怒らない経営は本当に効果的なのか

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怒らないのは本当に理想でしょうか?

社会に出て働いていると怒られることは多々あります。取引先から怒られたり、会社の上司から怒られたり、お客様からお叱りを受けたりして誰も彼もが怒られる経験を味わったことがあるはずです。

仕事では「怒られるのが当たり前」だと感じている人が多いのですが、そんな固定観念をぶち壊す方針を貫いて増収・増益を達成している会社が存在します。

それは東証マザーズに上場しているライドオン・エクスプレス (6082)です。

ライドオン・エクスプレスは宅配寿司サービスなどを提供している会社ですが、面白いのが会社の方針です。「怒らない経営が最も合理的」だと判断しているライドオン・エクスプレスの江見朗社長は怒らない経営を通じて事業を継続してきました。


出典 sugoihito.or.jp

確かに、怒らない経営は働く人にとって理想であるのも事実です。

どんな人でも同じことが言えますが、毎日怒鳴られ続けられていたら仕事に行くモチベーションが萎えるのも無理がありません。上司から怒鳴られ、仕事に関して怒られてばかりだと仕事自体が嫌になっても仕方ないのです。

そのため、怒るというのは「仕事を嫌にさせる」という効果と、「仕事に対するモチベーションが低くなる」という効果が発生すると考えられます。逆にライドオン・エクスプレスのように怒らない経営を実践していれば、上記で解説したデメリットは極力避けられると考えることができます。


「怒らない経営は利益の最大化を目指すために合理的だから取り入れているだけ」と語る江見朗社長は、企業が良い方向に進むための方法として「怒らない経営」を編み出したのです。

そもそも怒るという行為は本当に必要でしょうか?

人によっては、「怒るというのは悪いことを正すことができ、怒ったことにより仕事に対する理解度が深まる場合もある」と語ります。確かに仕事でミスしたときや仕事内容で分からないことがあったとき、怒るという手段を使用する人はいます。

しかし、怒ったからといって「仕事に対する理解度が深まる」とは限らないのも事実です。物分りの良い人は怒らなくても説明しただけで仕事内容を理解してくれますし、逆に物覚えの悪い人はいくら怒っても伝えたいことを理解してくれません。

その事実を踏まえて考えると「怒る」ということ自体は実は凄く無駄なことではないかと思えるのです。

そもそも叱ると怒るの意味は異なり、叱るというのは「相手の為を思って叱ること」が多いのです。しかし、怒るというのは「感情的になって相手を怒鳴る行為」に該当するため、相手を気遣うというよりも「自分のストレスや鬱憤を発散するために怒る」ということが多いのが実情です。

大して悪いことをしていない人に対して毎日しつこく怒り続けている上司などはよくいますが、その上司はその人のことを気にしているというよりも「自分のストレス解消のために怒る」という可能性も否定できません。

怒られている側からすれば毎日理不尽に怒られるとストレスが溜まりますし、仕事に対するモチベーションも低くなります。離職率が高くなる原因にもなるでしょう。

そうなってしまった場合、1番困るのは会社です。

「怒る」というくだらない理由のために優秀な社員を失い、仕事のモチベーションを下げてしまうのはマイナスな行為に他なりません。そう考えると怒るという行為を「無駄」だと断言しているライドオン・エクスプレスは正論を通していると捉えることも可能です。

私自身も怒るのは非常に無意味だと思っており、そもそも怒った程度で人が変わることは皆無に近いと思っています。特に20歳を過ぎた成人であれば価値観や人生観もある程度固定されていますし、20歳超えたいい大人が他人から怒られた程度で考え方が変わるとは到底思えないからです。

これらの理由もあり、私はライドオン・エクスプレスが掲げる「怒らない経営」を強く支持しています。業績を伸ばし続けているのも高ポイントの理由になりますが、今後もライドオン・エクスプレスは怒らない経営を実践してどれだけ業績を伸ばすことができるのか注目したいです。


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