事業撤退に対する考え方

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会社全体の業績が悪化すると、赤字事業から撤退して人員を削減することはよくあります。これは悪いニュースに該当しますが、経営者の視点から考えると悪いことではないのです。


普通に考えると事業撤退は売り上げが低下する大きな理由になるため、これ以上の成長は望めないと捉える人が多いのです。しかし、規模を拡大しすぎたときに撤退を決断するのは決して悪いことではありません。むしろ採算の取れない赤字事業を続ける方が問題があるのです。

赤字になっている事業は会社の資産を食い潰す存在です。

車で例えれば、大型の高級車を保有しているのと同義です。毎月多額の維持費がかかり、整備費もバカにならない車は手放した方が良いのです。特に収入に余裕がないうちは見栄にこだわらず、支出を減らすための策を考えるべきです。

赤字事業から撤退するのは良いニュースだと考えてください。

よく経営再建という言葉を見かけますが、再建するための方法の1つとして事業撤退が挙げられます。赤字事業から撤退して黒字事業だけを残すことによって、会社の経営を改善するのが経営再建の目的になります。

会社が潰れる前に事業を撤退するのは良いことです。

株を保有している人から見れば、事業撤退は株価が下がる重大ニュースになります。しかし、長い目で見たらどうでしょうか?

一時的に株価が下がってしまったとしても、また黒字経営を復活させて配当金を支払ってくれるようになれば問題はありません。事業撤退は短期的に見たら悪いニュースに該当しますが、長期的に見たら「会社が存続するために適した決断である」と捉えることができるのです。

そもそもビジネスには流行り廃りがあるので、収益が見込めなくなったら潔く撤退した方が良いのです。

昔は紙芝居が流行っていました。紙芝居を通じてお金を稼ぐことができましたが、テレビの技術が発達してカラーアニメが放送されるようになると紙芝居はどんどん廃れてしまったのです。

このように、技術の発達によって特定のビジネスが斜陽産業になることはよくあります。

すでに陳腐化したビジネスにいつまでもこだわり続けるのは良いことではありません。株式投資で儲けたければ、時代のニーズに合ったビジネスを展開している会社の株を買うべきです。今から紙芝居を始めようとする会社にニーズがあるでしょうか?

赤字事業から撤退しても、黒字になっている事業に力を注いで業績を改善すれば問題はありません。会社全体の業績が改善されれば株価もV字回復するので、投資家にも多大な利益が還元されます。

事業撤退に踏み切った会社を応援するか否かはあなた次第です。しかし、事業撤退が良い結果に繋がると確信できる方は、株価が下がったときにナンピン買いをしてください。V字回復を成し遂げたときに莫大な富を得ることができます。

悪いニュースを良いニュースだと考える、これは株式投資で儲けるための秘訣になるのです。


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