ブランドの知名度や価値などは商品の質から生まれる

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経営で重要となるのはブランド化戦略ですが、そもそもブランドはどこから生まれるのでしょうか。

商品の質が高いからブランドが築かれて商品が売れるのか、ブランド価値があるから商品が売れるのか。まさに鶏が先か卵が先かという理論になりますが、結論を申し上げると商品の質が高いからブランドが生まれるのです。

全体像を分析すれば分かるのですが、既にこの理論は証明されているのです。

商品の質が高いから希少価値が生まれ、有名になる。有名になるからブランドになり、よく売れるようになる。そしてますますブランド力も手伝って商品がよく売れるようになるというのがブランド化戦略の強みです。

つまり、商品に高い価値がなければブランドを築くことは難しいのです。

不可能とは言いませんが、質の低い商品をゴリ押ししてもブランドが築かれる可能性は低いです。大抵の場合「ステマ」という形で片付けられてしまいますし、熱心なファンやリピーターがいるからブランド商品が生まれることを理解しなければいけません。

この理論は全てにおいて当てはまります。

例えば日本が世界に誇る文化に目を向けるとどうでしょうか?

日本はオタク文化が根強く支持されており、世界でも日本のオタク文化のクオリティが高いと絶賛されています。オタク経済という言葉があるとおり、今や現代日本でフィギュアやアニメ、ライトノベルといった商品需要は無視できない存在となっています。

さて、日本で栄えているアニメやライトノベルですが、登場人物は何歳ぐらいが多いでしょうか?


出典 blog.livedoor.jp

答えは10代です。

主人公やそのヒロイン、登場人物などは10代であることが圧倒的に多く、その根拠は多くのアニメやライトノベルといった登場人物の年齢層を細かく調べ上げれば可能です。

なぜ登場人物に10代が多いのかという理由ですが、これは「若さ」に商品価値があるからです。

人間は本質的に若さ、美を求める生き物であり、「若さ」という商品価値を高く評価します。人間も動物なので若さを好むのは本質的に当然だと言えるでしょう。

化粧品を販売する際も「この化粧品を使えば若返る!」というキャッチコピーが頻繁に利用されますが、それほど人は若さに飢えているのです。

つまり、「若さ」はそれ自体の商品価値が高いから、若さがブランドになるのです。

若さは既に商品価値が高く、ブランドである。だからアニメやラノベの登場人物も10代が多く、若者が主人公やヒロインになることが多いと考察することができます。

しかしながらこの理論は物事の側面しか見ていない暴論であり、そもそもライトノベルに10代の中学生や高校生が多いのは「主力ユーザーが若年層(学生が多い)だから、親しみやすさを持ってもらうためにキャラクターに近い年齢を設定している」という部分もあるのです。

では、視点を変えて「若さ」が商品価値が高く、ブランドである根拠を考えていきましょう。

日本には昔から「アイドル」という職業が存在します。


出典 gekokujo000.blog.so-net.ne.jp

アイドルは若くて綺麗な人が人気になることが多いのですが、この理由はとても単純で「人間は綺麗で若いものを好む」からです。

つまり、40代や50代のおばさんがアイドルになっても多くの人は喜ばないのです。少なくとも人気になる可能性は非常に低いと言えるでしょう。美しさという意味で若い人間に勝てることはほぼ確実にありえませんから。(アイドルの本質的商品価値は美しさ、可愛さです)

つまり、アイドルの大半が若いのは「若さを好む人が多いから」です。

大半の人が若さを愛しているからブランド価値が高まるのです。だから女子高生は現役JKと呼ばれて大変ブランド価値が高い生き物として人気を集めることができるのです。

2007年にボーカロイドの「初音ミク」というキャラクターが生まれました。


出典 seiga.nicovideo.jp

初音ミクはゲーム化されたりフィギュア化されたりした人気商品であり、「可愛くて質が高いボーカロイド」として話題をさらいました。

注目したいのは初音ミクの年齢であり、公式では16歳となっています。

なぜ初音ミクは16歳なのか?

先ほども申し上げたのですが、人間は若さを好みます。若さは商品価値が高く、ブランドが確立されています。初音ミクというキャラクターを広めたければ「若さ」という商品を活用し、売り込むのが妥当な判断になります。

だから初音ミクは16歳という年齢なのです。

本気でキャラクターを売り出す際、40歳や50歳で設定することはほとんどありません。なぜならば40歳や50歳よりも「10代」という年齢の方が商品価値が高いのは明白だからです。

更に言えば16歳という年齢は一般的に高校生であり、女子高生には現役JKというブランド価値が付加されます。

そういう意味も含め、40歳や50歳が16歳に「全体の需要」で勝てることは絶対にないでしょう。

だから初音ミクは16歳という若い年齢のキャラクターで売り出されたのであり、万人受けするのです。

アニメキャラクターやアイドルの年齢を見れば分かる通り、若さそのものが価値が高く、価値が高いからブランドが生まれることが理解していただけたと思います。

会社の商品に関しても同じで、商品の質が高いからブランドが生まれるのです。この前提条件を間違えてはいけません。

もうこの理論は完全に証明されているのです。この理論が間違いというのであれば、なぜ40代や50代は強いブランドにならないのか。なぜ高校生がブランドになっているのか深く深く考えてみてください。なぜ若者の方が商品価値が高いのかじっくり考えてください。

ブランドが先ではなく、価値が先なのです。

だから投資するなら「本質的価値」を追求している会社を見極めなければいけないのです。

この前提条件さえ覚えておけば、ブランドよりも商品価値を見極める方が重要であることが理解できます。ブランド>商品価値になることはほとんどないので、勘違いしてはいけません。

全てのブランドは価値から発生するのです。


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