売上が高くても利益が出てなければ意味がない

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売上が高いから強い企業であるとは限りません。

確かに売上は重要ですが、いくら売上が多くても利益が全く出ていない会社は意味がないのです。


会社は事業活動を通じて利益を上げるのが目的です。つまり、いくら売上を上げても利益が出ていない会社に投資すべきではないのです。「売上が高いから良い会社だ」と勘違いしている人も多いのですが、極論を言えば売上はどうでも良いです。

売上が高く、利益額も伸び続けている会社は成長企業として分析することができますが、売上が伸びても利益額が低下している会社も存在します。酷いケースだと売上高が成長しているのに赤字経営を続けているということもあるのです。

売上高は簡単に上げることができます。

例えば居酒屋を経営している会社の場合、居酒屋店舗を増やせば簡単に売上を上げることができます。しかし、売上が上がっても利益を得られないと意味がないのでむやみに店を増やすのは得策ではありません。

黒字店を堅実に増やし、利益額と売上高を高めるのが賢明になりますが、「売上を高める」ということだけに注目すると会社は上手くいかなくなります。

売上を高めるために新規事業に参入する会社も多いのですが、大切なのは利益を増やすことです。新規事業を手がければ確かに売上は上がりますが、赤字店舗を抱えて営業利益が低下したら意味がありません。

売上が増えても利益が出ない事業は会社にとって負債と言える存在になります。

株に投資するときは売上よりも利益額の推移に注目してください。売上が増加しているから成長企業であると分析するのではなく、純利益額を見て会社の業績を判断するのがお勧めです。

本業の状態を知りたければ営業利益を分析しましょう。営業利益が増加し続けている会社は成長企業として判断することができます。

「利益は出ていないけど、売上高は高いから未来は明るい!」と言っている人もいるのですが、業種によっては売上高を増やすのはとても簡単です。

例えばコンビニ運営は多額の売上を確保できる業種に該当します。「それならコンビニは儲かるんじゃ?」と考える人も多いのですが、売上高が高くても利益率が低いと多額の利益を出すのが難しくなるのです。

フランチャイズ契約を利用してコンビニ運営を開始した場合、月に500万円の売上を上げることは可能です。しかし、人件費や光熱費を加味すると利益が出るとは限らないのが現状になります。

ネットビジネスはどうでしょうか? サイトを運営して広告費を得るビジネスはコンビニと比較して売上高が低い傾向があります。毎月50万円の売上しか上げられないとしても、月の維持費がほとんどかからないので売上の95%が利益になるケースも珍しくありません。

売上高だけで株の価値を判断するのは愚策です。

売上が高いから良い会社だと勘違いすると株式投資で負けます。本当に強い会社は利益を出している企業です。いくら売上高が増加してても会社の利益額が低下している場合、投資は控えた方が良いのです。


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