なぜ優秀な人ほど早期退職制度を利用するのか

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経営危機に陥った会社がよく取る戦略が早期退職制度を導入することです。


出典 www.embercarriers.com

早期退職制度は会社の人員を減らすことができ、人件費の削減に繋がるのがメリットですが、そもそも早期退職制度は本当に良策なのでしょうか?

かつて、ソニーやパナソニックは早期退職制度を実施して人件費の削減を狙いました。早期退職制度の最大の欠点は「能力が高い人ほど早期退職制度を活用して辞めてしまうこと」です。

なぜ早期退職制度を導入すると、優秀な人ほど早く辞めてしまうのでしょうか?

この理由は案外単純で、優秀な人ほど就職先に困らないので早期退職制度を活用して退職金を得てさっさと辞めてしまうという法則が確立されているのです。逆に就職先がなかったり、新たな職場に馴染めないと思われたりする人は早期退職制度を活用しません。優秀な人ほど早期退職するのは「そっちの方がメリットが大きい」からです。

しかも早期退職制度を導入する会社のほとんどは業績不振に喘いでいる状態であるため、成長性がない企業に固執する必要はないのです。

そのため、他に就職先を見つけられる自信がある人は沈みゆく船にとどまるのではなく、さっさと泥船から逃げ出して新しい会社に就職したり自分で起業したりした方が良いのです。

逆にある程度年齢を重ねてしまい、再就職先の見込みが立たない人は早期退職制度を利用するのは自分の首を締めるようなものなので、早期退職制度を利用するメリットはほとんどありません。

そのため、若くて優秀な人ほど早期退職制度を利用するチャンスだと捉えることができます。企業の立場で考えると早期退職制度は「若くて優秀な人材を放出する機会」だと考えることができます。

わざわざ優秀な社員を外部に出すのですから、例え早期退職制度を実用したとしても経営を回復することは困難だと言えるでしょう。

東証1部上場企業のgumi(3903)も早期退職制度を実施しましたが、この策を通じて優秀な社員が外部流出しないか心配です。


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