褒める経営を実践する企業が強い理由

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成長企業として期待できるのは「褒める経営」を実践している会社です。


私は褒める経営を推奨しています。なぜならば褒められて喜ばない人はほとんど存在せず、多くの人間は「褒められることに飢えている」という事実があるからです。自分が認められる環境で働きたいと望むのは多くの人に共通する願望です。

サイバーエージェント(4751)は褒める経営を実践して拡大を遂げてきた優良企業です。

サイバーエージェントは新規事業プランコンテストを開催して社員から「プランを提案する環境」を作り上げているのがポイントです。最初は応募件数が少なく、「なぜ応募者が少ないのか?」という悩みを抱えていたのですが、現在は解決しています。

「応募した人が得をする仕組み」を作ったのです。

ダメ企業はコンテストを開いたときに社員から応募がないと「どうしてウチの社員は主体性がないんだ!」と憤慨しますが、サイバーエージェントは違います。コンテストに落ちた社員を呼んでフィードバック会を開き、「応募した事実」を褒めることにしたのです。

これは非常に効果的です。

元々人間は他者に認められたい願望が強いのです。

サイバーエージェントは応募した社員に対して「応募したのは素晴らしいと褒め、その後に落ちた理由と今後どうしたら良いのかを語ります。「褒める」というのは相手を受け入れる行為になるため、褒められた社員はその後も新規事業プランコンテストに応募する意欲を高めることができます。

注目したいのは「褒める」という手段を活用して、社員がやる気を引き出す環境を作ったことです。

もし、褒めることをしないで「こんなビジネスを提案するな! もっとしっかり考えろ!」と怒鳴り散らしたらどうなるでしょうか?

提案意見に対して高圧的に反応したり、意見を遮断したり、責任を転換したりする企業も存在しますが、こういう会社は「社員がやる気を出す仕組み作りが下手」なので投資するべきではありません。

仕組み作りを怠らなければ社員のモチベーションは簡単に上がるんですよ。

「どんどん提案して改善できる会社」を作りたければその仕組みを作れば良いんです。私は「改善提案を受け入れ、株式投資.jpのクオリティを高める」ことに力を入れていますが、もし私が「こんな提案ダメですね。もっと考えてください」と言いまくっていたらどうなるでしょうか?

誰も提案してこなくなります。

それはそうですよ。せっかく勇気を振り絞ってサイト改良のための提案をして頂いているのに、「ダメです、ボツ」みたいな形で偉そうに対応していたら「何だこいつは」と嫌悪感を抱きます。

会社もサイト運営もクオリティを高め続けたければ「改善提案を受け入れ、改善意見を出していただいた人に感謝する」ことが大切になります。

私は物凄く当たり前のことを言っていますが、この当たり前のことをできていない会社が多いから驚きです。

社員が何か提案したときに「お前は黙ってろ! 仕事ができるようになってから一人前に物を言え!」と一蹴する会社は「意見を言う風土」が身につかないので改善意見を募集するのも難しくなります。

改善意見や提案意見が生まれないと組織はどんどん腐っていくので、業績も悪化することが多いのです。

先ほど挙げたサイバーエージェントの例は一般常識になって欲しいと切に願っています。提案する風土を作りたければ、「まずは褒め、相手を認める」ことから始めた方が良いのです。

褒める経営を実施している会社は社員のモチベーションが高いです。


人は「やりがいや充実感」を重視して仕事をしたがる傾向があります。勿論お金を得るのも大切ですが、いくら高給でも充実感を得られない仕事は嫌になります。

仕事が嫌になると仕事を続けるモチベーションが低下するので、会社の損失に繋がるのです。

褒める経営を実践している会社は、「社員のモチベーションを高める経営を行なっている」と評価することが可能です。社員がイキイキと働いている会社は事業の成長力に期待できるので株を買う価値は高いのです。

ちなみに、褒める経営を実施すればコストを削減することも可能です。

とあるアメリカの保険営業会社は「優秀な営業実績を上げた社員に対し、シャツをプレゼントする」という企画を始めました。優秀な結果を残した社員を賞賛するために年に1度表彰会を開き、全社員の前でシャツをプレゼントしたのです。

このシャツの値段は3000円程度です。

特別でも何でもない普通のシャツですが、「幹部社員から一般社員に至るまでシャツを欲しがる」という驚くべき状況が発生したのです。

社長がシャツを渡すとき、「ありがとう、よく頑張ってくれたな」と声をかけます。シャツには社員を褒める言葉が書いており、シャツを受け取った社員は「社長から評価されているから出世する可能性も高い。もっと頑張ろう!」と考えるようになるのです。

この凄さがお分かりいただけるでしょうか?

ボーナスを出して社員を称える会社もありますが、シャツを渡しただけでも社員を喜ばすことができるのです。社長から直接褒められると「会社から認められている」と、やりがいを抱けるようになります。

たった3000円の支出で社員のモチベーションを高めることができるのです。

このように、上手に褒めることができる会社は「社内の活力を向上させる能力」に長けているので成長株投資を実行するのがお勧めです。

提案意見や改善意見を頭ごなしに否定する会社は古いと思ってください。

今は「相手を認めるために褒め、社員のモチベーションを高める経営」が通用する時代です。


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