経営者は変人の方が有利であり、「変」という特徴は長所になる

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変人の定義は人によって様々ですが、少数派に属する考え方を貫いていればその人は「変人」と言われる可能性は高まります。

少数派ということは大多数の人々と同じ行動を取っていないという意味であり、言い換えれば変人は差別化戦略を実行する素質があると考えることができます。成功した企業の戦略を真似して取り入れる会社も多いのですが、本当に成長する企業、長く生き残る企業は「経営者が変人であること」が重要だと思っています。

これは経営者の素質にも繋がってくるのですが、独自性を発揮したり差別化経営を行ったりする会社は「社長が変人」であることが多いです。

考えてみたら当たり前の話で、変人だからこそ一般的で常識的な思考を抱いて行動しないのです。だから私は変人であるのは差別化、独自性を発揮するのに大変重要だと思っており、変人であるのは利点だと思っています。

会社員の立場だと変人であるとデメリットになることが多いのですが、経営者の立場だと逆です。変人だから差別化を成し遂げることができ、業績の向上に繋がる。

変人だから独創的な考えを抱くことができる。アップル創設者のスティーブ・ジョブズが変人であったのは有名ですが、変人であったからこそ時価総額世界一の会社を創り上げることができたと分析することもできます。

日本ではワタミ(7522)がブラック企業としてボロクソに叩かれています。


出典 saigaijyouhou.com

ワタミが叩かれている理由はとても単純で、「異質だから」でしょう。ワタミは24時間365日働けという名言を残したことがありますが、常識的に考えたらこれはおかしいのです。24時間365日働けるわけがないのですから。

更に言えば「お客様の奴隷になる」という方針もおかしいのです。なぜならば好き好んで奴隷になる人なんて皆無で、奴隷に徹してお客様満足度を重視する会社は当時は珍しかったからです。

だからこそ、ワタミは大躍進を遂げたと解釈することができます。

渡邉美樹さんが引退した後のワタミは業績不振が続いており、経営が上手くいっているとは言えないのですが、渡邉美樹さんが率いていた頃のワタミは間違いなく成長企業でした。そして東証一部上場という偉大なる結果を手に入れることができたのです。

その大躍進を遂げた理由も「叩かれるくらい変な方針を掲げ、お客様満足度向上に徹した」というのが大きいでしょう。

経営や株に限った話ではないのですが、どの世界でも少数派というものは叩かれて当然なのです。蔑ろにされると言っても過言ではないでしょう。

変人と呼ばれる人は確実に少数派であり、少数派だからこそ「変人」というレッテルが貼られるのです。しかしながら新時代を築き上げているのは変人と呼ばれる人間であり、変人だからこそ「大多数の人が考えない戦略を実践できる」と捉えることができます。

つまり、変人であることは悪いことでも全くなく、むしろ利点ばかりで素晴らしいと思うのですが、今の日本は「横並べ式の教育」を行って個性を押し殺す方針を取っているのが非常に残念なところです。

その教育を受けた人々が「変であるのは悪。常識的でなければいけない」と思い込み、異質な思想を排除し、否定することを心がけます。その行動に寛容というものは一切ありません。

これはある種の洗脳だと言えるでしょう。

「常識的でなくてはいけない。他人の幸せを得ないと自分が幸せになれないと勘違いする洗脳」を受けているのです。

もちろん、「変」と言っても良い変と悪い変があります。

人に迷惑をかける「変」は悪い変に該当しますが、私が言っているのは「人に利益をもたらし、他人を幸せにするための良い変」です。例えば変人が事業を成功させれば、少なからず従業員やお客様などは利益を得ることができます。そういう意味で私は「変人は凄く良い」と言っているのです。

ここで1つ私の好きなエピソードを紹介します。

ポジティブで常にお金に関して悩まない男が一人いました。その男は常日頃から本気で以下のように考えているのです。

「全国で走っているタクシーは全てボクのものだ。ボクが所有しているタクシーだから全国に散らばっているし、乗ったときだけお金を払えば良いシステムになっている。ボクが乗らない間は自由に客を乗せて生活費を稼いで貰っている。だからボクは乗ったときにだけタクシーにお金を払えば良いし、全国でタクシーを自由に使うことができるんだ」


出典 www.hazimetetensyoku.com

いかがでしょうか?

上記の考えを「頭がおかしい」と一蹴してしまうのは簡単です。しかし、私は上記の考えが凄く好きなのです。

これは私の持論になるのですが、この世界は自分の見方で全てが決まると思っています。

いくら親子であっても兄弟であっても他者の視点と考えを完璧に理解することはできません。更に言えばこの世界がどういうものか判断するのは自分自身であり、この世の中は自分自身の判断で全てが決まると言っても過言ではないのです。

自分が絶望的な世界か、希望溢れる世界かを決めるのです。

私はこの考えが真実だと本気で確信しているのですが、他者の同意を求めていません。

なぜならば先ほど述べた通り、「人と人とは完全に分かり合えず、分かったつもりでも絶対に齟齬が出る」のが普通だからです。つまり人は皆全て自分だけの視点で生きているのだから、自分の見ている世界は人それぞれ異なるのが普通であり、自分の思考を一方的に求めても意味がないことが大半です。

つまり、「この世界にあるタクシーは全て自分の物だから、自由に全国でタクシーに乗ることができる」という考えを信じていたら、それは真実となるのです。

それに対し、「いや、そんなことはない。タクシーは経営しているタクシー会社のものだ」とマジレスしてもつまらないでしょう。そう、良い変人は面白いのです。面白いから他の人を惹きつける発想を出すことができ、自分自身も幸せに生きることができるのです。

変人であることを怯える人もいますが、そもそも人と人は完璧に理解し合うことは不可能なので「自分が幸せになるために最適な思考」を抱けば良いだけです。先ほどのタクシー会社の例が良い例えになりますが、他の人から「変、おかしい」と言われても自分が幸せになれる、豊かになれる思考であればその思考を信じて良いのです。

現実的に物事を考えなくてはいけない、現実を見なければいけない。

それも一つの考えです。

しかし我々は思想の自由があり、その思想は人に迷惑をかけるものであれば何であっても自由なのです。例え常識的に「間違い」だと言われる発想でも、その思考を抱くことによって自分自身が幸せになれるのであれば絶対にそれを信じるべきです。

そもそも人生は楽しむために存在するのであり、自分が楽しめるための思考なら他者からいくら「変」と言われてもどんどん取り入れるべきだと思っています。常識的な思考を抱いて幸せになれるでしょうか? 日本は常識的な人が多いのですが、自殺率も高く悩める人が多いストレス社会に晒されています。

つまり、現在の常識なんて人を不幸にする元凶にしかならないのです。

何が正しくて何が間違っているのか分からない世の中で、本当に大切なのは「自分が幸せになれる思考」ではないでしょうか。その正しいと思われる対象が何であっても構わないのです。いくら他者がどうこう言おうと自分の中ではそれが正しいと信じているのですから、それを貫けば良いだけです。

そういうことを人類が繰り返してきた結果、戦争は絶えず、今現在も独自の正義を掲げた「ISIS(イスラム国)」と周辺諸国の間で殺し合いが勃発しているのです。

だからこそ私は「人に迷惑をかけず、自分が幸せになれる思考」を身に付けろと言いたいのです。他者に思想を押し付けられる必要もなければ、押し付ける必要もありません。「他人の役に立ち、自分が幸せになるための思考」は変と言われても成功する可能性が高いのです。

それが俗にいう差別化戦略です。

だから私は思います。投資をするのならば変わり者の経営者に投資した方が良いと。常識的な人は腐るほどいるのですから、そんな人に投資するくらいなら大きく変わった、「少数派」と呼ばれる人間に投資するべきだと本気で考えています。


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