ビジネスの基本とは、お客様に価値を与えてお客様を喜ばせることです。
突き詰めて言えば社会貢献です。ビジネスを通じて高い価値を提供するから高い結果が得られる。たったこれだけのシンプルな原則で、重要なのは人様に価値を与えることなんですよ。
では、本物の価値が提供できる広告戦略とは何なのでしょうか?
去年、インターネット広告業界は激震を受けました。
右肩上がりで成長しているインターネット広告市場ですが、世界時価総額1位のAppleが広告ブロック機能をiPhoneに搭載したことによって「インターネット広告はもう終わった」と言われていたのです。
終わった?
終わるわけがないでしょう。
そのせいでASP各社はめちゃくちゃ株価を下げたんですね。アフィリエイト業界最大手の東証一部上場企業のファンコミュニケーションズ(2461)もAppleの広告ブロック機能によって物凄く株価を下げたのですが、ここは一度お客様の立場になって考えてみましょう。
なんで人間は広告ブロックを使用するのですかね?
理由は単純明快。ウザいからです。広告がウザいんです。特にスマホをいじっているときに画面スクロールする度についてくる広告ってウザくて仕方ないですよね。
出典 xbody.org
こんなの。
良いですか? ユーザーはウザいから広告ブロックを活用するわけです。逆に言えばウザくない広告、本当に人様に喜んでいただける広告を提供すれば自社も儲かるしユーザーも儲かるし、嬉しいよね。お互いに喜び組だよね。という感じになるんです。
それができておらず、見ているだけでウザい広告を強制表示されるから人様は広告をブロックするのです。だからAppleは広告ブロック機能を提供して支配者気取りになってしまうー(失礼)んです。
全ては人様のために。そして人様に価値を与えるビジネスでないとダメになるという良い典型ですね。
「でも、広告ってウザいものだよね」と思う人も多いと思います。
これはね、インターネット広告業界が起こした先入観・思い込みなんです。ウザい広告ばかり出していたからユーザーは広告を嫌がる。気持ちは分かりますよ。私もテレビCMとか見たくないですもの。
でも、ユーザーが喜ぶ広告戦略を実施すればこの問題から解決することができます。
むしろユーザーが広告を宣伝してくれます。
具体例を挙げましょう。
出典 なんで不動産社長はみんな同じ格好なの?
これ、IT企業のバーグハンバーグバーグという会社が提供している広告サイトです。
もうこれが極みなんですよ。お客様を喜ばせる広告。お客様に「面白さ」という価値を与える広告戦略ですね。
出典 なんで不動産社長はみんな同じ格好なの?
このサイト、ぶっちゃけた話、アフィリエイトサイトなんですよ。アフィリエイト広告で儲けるために作られたサイトなのですが、普通に宣伝したらあまり知名度が高くならないし広まらないから人様に「面白さ」を提供しているんですね。
バーグハンバーグバーグのお得意の戦略ですよ。
出典 なんで不動産社長はみんな同じ格好なの?
こんな感じにですね、不動産の社長にありがちな疑問をコンテンツ化して広告を交えているのです。このサイト自体ユーザーが面白いと感じて仕方ないものですから、積極的にシェアするんですよ。
広告なのにユーザーが勝手に広めてくれちゃう! いやー最高ですね。
最後はセミナーの広告に誘導していますしね。いや、良いんですよ。こういう風に人様を喜ばせ、価値を提供する会社や人間が生き残っていくのです。
出典 なんで不動産社長はみんな同じ格好なの?
ビジネスの本質は人様に貢献することですからね。人は貢献されたら協力したくなっちゃう生き物なんです。だからこのサイトを見て「面白い!」と感じた人がどんどん広めるのです。
これ、大手企業も採用している戦略です。
https://www.youtube.com/watch?v=ts_4vOUDImE
こちら、コカコーラが昔に展開した広告です。
あなたもご存知かもしれませんが、インドとパキスタンはめちゃくちゃ仲が悪いです。そこで活用したのがコカコーラで、コカコーラは「インドとパキスタンの人々が関係改善するためにしかけ」を作ったのです。
それはお互いにコカコーラが設置した台の前で共同作業したら両者に無料でコーラが貰えるというものです。
出典 http://adgang.jp/2013/05/29004.html
これも広告戦略なんですよ。本物の価値を提供する広告なんです。
この動画に感動したユーザーがもっと広告を広めます。なぜ感動するかというと、人々の心に訴えかけて気分をよくさせているからです。先ほどの不動産広告もそうですよね。
このように、人様に価値を与えるのが本物の広告戦略です。
価値なんて何でも良いんですよ。バーグハンバーグバーグのように「面白さ」という価値を提供するのも良いですし、コカコーラのように「感動」という価値を与えても良いのです。
ただ、両者に共通しているのは人々を喜ばせているという点です。
それだけです。だから私は常々「人様に価値を与えるビジネスが本物で、人様に貢献するために仕事をするのが最高の人生を送る本質」だと述べているのです。
広告だけに限った話ではありません。大切なのは人様に価値を提供することなんです。私の場合、「その人が望む価値」を提供することに徹した広告戦略を取っていますが、これも本物の価値を提供することができる戦略です。
人生の本質とは何でしょうか?
人様の嫌がることをするために生まれてきたのでしょうか?
どうせ仕事やビジネスをするなら、人様に貢献して喜んでいただいた方が楽しくないですか?
そっちの方が儲かるしね。というわけで本物の価値を提供する広告戦略を実施している会社は、「ユーザー」を味方にするので投資対象として適していますよというお話でした。
本物の価値を提供することができる広告戦略とは?
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