社員を大切にする会社が成長する3つの理由

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これは私の持論になりますが、会社の成長に欠かせないのは「社員を大切にする精神」だと考えています。それは当たり前だと思う方も多くいらっしゃいますが、その当たり前のことをできていないからブラック企業が存在するのです。

もちろん、社員を軽視して使い捨て経営を行なっている会社でも成長を続けている企業は存在します。しかし、長い間成長することを考えると社員を大切に育てて人材の質を高めるのが有益だと実感しています。


私は何百も超える上場企業や非上場企業のビジネスモデルを分析しましたが、発展を続ける会社の大半は社員を大切にしています。

武田信玄は「人は城、人は石垣、人は堀」という名言を残しましたが、この言葉は永遠に語り継がれていくでしょう。組織で人が重要なのは言うまでもなく、人が集団を支えるのは自明の理だからです。

【社員を大切にする会社が伸びる理由】

1,戦力の底上げが期待できる

企業が成長を続けたければ人材の質を高め、クオリティの高いサービスや商品をお客様に提供する必要があるのです。

たまにヘッドハンティングを重視して外部から即戦力を手に入れる人材戦略を行なっている会社もありますが、長い期間発展を続けるのであれば「会社が人を育てる」ことを重視した方が良いと私は考えています。

そもそもヘッドハンティングはお金がかかります。

優秀な人材を他社から引き抜くのも容易ではなく、資金力に勝っていないとヘッドハンティングは上手くいきません。ヘッドハンティングそのものが悪いのではなく、「ヘッドハンティング頼りの経営が悪い」のです。

人材を育てるのも物凄い労力が必要になりますし、お金もかかります。

しかし、人材引き抜きばかりに重点を置いてもいずれ限界が訪れるのです。会社の価値観や経営理念を理解してくれる人材ばかり引き抜ければ良いのですが、現実はそう甘くはありません。

能力がいくら高くても理念が合わないと本来の力を発揮できないからです。

しかし、今いる社員を育成する方針を貫いていれば「理念のミスマッチ」を防止することが可能です。自社で社員を育てると理念教育や仕事のノウハウも理解させやすくなるため、企業文化に染まりやすいというメリットがあるのです。

皆が同じ理念と目標を共有するのが会社成長の秘訣になります。

人材育成に力を入れれば間違いなく戦力の底上げが期待できます。例えばサービス業の場合接客力が高まったり会社のために働く意欲を保てたりと、人材の質向上がお客様の満足度の増加に繋がるのは確かな事実です。

社員を大切に育てて顧客満足度を高めている有名会社はアインファーマシーズ (9627)です。

アインファーマシーズは「社員第一主義」という理念を掲げている会社で、毎年純利益額を伸ばし続けている成長企業です。社員の幸福が仕事のモチベーション向上に役立ち、結果的にお客様の満足度増加に直結するという考えを抱いているのです。

社員を大切にしている会社だから、素晴らしい結果を残すことができるのです。

2,人材育成のノウハウが取得できる

ヘッドハンティング頼りの経営を行なっている会社は人材育成ノウハウを高めることはできません。最初は人材を育成しようとしても失敗することがほとんどです。なぜなら人材を育てるノウハウが未熟で、「どうやって社員を育てたら良いのか分からない」のが常だからです。

しかし、そのような悩みも次第に解決されます。

人材育成の失敗例や成功例をデータとして残し、自社の教育マニュアルを作れば人材育成の成功率が高まります。しかし、人材育成そのものを怠ってしまうといつまで経ってもノウハウを蓄積することはできません。


そうなると企業が成長するために重要な「人材育成ノウハウ」を発展させることができないため、いつまで経っても自社の人材が育たなくなってしまいます。人材を人財へと昇華できない会社はいずれ経営が上手くいかなくなるので、絶対に投資すべきではないのです。

実力主義や成果主義というものがもてはやされている時代ですが、「結果が出ないからこの社員はダメ」と切り捨てている会社に未来はあるでしょうか? 

人材を切り捨てるのは簡単ですが、そんな会社は社員からいずれ切り捨てられます。優秀な人材がどんどん外部に流出するようになれば企業活動も危うくなります。

人材を1から育てるのはとても大変です。しかし、会社が真摯に社員と向き合えば「忠誠心に溢れた人材」を手に入れることができるようになります。エーワン精密という会社は「社員は家族」と考えて1度もリストラを宣告したことがありません。

「どんなバカでも使い続ける」という経営方針を貫いてきたエーワン精密は、今も立派に輝き続けているのです。

3,社員のモチベーションが高まる

社員の育成に力を入れている会社は、社員を大切だと思っています。

社員育成に成功したければ「離職率を高めない」ことが重要になるのです。せっかく教育しているのに途中で辞められてしまうと教育コストが無駄になります。社員満足度を高めて「社員が辞めたいと思わない環境を作る」のが社員育成の成功ポイントになります。

過度なリストラを続けたり人材を使い捨てしたりする会社は社員満足度も低いです。

いつ自分が解雇されるか分からない会社で働き続けたいと思うでしょうか?

社員を大切に扱うから社員満足度を高めることができ、離職率の低下に繋がり、社員教育を成功させることができるのです。

社員教育成功事例を通じて教育ノウハウを蓄積することができ、更に人材教育スキルをアップすることができます。この良い流れを築くために「社員の育成に力を入れる」という戦略は長期的に考えるととても重要という事実に気づきます。

そもそも「会社が存続するために社員教育が重要」という理論は新しい意見でも何でもなく、古来から伝わる不変原理です。

松下幸之助も人材育成を重視して強い会社を作り上げました。日本一ホワイトな企業として知られている未来工業は社員に対する待遇がとても良く、社員全員のモチベーションが高いのです。

「ブラック企業でなければ現代社会に対応できない」という理論は筋違いであると私は考えています。少なくとも会社が生き残り続けたければ、会社の屋台骨を支える人材を育成することを重視しなければいけないのは絶対的な真実です。

株式投資で儲けたければ「人材の育成を重視している会社に投資する」ことを心がけてください。目先の成長率に惑わされるのではなく、優れた人材育成システムを築き上げている会社に投資するのがお勧めです。


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