私が威勢の良いことだけを述べる人間を嫌う理由

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私は威勢の良いことだけを述べる人間を基本的に嫌います。


出典 www.flickr.com

特にベンチャー企業の場合、「できもしないのに威勢の良いことばかり述べる経営者」が大変多いということに辟易しております。基本的にベンチャー企業の魅力は成長性しかないので、威勢の良いことを言う気持ちは凄くよく分かるのですが、私はそういう人間ほど信用しません。

 

なぜか?

 

口だけなら誰でも言うことができるからです。

口だけ拡大戦略を語っても実際に結果を出していなければ意味がありません。それに威勢が良い経営者の大半は「良いことしか述べない」ので、こういう人を相手にするのは非常に危険だと思っています。

 

私が見た限り、威勢の良いことしか言わない経営者の大半は偽物です。

 

自分の実力不足を「ビックマウス」という形で補っているパターンが多く、本当に実力があるのであれば口だけ威勢の良いことを述べる必要はないはずです。

 

これは私の性格上の問題になりますが、仕事上の打ち合わせをするときも「できないことをできる」と語ることは絶対にありません。

 

例えば最近とある方と打ち合わせをさせて頂いたのですが、その際に「株式投資.jpのアクセスを伸ばして欲しい」という要望を頂きました。

 

私は要望を聞いた際に「急激にアクセスを伸ばすのはかなり難しいと思う」と回答しました。

 

これは私が弱気になっているのではなく、過去のデータを見て判断した結果です。株式投資.jpは持続的成長を遂げているサイトですが、急激にPV数やユーザー数が伸びたことはほとんどなかったからです。

 

過去にできていない事柄に対して「できる」というのは非常に失礼だと考えています。

 

もし、私ができないことをできると言った場合、その方は多大に期待する可能性が高まります。実現不可能な物事に対してできると言った瞬間、その言動には責任が伴いますし、相手に過度に期待して頂くのも申し訳ないから私は「厳しい」と申し上げたのです。

 

結果を述べてしまうと急激にアクセスを伸ばすというのはできてしまったのです。

 

私は当初、「それは難しい」と語りましたが、結果を見れば完全にできたのです。

しかし、私は「アクセス数を急激に伸ばすのは過去のデータから判断して難しい」と言ったことを後悔していません。その時点ではできていなかったのですから、急にできるという方が無責任だと思うからです。

 

しかし、結果的に成功してしまった。

 

これは別に良いのです。相手が望む要望を「結果」という形で応えただけであり、それに対して悪印象を抱くことはありません。ただ、過去のデータを参照して明らかに実現不可能な事柄に対して「できる」と言って全然結果が出せない方が失礼だと思うのです。

 

それならできない理由を明確に語り、相手の期待度を低めた上で確かな結果を出した方が良いのです。

もし良い結果が出なかったとしても「できないのは織り込み済み」という形で納得して頂ける可能性が高いからです。できないと言いつつ結果を出すのは最強の裏切りであると思っており、これは「良い裏切り」に該当します。

 

最初から相手の期待度を低めた上で相手の望む結果を出すのが1番良いのです。

 

大言壮語を口にして確かな結果を出すのは非常にカッコいいのですが正直な話、未来なんてどうなるか分からないことの方が大半です。

 

上場企業の中にもかなり保守的な見通しを出す会社は存在しますが、私はこういう会社が嫌いではない。

 

多大な期待を与えて「ごめんなさい、結果的に達成できませんでした」と言うくらいなら、最初は保守的な予想を出して良い結果を出した方が喜びも大きいのです。それはサプライズという形で多くの人が認知してくれますから。

 

口だけ良いことを述べる人間は嫌いですね。

 

なぜ嫌いなのかというと、無責任だと感じるからです。

 

本当に結果が出せるなら良いのですよ。でも、結果が出せない無能のくせして「口だけはデカい」というのは話しているだけで苛ついてくるので私は絶対に関わらないことに決めています。

 

この考え方に対しては賛否両論があると思いますが、「口だけデカい人間の大半は無能」という事実は覚えておいた方が良いです。


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