仕事のやりがいは自己満足に尽きるのではないか

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結局仕事のやりがいというものは自己満足に尽きるのではないでしょうか。

「業界を変える」という目標や、「売上高でナンバーワンを目指す」という目標を掲げている会社はとても多いのですが、結局それも自己満足ではないかと思うわけです。

株主の立場で考えれば企業価値の最大化を目指して拡大戦略を貫いてくれる会社は大変ありがたいのですが、企業価値の増大すらも自己満足だと思うわけです。

これは株主利益とは相反する考え方ですが、現状の規模で自社サービスを十分提供できる状態にある場合、これ以上企業拡大を目指す必要はないのではないかと思っています。

例えば本業で行き詰まった企業は別事業を始めて多角経営を行おうとします。それ自体は全然悪いことではないのですが、「現在の規模で十分社会に貢献している(お金を稼いでいる)のに、わざわざ他事業に進出する」というのが本当に正しいことなのか考えなくてはいけません。

他事業に進出して新たな雇用を生み出し、より社会に貢献するという意識があるのであれば多角経営も全然アリだと思っていますが、ただ単に儲けたいからという理由だと多角経営も上手くいかないのではないかと思っています。

有名なのがドトールコーヒーです。


出典 www.coachandfour.ne.jp

ドトールコーヒーは他社がコーヒー事業に新規参入した際、「どう考えても赤字にしかならない値段」でコーヒーを販売されて経営危機に陥ったことがあるのですが、結局その会社はコーヒー事業から撤退してドトールコーヒーが勝ち残ることができました。

ドトールは「私達が本気でコーヒーのことを想い、コーヒーに対して情熱を傾けているから勝つことができた」と語ったことがありますが、結局これが事業の成功、失敗を分けるポイントになりました。

事業を行う目的は様々ですが、ドトールコーヒーのように「本気でその商品が好きだからビジネスを続ける。本気でコーヒーの美味しさを味わって頂きたい」と願う人が事業を成功させるのが理想ではないでしょうか。

どんな仕事でも最初は自己満足から始まります。

むしろ最初仕事を始めた時点で「世界中の人々を救う」とか、「多くの人達に美味しいものを食べて欲しい」と考える方が現実味に欠けるのではないでしょうか。

勿論、最初から大きな夢を持って事業を行っても良いとは思うのですが、夢と実力が乖離(かいり)している状態だと今の仕事を正確に行えないリスクが上昇します。よくあるのが「自分は大きなことをやりたい」と望む人で、大きなことをやりたいから小さな仕事を楽しまないというケースも存在します。

しかしながら大きなことをやりたければ、小さな仕事をコツコツこなして信頼と実績を勝ち取らなければいけません。

ドトールコーヒーも最初から何店舗も経営していたわけではなく、少しずつ店舗を増やし続けていったから東証1部上場企業(現ドトール・日レスホールディングス)として活躍することができるのです。

大きなことをしたければ小さな仕事からクリアしなければいけない。

小さな仕事にやりがいを感じたければやはり、「自己満足意識」を抱くのが重要だと思うのです。例えば自分がコーヒー屋を経営していたら「お客様に美味しいコーヒーを飲んで欲しい」と本気で願い、コーヒーの美味しさを追求する日々を過ごすのが得策になります。

結局、お客様に美味しいコーヒーを飲んで欲しいという願望も自己満足と言えば自己満足になります。むしろ自己満足意識がなければ仕事にやりがいが持てないと思うのです。

人生は自分で目標を決めるのが大切になるため、自己満足と言われても自分が納得できる仕事を行うのが大切です。

「多くの人に希望を与えたい」と望むアイドルや、「沢山の人に美味しい料理を提供したい」と望むコックなども、結局これらは誰かが望んでいるからやっているわけではなく、自らそう願うから行動しているだけなのです。

強制されているのではなく、自発的に取り組む。そうしたければある程度自分の仕事に自己満足するのが重要になるのです。


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