突然ですが、私は成長著しいベンチャー企業の株を買うことはほとんどありません。
「株式投資で儲けるなら成長株投資を実行しろ!」としつこく主張していますが、ベンチャー企業の株を買うことはあまりないのです。
では、ベンチャー企業の株を買わない理由を説明させていただきます。
1,自分で起業した方が儲かる
これが1番大きいです。
ベンチャー企業の将来に賭けて株を買うよりも、自分で起業して伸びる会社を作った方が儲かるのです。
「自分で優れたビジネスモデルを築き、大金を得る自信」があるのならベンチャー企業に投資する必要はありません。むしろ自分で事業を始めて会社を大きくした方が儲かるので、自分の経営手腕に自信を抱いている人は起業しましょう。
大金を得たければ、「自分で起業して株を発行する」か、「ベンチャー企業の成長株を買って成長を待つ」のがお勧めです。
2,成長力に長けたベンチャー企業は大抵割高
私は「割安な優良株」に投資するのが大好きですが、ベンチャー企業の大半は「割高な優良株」です。
私が株を買うときに重視するのは「株価が割安か否か?」という点です。
「ベンチャー企業は成長性に長けているから、多少株価が割高でも問題ない」という意見が存在します。確かにこの意見は正しいのですが、「成長が止まったら株価が大暴落する」というリスクを抱えているので私はベンチャー企業株に投資しないのです。
持続的成長を遂げており、将来の躍進が期待できるベンチャー企業の株を買うのは良いと思いますが、ベンチャー株で本気で儲けたいのであれば超長期投資を実行するしかないと思います。
割高なベンチャー企業株は仕手筋から狙われやすいので悪材料が何もなくても株価が大暴落を起こすことがよくあります。「精神的に強い人でないとベンチャー企業株投資に向いていない」のです。
3,短期間で儲けるのが難しい
成長を遂げているベンチャー企業の株は大抵割高であるため、好決算が発表されても「未来の業績を織り込んで、現在の株価が決まっている」というパターンがとても多いので株価が上がらないことが多いのです。
増収・増益を達成したと報告しても現在の株価が割高だと「好決算は株価に織り込み済み」になってしまいます。
そのため、1年や2年好決算を続けても株価に良い影響を与えることは少ないのです。
予想以上の業績を上げたり、5年以上増収・増益を達成し続けたりしているベンチャー企業株は株価が上がります。
ベンチャー企業株は「短期間で儲けるのが難しい」のです。
デイトレードやスイングトレードを行なえば短期間でベンチャー企業株で利益を上げることができますが、スイングトレードに適している株は他に存在するのでベンチャー企業を狙う必要はありません。
以上の理由から、私はベンチャー企業の株を積極的に買うことはないのです。
割安性に長けているベンチャー企業株なら投資したいのですが、なかなか私の条件を満たすベンチャー株は見つからないのが本音です。
「割高でも構わない。会社が業績を伸ばし続けるのを待つことができる」という素晴らしい投資スタイルを維持できる方はベンチャー企業株に投資してください。
成長性に長けたベンチャー企業の株を買わない3つの理由
スポンサードリンク