ビジネスライクに徹するのは本当に悪いことなのか

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私はビジネスライクに徹する意識が強い人間です。

 

ビジネスライクについて多くの人が誤解していますが、私は基本的にビジネスライクな関係を望むのが決して悪いとは思っていません。むしろビジネス関係で「利益を度外視する」こと自体が論外であり、双方に利益が生まれない関係はゴミだと思っています。


そもそもビジネスライクとはどういう意味なのか?

辞書で調べると、ビジネスライクは「仕事とわりきって能率的にするさま。事務的。職業的」と書いてあります。確かに一般的な認識ではそうかもしれませんが、ビジネスライクの本当の意味を理解していない人が多いように感じます。

 

ビジネスライクの本質的な意味は「自分の利益を求めること」です。

 

自分が利益を得たいから相手に利益を与えることを考えるのであり、ビジネスライクに徹したければ「相手が利益を得るための提案」をしなければいけないのです。

 

例えば恋愛。

 

好きな人ができた場合、あなたはどういう行動を取りますか?

 

片思いの場合、「相手が自分に目を向けるように自分の存在をアピールする」のが普通です。積極的に連絡を取ったり、一緒に美味しい物を食べに行ったり、相手の話をよく聞いて親近感が生まれるように努めることが多いでしょう。

 

これは完全に利益(自分を愛して貰うこと)を目的にしていますよね?

 

違うなんて言わせないよ。

 

片思いの人が望むのは「異性と両思いになる」ということであり、要するに自分を好きになってほしいから片思いの相手に優しく接したり、美味しいものを一緒に食べに行ったりするのです。

 

これは「自分の利益を求めた行動」であり、ビジネスライクだと定義付けてもおかしくないと思います。

 

ビジネスライクの基本は「自分の利益を求めること」です。

 

友人関係もそう。

あなたは糞つまらない人間と遊びに行きたいと思いますか? 相性が悪い人間と友人関係を継続したいと思いますか? 私は思いません。

 

友達と遊びに行くという行動を選択するのは「自分が楽しいから」であり、結局友人関係も「楽しい」という利益がなければ成り立たないのですね。

 

人は誰もが利益を求めています。

 

それ自体は全く悪いことではありません。私も「あ、つまらないな」と感じたら友達と一緒に遊びに行きません。それは人間として当然です。

 

私が言いたいのは「誰もが利益を求めている。ビジネスライクの本質的な意味を理解して、相手の利益を考えて生きよう」という内容です。

 

ビジネス関係であれば求める要素は1つしかありません。

 

お金です。

 

ビジネス関係を継続したければ「お互いに利益が生まれる関係」を保たなければいけません。

 

この前提条件が崩壊した時点でビジネス関係を維持するのは極端に難しくなります。

いくら相手の性格が糞でも「自分にとって利益を与えてくれる存在」であると評価された場合、ビジネス上の関係は継続することができます。

 

金銭的なメリットよりも精神的なデメリットの方が上回った場合、ビジネス関係が解消されることもあるのですが、これも結局「総合的に見て自分にとって不利益」だと判断されたから関係がダメになるだけです。

 

私がビジネスパートナーに求めるのは利益のみであり、他の要素は一切加味しません。

 

これが世間で言う「ビジネスライク」というものだと思うのですが、この考え方のどこが悪いのでしょうか。

 

むしろビジネス関係で「利益以外の要素」を求める方がどうかしていると思います。

 

例えば「自分の気分を良くしてくれる取引先」を求める場合、もうその瞬間、金銭面での利益を追求することができなくなります。取引先に接待を要求したり耳心地の良い言葉を期待したり、その時点で何かがおかしいことに気づかなければいけません。

 

仕事上の関係で重要なのは「双方の利益を追求すること」です。

 

この前提を無視して行動すると大変なことになりますよ。

例えば「お世話になっているから」という理由で赤字案件を受注したり、接待を過剰に行なったりして自社の首を締めるケースを私は沢山見てきました。

 

ビジネスライクというと多くの人が「仕事だけの付き合い」を求めるから、人間として仲を深めることができないと判断します。

 

逆ですよ! 逆!

 

ビジネスライクに徹するからこそ取引先と食事したり、良好な関係を保ったりするのは重要になるのです。

なぜならビジネスパートナーと食事することによって双方の意思疎通が図れれば「仕事で利益が生まれる可能性」が高くなります。プライベートの時間を利用して一緒に遊びに行ったり食事に行ったりするのは非常に良いことだと思っています。

 

それはビジネスの利益に繋がる可能性が高いから。

 

お互いの仲が悪く、進行するプロジェクトのモチベーションが低い状態だったら利益を最大化することはできません。

 

そのような事態を防ぐために「一緒に食事に行く」のは理に適った行動であり、関係を深めることを重視して利益に繋げていくのもビジネスライク的な考え方の1つです。

 

「いやぁー見返りなんていらないっすよ。私は○○さんが好きだから食事に誘っているだけですよ」とお偉いさんに述べる人がいるとします。

 

これ、嘘だよ。

 

いや、本当にその人が好きという可能性を払拭することはできませんが、大抵の場合「仕事上の関係をプライベートの関係まで持ち込む」のは嫌がります。

もし、プライベートでも関係を持ちたがっている人がいる場合、その人は仕事上の利益を増加させるためにプライベートでも交流を持とうとしているケースがほとんどです。

 

「ビジネスライクは利益を追求する価値観であるが、利益を求めるために関係を深めようとするのは当たり前」だと思ってください。人間関係のほとんどは利害で成り立っており、どちらかの一方が利益しか得られていない状態は長続きしないのです。

 

ビジネスではそれが躊躇に表れており、「自分にとって相手は価値がない」と判断されたらすぐに関係が切れます。それは全然悪いことではなく、相手に利益を与えられなかった自分を悔やむしかありません。

 

「ビジネスライク」の価値観を理解し、お互いの利益を追求している企業は優秀です。

 

取引先の利益を重視している会社はこの先も円満な関係を築くことが予測できるため、安定経営を維持する可能性が高いと判断することができます。


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