日本企業は「楽しむこと」を軽視する傾向が強い

LINEで送る
Pocket

日本企業というか日本全体で現実的に起こっている残念なことの一つなのですが、とにかく仕事となると楽しむことを軽視する企業が多すぎます。

私は「人生は幸せに生きるために存在する。そのためには仕事も楽しむべき」と考えているため、つまらない仕事を我慢して続けたり、そもそもつまらないことを面白くしたりする発想がないこと自体が論外だと思っています。

アメリカの大企業であるGoogleは社内環境を良くし、クリエイティブな発想を出してもらうために社内も綺麗に面白くしているのですが、日本ではこういう企業は少数派です。


出典 vipworks.net

ここは誤解してほしくないのではっきり言いますが、私は別にオフィスを面白おかしくしろということを主張したいわけではないのですよ。

最近では「楽しむこと」を重視したITベンチャー企業も増えていますが、それでも全体を見たら仕事を楽しむというのはまだまだ少数派です。

そもそも仕事は辛い、仕事はしんどい、仕事は我慢が当然という価値観が日本中に蔓延しており、それが「常識」となっているから仕事を楽しむために工夫する企業が少ないのではないでしょうか。

「仕事が面白いなんてありえない。仕事に対しては真面目に取り組むべきで、そもそも面白さを求めるものではない」と考える人は多くいらっしゃいます。

こういう人は本当に可哀想な考えを抱いていると思います。

そもそも仕事に対して真面目に取り組みつつその中から楽しみを見出すのは誰だって可能です。これは楽しむという言葉のイメージが悪いのかもしれませんが、「楽しむ=ふざける」という意味じゃないんですよね。

真面目に本気で取り組むから生じる楽しさもあるわけです。

ただ、日本は根性論や精神論がとても根強く広まっており、そもそも「若い頃に苦労すればするほど人間として成長できる」とかいう訳の分からない根拠の無い言説も広まっているので非常に厄介なのです。

こんな国民性だから自殺者が多く、ブラック企業が腐るほど存在するのも理解できます。

まあ、外食産業やIT企業のブラック企業経営者からすれば人材を安くこき使うのに適した国だと判断することができますが、「楽しむことなんてもっての外」という思想は古いどころか百害あって一利なしだと私は思っています。

楽しむどころか、わざわざ部下が嫌がるようなことを言って痛めつけて「鍛えてやってる」とか勘違いする人もいるのです。自分がストレスが溜まっていると他人を許容できなくなりますが、これも楽しむことを日本全体で軽視した結果だと言えるでしょう。

私はワタミ (7522)の経営理念である「お客様の奴隷になる」という言葉がどうしても好きになれない。


出典 www.abi-station.com

ワタミはお客様に心配り溢れる接客を心がけて躍進を遂げました。大成長を遂げた理由の一つとして「お客様の奴隷になって接客した」というのも大きいでしょう。

しかし、私の価値観からしたら「奴隷になる」というのは絶対に論外なんですね。

ワタミからすれば「奴隷のようにお客様に対し、きっちり接客しよう!」という意味なんでしょう。しかしながら「奴隷になる」という言葉だけはどうしても受け入れられない。なぜならば奴隷になったら楽しむことができないからです。

あなたは「奴隷になれ!」と言われて楽しめるでしょうか?

この理念は明らかにお客様を重視していますが、それと同時に「自分たちが楽しむこと」を軽視しているのです。奴隷になって楽しむのはかなり難しいです。お客様を笑顔にすることを喜びつつお客様の「ありがとう」を楽しむ道だってあるはずなのに……。

多分ワタミは楽しむことを後回しにしているんでしょう。

楽しむことを優先しない企業が多い一方で、カヤック (3904)は面白いことを率先して行っています。

サイコロ給やスマイル給、変人採用制度など面白い制度をどんどん実施した経験のあるカヤックは率先して「面白いこと」にチャレンジしているのです。

だから私はカヤックが好きなんですよ。

大切なのは楽しもうとすること。カヤックは「面白くない」と様々な方面で叩かれていますが、それでも楽しもうとしないよりは全然良いのです。日本企業の多くは楽しむどころか、「辛い、苦痛、苦労が美徳」だと考えている企業が大変多いため、だから自殺者は腐るほどいるのだと分析しています。これは社会の闇です。

楽しむことを放棄したらおしまいだよ、ほんと。

楽しめない仕事にどうやってモチベーションを見出したら良いのでしょうか。楽しもうとして楽しめないことだってあるでしょう。だからと言って「苦しんだり悩んだりした方が人間的に成長できる」とかバカなことを考えてはいけませんよー。

本当にこんな考えは辛い境遇にいる自分を正当化するための言い訳にしかなりませんから。

苦痛なんて百害あって一理なしです。

楽しんだり幸せに過ごしたりするのが生きる上で重要なことなのに、「幸せに生き、楽しむ」という大切さを忘れている企業が多いように思えてなりません。未来工業は社員の幸せをちゃんと考えている会社ですが、未来工業のような会社が珍しいと言われること自体が論外なのです。

最近は「楽しんで仕事に取り組むこと」を重視しているベンチャー企業が増えてきているので、大変良い傾向だと思っています。仕事を楽しむ人に勝てる人はいない。

次世代を築くのは「仕事を楽しめる会社」であってほしいと私は願っています。


スポンサードリンク