『狂気の国のアリス』から学ぶ現代マーケティング術

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『狂気の国のアリス』というゲームをご存知でしょうか。


出典 http://applion.jp/android/app/com.escape.ikuseialice/gallery/1/

狂気の国のアリスは「アリス」という女の子を育成するゲームで、トランプの兵士やウサギを倒してレベルを上げてアリスを進化させるのが目的になります。

 

狂気の国のアリスはめちゃくちゃダークなんですね。

 

ゲームをプレイして頂ければ分かりますが、狂気に満ちた雰囲気がこのゲームのウリになっています。

私はダークファンタジー系のゲームがとても大好きでスマホにアプリをダウンロードして遊んでみたのですが、狂気の国のアリスはなかなか良い線を突いていると実感しました。

 

ネズミだくだくも「狂気を感じさせるネコの絵」がウケていましたが、ネズミだくだくは広告戦略が優れていたから流行ったのです。

ネズミだくだくは「ユーザに利益を与え、ツイッターにゲーム内容を投稿させることによりソーシャルメディアでの拡散を図る」という戦略を実施してブレイクを遂げました。

 

参考記事 『ネズミだくだく』から学ぶ有効なマーケティング戦略

 

ツイッターでゲーム内容を呟くと「ゲーム内で有利になるシステムを利用することができる」ので、ネズミだくだくが好きなユーザーは積極的にツイッターに投稿したのですね。

 

要するにユーザーを利用して宣伝広告を行なっていたわけです。(それでユーザーを増やして広告料収入を得るビジネスモデルです)

 

狂気の国のアリスも基本は同じです。

アリスが進化したときにツイッターに投稿すると、ゲーム内で活用できるコインを受け取ることができます。


このように、「アリスを進化させてLINEやTwitterで共有すればコイン100枚がゲットできる」というのはユーザーを活用した広告戦略の1つになります。

可愛いアリスの画像を見たら「お、何だろうなこのゲーム」という形で食いつくユーザーも増えますし、ユーザー経由で宣伝するのはコスト0で非常に効果的なんですね。(これは口コミマーケティングに近いです)

 

 


出典 http://www.moedroid.jp/101685.html/device-2014-09-23-172553

 

上記の画像を見て頂きたいのですが、モザイクがかかっている部分が広告になります。

 

狂気の国のアリスはゲーム内に広告を載せて、ゲームユーザーを活用して広告料収入を受け取るビジネスモデルを築いています。

 

狂気の国のアリスで上手いなぁと思ったのは「広告料を稼ぐゲームシステム」です。

 

アリスを操作としてトランプの兵士を倒すと「コイン」が生まれます。

このコインはクリックすると受け取ることができるのですが、コインは下の広告の真上に転がるため、「ユーザーの誤クリックを誘う」というゲームシステムになっているのですね。(コインを貯めるとゲームで有利になる報酬があります)

 

そのため、ゲームシステムを分析すると「多くの人が広告をクリックしやすいゲーム」になっているため、効率良く広告費を得ることが可能になります。

 

ただ、ユーザビリティを考えるとこれは愚策なんですよね……。

 

ゲームを遊ぶ立場で考えて欲しいのですが、広告って基本的に邪魔なんですよ。

 

ゲームで遊んでいる途中で広告の誤クリックを起こして広告ページに飛んだらユーザーがイラつく原因になりますし、ユーザビリティの観点から考えるとこの広告配置はよろしくないと思います。

 

ゲーム自体は「トランプの兵士や訳の分からない猫をクリックして倒すだけのクリックゲー」なので、内容は察してください。

 

狂気の国のアリスは「進化するアリス」を見るのが面白いのです。

 

ダークファンタジーは確実な需要が存在し、若者ウケも良いので「ゲームジャンルとして考えると良い点を突いている」と評価することができます。私もアリス関連のダークゲームは好きですし、外国でもアリスが主役のホラーゲームが流行っています。

 

狂気の国のアリスの弱点は以下の点です。

 

・広告配置がゲーム的に問題があり、ユーザビリティが悪い

 

これを改善すれば狂気の国のアリスは今以上にユーザーを集めることが可能になります。

 

ソーシャルゲームの株に興味がある方は、「ゲームのビジネスモデルとユーザービリティ」という観点に注目してゲーム内容を分析することをお勧めいたします。


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