艦隊これくしょんから学ぶ優れたビジネスモデル

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角川ゲームスとDMM.comが共同開発した『艦隊これくしょん』というゲームが大ブームを巻き起こしています。

艦隊これくしょん公式サイト

このゲームは通称『艦これ』と呼ばれており、擬人化された艦娘たちを育成するブラウザゲームです。ビジネスの観点から艦これを分析すると、非常に優れたビジネスモデルであることに気づきます。

ブラウザゲームで利益を上げたければ「ユーザーの課金」が必須でした。

極論すればユーザーが課金すればするほど強くなれるのがブラウザゲームの特徴になりますが、最近は利益至上主義を目的としたブラウザゲームばかり開発されました。そのため、多くのユーザーが「無課金や低課金でも楽しめるゲーム」を求めていたのです。

新しいことにチャレンジするのは優れた会社の特徴です。

艦これはブラウザゲームという範囲で考えると「新しい」わけではありません。兵器の擬人化も以前から存在していましたし、特筆すべきは「ユーザーの立場に立ったビジネスモデル」です。

【ユーザーが増えれば別の収入も見込める】

艦これは実質無課金でも十分に楽しむことが可能です。ブラウザゲームをウリとしている会社は多数存在しますが、ほとんどの会社が「ガチャ課金」「装備レア課金」などを実装してユーザーからお金を集めるシステムを築いていました。

それが悪いというわけではありませんが、どこのゲームも同じような特徴ばかりだとユーザーは飽きてしまいます。現代のソーシャルゲームに一石を投じたのが艦これという存在です。

ネットビジネスを主軸している会社の株を買いたい場合、将来的に儲かるか見極めるためのポイントが1つあります。

それは、「ユーザーが集まっているか?」という点です。

例えば東証マザーズに上場を果たしたオイシックス(3182)という会社は自社サイトを通じてユニークな野菜を販売して利益を得ています。

しかし、物販で利益を得たければユーザーを数多く獲得しなければいけません。ユーザーが野菜を買うから会社が儲かるのであり、極論すればユーザーがいないと儲かることはありえないのです。

そのため、多くの企業は「ユーザーの獲得」を目的にして行動します。最初にユーザーさえ集まってしまえば、その後は別のビジネスを通じて利益を得ることが可能だからです。

艦これは「ユーザーの獲得」に大成功しています。

先ほど解説したとおり、「課金要素の薄いゲームシステム」がユーザー獲得の大きな理由であるのは間違いないでしょう。ゲームが面白い、艦娘が可愛いという要素もありますが、大ヒットした1番の理由はユーザーを魅了する優れたビジネスモデルです。

多くの経営者はソーシャルゲームで利益を出すときにこう考えます。

「できるだけユーザーが課金してくれる制度を作り、ゲームで収入を得る」

確かにその考えは間違いではありません。実際にグリーやモバゲーなどはソーシャルゲームで大ヒットを収めることができました。しかし、皆が真似をし始めるとユーザーは飽きてしまいます。

ゲームという分野は「ユーザーに新鮮感を提供する」という部分が大きなポイントになるので、ありきたりなビジネスモデルはすぐに陳腐化されてしまうのです。

「無課金や低課金でも十分楽しめる」

話題が話題を呼び、現在はユーザー数50万人を突破しています。「課金要素が薄くて利益が出るのか?」という疑問も浮かびますが、角川ゲームスは「他の分野で利益を出す」ということを目的にしています。

例えば、ユーザーが増えればそれだけキャラクターの人気も高まります。人気が高まればキャラクターに関する本を出版して利益を上げることもできますし、ゲームとは直接関係ないビジネスから利益を得ることができるのです。

1つの分野から別のビジネスに繋げていくという発想は非常に優れています。艦これというゲームを通じて別のビジネスから利益を得るモデルは大変新しいのです。

いつの時代も儲かる会社は「優れたビジネスモデル」を考え、実行に移します。

株式投資で儲けるときも、「優れたビジネスモデル」を実践している会社の株を買った方が良いのです。儲けるための仕組みがしっかりと築かれている会社はその後も繁栄し続けることが可能です。

株で儲けたいと思っている方は、成功したビジネスモデルを分析して「ビジネスで儲かる黄金パターン」を見つけ出していきましょう。基本的に「新しいことを始める」会社は優れたビジネスモデルを確立できる場合が多いのです。

ビジネスモデルを通じて会社を分析するのは株式投資で儲けるために重要です。


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