萌えマーケティングはなぜ効果が高いのか?

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萌えマーケティングの有効性は全国各地で語られています。

TOKYOキャラクターフォーラム未来研究所によると、「地方自治体による萌え起こし効果」は900億円であると語っており、萌えキャラを活用するマーケティング術は非常に効果的であることが分かります。

ソース http://www.tokyo-chara.com/market/20110513.php

例えばこれ。


出典 http://www.ja-ugo.jp/onlineshop/akitakomachi.html

上記の画像は「JAうご」が販売しているあきたこまちであり、画像を見れば分かる通り西又葵さんというイラストレーターが描いた絵がプリントされています。

2008年9月に「あきたこまちという米に美少女キャラクターを採用した結果、わずか1ヶ月で2年分の売上を叩き出した」という実績を持ちます。

 

あきたこまちの萌えキャラ採用戦略が上手くいったのは、「西又葵」という業界屈指のイラストレーターに絵を描いて貰ったことと、当時としては斬新だった「人目を引く萌えプリント効果」が大きいと分析しています。

 

ブログや口コミなどで名が広まって売上高が上がったのが成功のポイントなのですね。

 

これが知名度に劣るイラストレーターだったら「口コミ効果」を発揮するのは難しかったと思っています。

2008年の段階ではまだソーシャルメディアは発達していないので、「ブログやサイト」という形で紹介されることが多かったのですが、現在はTwitterやFacebookなどが日本に浸透しているので口コミマーケティングを行なうのが昔より容易になりました。

ユーザー同士の交流から生まれる口コミマーケティングの効果が高まっているため、現在も「話題性を追求した萌えマーケティングは当たるとデカい」のです。


上記の画像を見てください!

『じゅれみっくす』という岡山特産のフルーツゼリーは6個入りで1480円という超強気価格になります。一般的に萌えキャラ採用マーケティングを行なった商品は「商品価格が高い」のが特徴になりますが、これは付加価値をつける経営戦略に該当します。

6個入り1480円という「普通だと売れない価格でフルーツゼリーを販売している」のですが、じゅれみっくすの付加価値は「萌えキャラ」です。

 

「CDのおまけ付き」というのがポイントで、ヲタク層の購入意欲をソソる「おまけ要素」を提供しているからこんな強気価格でも物が売れてしまうのです。

 

萌えマーケティングは、「話題性を追求して口コミマーケティングを行なうことができるし、萌えキャラを利用しているだけで『萌え』という付加価値をつけているから強いよね」という事実に気づかなければいけません。

 

江崎グリコ(2206)も萌えキャラ採用戦略を実施していますが、これも結局「商品の価値を高めるため」の戦略なんですよ。ただ普通に商品を販売するよりも「ヲタクが好む付加価値」を付け加えて販売増を成し遂げるというのが萌えマーケティングの強みになります。

 

更に萌えキャラ採用戦略で成功すると、「派生ビジネス」を行なうことも可能です。


出典 http://www.kishu-binchotan.jp/bintyoTAN02.html

上記の画像は和歌山県の紀州備長炭の産地「みなべ森林組合」が製作したキャラクターで、「びんちょうタン」という名前でプロデュースされています。

ご覧の通り、びんちょうタンは「頭に備長炭を乗せただけのキャラ」なのですが、これが大ヒット。

びんちょうタンは一時的にヲタク層を中心にブームを巻き起こし、最盛期にはフィギュア200万個を売り抜け、漫画単行本も10万部販売し、テレビアニメも放映されるという成功を収めることができました。

 

この事実を詳細に分析すると、「萌えマーケティングは商品の付加価値をつけるだけではなく、キャラビジネスとしても展開することができる」という事実に気づきます。

 

現在はソーシャルゲーム業界で「擬人化」が流行っていますが、これもキャラビジネスです。

キャラクタービジネスの最大の長所は「キャラの人気が高まったらフィギュア化やアニメ化などを通じて別ルートの収入を得ることができる」という点です。

 

東証1部に上場している雪印メグミルク(2270)もキャラビジネスに成功している会社で、『ゆきこたん』というキャラクターを活用してコーヒー牛乳の売上を伸ばし、フィギュアまで販売する多角的ビジネスを展開しています。


出典 http://otajo.jp/38793

これ!!!! こういうビジネスは本当に素晴らしいんですよ!!

擬人化や萌えキャラ活用自体は「大した差別化でもなく、誰でも取れる戦略」になります。

しかし、1度人気に火がついて派生型キャラクタービジネスを展開できるようになったら別ビジネスでの収益が得られるだけではなく、萌えキャラの人気が伸びるので本品(萌えキャライラストを採用している商品)の売上高向上も期待できます。

そもそも萌えキャラを採用するコストは意外と大したことがなく、pixivから絵が上手な人にイラストを依頼すれば良いので案外気軽にチャレンジすることができるのですね。

 

失敗しても大きな損失を出さない戦略を取ることも可能です。

 

今の時代、軽視してはいけないのが「萌えキャラを活用した経営戦略」です。

ソーシャルゲーム業界だけではなく、萌えキャラ活用戦略は他分野でも有効であることを理解しなければいけません。

だから私は江崎グリコと雪印メグミルクが凄いなぁと思うのですね。

両社は食品企業ですが、「食品企業の立場でありながら萌えビジネスを実施し、若年層のファンを開拓している」のが良いと感じるのです。

「現代日本において萌えビジネスは有効である」という事実を理解し、これから伸びる株を分析するのも面白いです。


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