バクマンはなぜ大ヒットを遂げることができたのか

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累計1500万部の売上を突破し、集英社の売上に大きく貢献した『バクマン』


出典 d.hatena.ne.jp

 

なぜバクマンは爆発的ヒットを遂げ、ここまで売れる作品になることができたのでしょうか。

私が分析するに、バクマンは「勉強になる」という要素と「人間関係の面白さ」がヒットを遂げた理由になると思っています。

 

これはバクマンに限った話ではないのですが、「勉強になる」というのは確実なニーズが存在します。勉強になるというのは別の言い方をすると「面白い」という意味であり、読者が納得するだけの面白さを備えているのが「勉強になる」という意味になります。

 

バクマンの場合、普段表に出ない編集者と漫画家の関係や漫画を持ち込みしたときの反応などの要素などがウケ、多くの読者から高く評価されました。

バクマンはとても大好きな作品の1つなのですが、やはりバクマンは「勉強になる」という面白さが大きいと分析しています。

 

私自身も「勉強になる」というのはかなり意識している要素です。

 

私は独自の見解で株や会社を分析することを武器としていますが、独自の観点から分析した見解という特徴があれば大半のユーザー様は「面白い」と感じてくれるのです。

 

例えば私の書いた文章はよく掲示板にコピペされますが、これも「他人に教えたい」という欲求の証明でしょう。

人は新しいものや独特な見解に触れたら心が動かされます。それが良いか悪いかは人によって異なりますが、「コピペして他の人に教えたくなるのはその人の知的好奇心を満たしているから」と解釈することも可能です。

 

バクマンは新しい視点や要素が沢山詰め込まれている作品です。

 

例えば「持ち込みをしたときに名刺やコーヒーを貰えれば合格」という意見や、「漫画家は常に編集者を超えなければいけない」という意見は読者に新しい発見を提供しています。これが新しさという付加価値に繋がり、大ヒットを遂げた理由になると分析しています。

 

それともう1つ、人間関係も無視することはできません。

 

私はバクマンの人間関係が非常に面白いと思っており、特に注目しているのが「漫画家と編集者の人間関係」です。基本的にバクマンは編集者と漫画家の仲が良いケースが多いのですが、これはお互いを認め合っているからでしょう。

 

これはバクマン以外でも同じことが言えるのですが、ビジネス上の関係を良好な状態で保つ場合、お互いに同じ方向を向いているのが重要になります。

 

例えば編集者の大半は「売れる本を作りたい」と望んでいますが、作家も同じ方向を向いていれば大変良好な関係を築くことができます。

お互いに売れる本を出版したいと望んでいれば「売れるためにどうしたら良いのか?」と建設的な議論を交わすことができますし、お互いの仲を良い方向に維持することが可能です。

 

しかし、現実はそんなに甘くない。

 

編集者が売れる本を望んでいたとしても、作家が売れる本を出したいと考えているとは限らないからです。例えば作家と編集者はよくぶつかることが多いのですが、これは「お互いの方向性が違う」という根本的な問題を抱えているケースが大半です。

 

例えば編集者は売れる本を出すために知恵を絞っているのにも関わらず、作家が自分のこだわりを重視して「売れなくても書きたいものを書く!」という姿勢を貫いていたら意見に食い違いが生じます。

 

その結果、お互いの仲が悪化するのは珍しくないのです。

 

作家と編集者の関係だけではなく、ビジネス上の関係を良好な状態に保ちたければ「お互いに同じ方向を向いている」のが1番重要になるのではないかと思います。

 

作家も編集者もお互いの実力を認め合い、同じ方向を向いていれば良好な関係を保つことができて当たり前です。これが俗に言う「相性」というものになりますが、相性が良くなければ建設的な会話を交わすことはできません。

 

人間関係は基本的に面白いのです。

 

だから芸能人の人間関係が話題になるのです。人間は他人の人間関係を観察して面白がる傾向があります。これはとても重要なポイントで、株式投資でも人間関係は重視しなければいけない視点になります。

 

例えば会社を分析するときも「会社同士の関係」をしっかり把握し、今後どのような動きを取るのか予測しなければいけません。会社も人と人の関係で成り立っているため、他社の動向を探って将来伸びる株を分析するのも投資家に必要な能力になります。

 

ちなみに、私はバクマンに登場する人物の中で一番好きなのが七峰君です。


出典 matome.naver.jp

 

七峰君はバクマンの中で悪者として描かれていますが、私が1番共感を持ったキャラは七峰君です。

 

七峰君は「担当編集者なんてどうでも良い。自分が選んだアドバイザー50人を通じて意見をまとめ、クオリティの高い漫画を描く」という方針を貫いて失敗したキャラですが、私はこの方針自体は悪くないと思っています。

 

天才漫画家として注目された七峰君ですが、私は七峰君の「理知的で戦略的な思考」がとても好きなのです。七峰君のように戦略的で理論的に考えられる人間は絶対に株式投資に向いています。

 

従来の思い込みにとらわれず、自分の信じるやり方を理論的に語れる人間は将来的に成功する可能性が高いのです。

 

結果的に「50人のアドバイザーから意見を貰うシステム」は人間関係の崩壊という形で失敗しましたが、システム自体は悪くないと思っています。といいますか、最初から編集者を信頼しないのであれば出版社を利用せず、自分でwebメディアを立ち上げて漫画を載せてPVを集めれば良いと思うのです。

 

莫大なPVを集めることができれば出版社から声がかかりますし、そのときに自分のやり方を主張すれば良いでしょう。

本当に売れる要素があれば出版社は見逃しませんから。

 

『中国嫁日記』という漫画が存在しますが、これはwebに自分の描いた漫画を投稿した結果、大きな人気を得て書籍化を果たしたケースになります。

中国嫁日記の作者によると人気が出た瞬間、複数の出版社から書籍化のオファーが届いたのですが、結局売れる要素があれば出版社が見逃すわけがないのです。

 

コンテンツを配信している会社が発展を遂げるかどうかを見抜く場合、「新鮮な面白さ」を提供しているか否かを見極めるのが大切になります。

 

基本的に「勉強になる要素が詰め込まれたコンテンツ」はヒットを遂げる可能性が高いので、そのようなコンテンツを配信している会社を見つけたら株を買う価値は高いと判断するのがお勧めです。


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