家電量販店のビジネスは暗い?

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ビックカメラの株を保有している私ですが、家電量販店のビジネスは暗いと思っています。


アマゾンやネット通販ショップの躍進により、売上に大きなダメージを受けているのが家電量販店です。なぜ家電量販店は斜陽ビジネスと言われるくらい落ちぶれてしまったのでしょうか?

同じ性能のパソコンが売られていたとします。A店は10万円でパソコンを販売しているのですが、B店は15万円でパソコンを売っているのです。普通に考えると誰もがA店でパソコンを買うはずです。

A店は店舗リスクを抱えないアマゾンやネット通販ショップで、B店は普通の家電量販店です。家電量販店は月々の貸賃や店舗維持費を支払わなくてはいけないため、商品を安売りすると利益を出すのが難しくなるのです。これが家電量販店の最大の欠点になります。

同じ品物の商品を高い値段で買いたがる人はほとんどいません。家電量販店は「商品の価格」という部分でネット通販ショップに負けているのです。

厳しい意見になりますが、「安さで勝負していた家電量販店はネット通販ショップの登場により、最大の長所がなくなった」と捉えることができます。安売りをウリにしていた企業はこの先の未来も暗いので、投資するのは避けた方が良いのです。

では、家電量販店はどうしたら生き残ることができるのでしょうか?

ビジネスは差別化が重要です。ネット通販ビジネスにはない差別化を成し遂げれば家電量販店は息を吹き返すことができるのです。

例えば、ネットの仕組みがよく分からない高齢者をターゲットにして家電を販売するという戦略は有効です。ネット通販で買物をする方法が分からない人も多いので、ネット通販を利用しない層にターゲットを絞ってビジネスを行えば差別化できます。

自分が勝てない分野で勝負してはいけないのです。

安売りで勝てないのに安売りを武器にしても意味はありません。実際に安売りしていないのですから、逆立ちしても勝てるわけがないのです。

しかし、ネット通販ショップにはない別の強みを前面に打ち出せば家電量販店が生き残れる確率は高まります。

何の解決手段も見いだせないと、無能な経営者はよく分からないことを言い出すようになります。

「今後はお客様の思いを大切にしてビジネスを行なっていきます」

「お客様重視の姿勢を貫いて業務拡大を図ります」

「高品質商品を数多く取り揃え、顧客満足度を増加するように努めてまいります」

家電量販店のビジネスを行なっていて上記のようなことを言い出したら大変危険です。投資するのは避けてください。

そもそもお客様を大切にするのはどのビジネスでも当たり前です。当たり前のことをやっても差別化には繋がりません。

稀に徹底したサービスが話題を呼んで「サービスの差別化」に成功している会社も存在しますが、お客様にこだわるのであればサービスの質を徹底して上げなければいけないのです。

3番目の「高品質商品を数多く取り揃える」という発想も大変危険です。ネット通販ショップを実際にチェックすれば分かりますが、商品の取り扱い数は圧倒的にネット通販の方が上回っています。

ライバルの方が幅広い商品を取り扱っているのに、こちらも同じ分野で対抗するから負けるのです。絶対に勝てない分野で勝負しても生き残ることはできません。

家電量販店がネット通販に勝ちたければ、ネット通販にはない魅力を手に入れなければいけないのです。先ほど対抗策として申し上げた「ネットを使わない層をターゲットにして経営を行なう」というのはネット通販との差別化を図るのに有効です。

ネットを使わない層は高齢者が多いことを加味すると、売り場も高齢者に合わせて改良する必要があります。値段表記の文字を大きくしたり高齢者の生活に合わせた商品を取り揃えたりと、独特の魅力を前面に出して勝負すれば家電量販店が生き残れる可能性はあります。

しかし、ネット通販ショップと同じ土台で勝負しようとしている家電量販店は将来衰退すると思ってください。有効な改善策を打ち出せない企業の株は買うべきではないのです。

成長株目的で株を買いたい方は、将来有望なビジネスを行なっている株に投資することをお勧めいたします。

有効な打開策が提示できない家電量販店は未来が暗いです。株も買わない方が良いでしょう。


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