ノーリスク崇拝の方が非常に多いのは事実です。リスクを必要とする株式投資に手を出さない人が多いのは、リスクを悪だと思う国民性が関係しているのかもしれません。


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