経営者には闘争本能が必要である

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経営者に必要なのは闘争本能です。

ここ最近の経営者の性格を分析すると、「闘争本能ではなく、協力し合って会社を大きくする」という思考の経営者が多いように感じます。

最近業績を伸ばしているIT企業の経営者はそこまで闘争本能が強くないケースが多く、「新時代を築く経営者は闘争本能ではなく、和を重視する傾向が強い」と捉えることも可能です。

闘争本能ではなく、調和。

調和重視の経営スタイルで躍進を収めることも可能です。

無駄に争うのではなく、和や人の繋がりを大切にして会社を大きくしている経営者は非常に優秀で、私とは正反対のタイプだと思っています。

こういう人は「敵を指定して組織内の団結力をアップする」という古典的な方法を使用するのではなく、経営者の人格や会社の居心地の良さを重視して発展を遂げるから強いのです。

ある意味日本に向いている経営スタイルだと評価することができます。

しかし! 私はそれでも「経営者には闘争本能が必要」だと主張したいです。

 

そもそも闘争本能はなぜ必要なのか?

 

ビジネスというものは結局人気獲得競争です。人気のある企業が強いのであり、多くの人々から信頼され、価値のある商品を販売している会社が最終的に生き残ることができます。

そう考えると「別に経営者に闘争本能がなくても問題ないよね?」と考えることもできますが、闘争本能は「自社の規模を伸ばす」という意味でも捉えることができます。

闘争本能が強い経営者ほど会社規模拡大意欲が強く、こういう経営者が率いている会社は拡大路線を歩むことが多いので成長株投資に向いているのです。

闘争本能が強い経営者で有名なのは「中内功」でしょう。


ダイエーの創業者として有名な中内功は、一代でダイエーを上場させて安売り路線を徹底して行ない、「強いダイエー」を作り上げたのです。

中内功はイトーヨーカドーを徹底的に敵視しており、ダイエー幹部を集めて黒板に「イ」と書いて「ミナゴロシ作戦」を決行しました。「イ」とはイトーヨーカドーのイであり、イトーヨーカドーという強力なライバルを敵視して発展を成し遂げたのがポイントです。

今は時代が変わったので「闘争本能が強すぎると会社を滅ぼす」という意見が主流を占めていますが、できるだけ会社を大きくしたければそれ相応の闘争本能は必要だと思っています。

 

東証1部に上場している大黒天物産(2791)も闘争本能が強い会社として知られています。

大黒天物産も安売り路線を追求して大躍進を遂げている優良企業ですが、「自社の強みである安売りでは負けたくない」という強い信念を抱いています。

他企業が安売りで対抗したら、自社はもっと安くして勝つという勝利意欲に長けた会社として評価することができます。うどんを1玉1円で売ったこともあり、「安売りという強みだけは絶対に負けないぞ!」と態度で示しているのが小気味良いです。

資本主義社会は完全なる競争社会です。

競争に打ち勝ち、栄誉ある勝利を手に入れた人間が資本主義経済で「勝ち組」と呼ばれるのです。

闘争本能が強く、事業拡大意欲が強い社長は「会社を発展させる力」に優れているのがポイントです。

こういう社長は拡大路線を走り過ぎる傾向があり、守りの経営に適していないのがデメリットになりますが、創業時やベンチャー企業は「闘争本能が強い社長」ほど会社を伸ばすのが得意です。

米国流のドライな経営が全て正しいとは思いませんが、「和をもって尊しとなす」という日本人特有のメンタリティで激動の時代を生き抜くことができるでしょうか?

調和、協力、同調は非常に大切な要素ですが、自社の発展を妨げる障害は何であれ、全て破壊し尽くす闘争本能が必要になるケースも多いのです。

燃えたぎる闘争心が会社を伸ばし、闘争心を発揮できない経営者は資本主義の荒波に飲み込まれて自滅することが多いです。

新時代の今こそ! 調和と闘争本能を合わせた「新経営論」が光り輝くのです!

 

・敵に負けない闘争心

・お客様の信頼を重視する「和の心」

 

この2つの要素を併せ持った会社は今後も伸びる可能性が高いです。

闘争心だけだと「お客様の役に立つ」という本質を見失いやすくなりますが、「お客様の役に立ちつつ、他社に負けないサービスを提供する」という闘争本能は会社経営で絶対に必要になる要素です。

「競争するのが好きじゃないんです」とおっしゃる人もいます。

誰もが競争を望むわけではありません。

本当は競争がない平和社会、協調社会が1番理想かもしれないのです。しかし、それは資本主義の世の中では理想論であり、「競争しないで弱者の立場に身を置く」のはただの負け組です。

ビジネスの世界、株式投資の世界で勝ち抜きたければ闘争本能を忘れてはいけません。

闘争心があるからこそ、人は厳しい競争社会で戦い抜けるのであり、「競争したくないけど成功したいです」というのはただの甘えです。

資本主義社会であるからこそ、私達は競争心を重視して生きていかなければいけないのです。

ビジネスの世界は競争社会。

この事実を理解すれば「経営者には闘争本能が必要である」という意見に納得して頂けるでしょう。


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