実力主義を好む人間ほど優秀である理由

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日本では成果主義、実力主義に対して否定的な見解がとても多いのですが、私は職種によっては実力主義の方が良いと思っています。

例えば個人スキルで売上が左右される職などは実力主義が適していると考えています。例えば営業職のほとんどは実力主義、成果主義がモットーになっていますが、これは実に理に適っていると考えることができます。

なぜならば営業という職業は「営業社員が1人1人成果を出すことによって会社に利益が発生するシステム」になるため、どうしても営業社員の個人能力が優先されるからです。

良い結果を出した営業社員に対して多くのボーナスを支払ったり、多額の給料を払ったりするのは「個人のモチベーション」を高めるために有効だと私は考えています。(だから営業中心の会社は実力主義風土が根付いていることが多い)


出典 corevalues.com

逆に実力主義が向かない仕事も存在します。

例えば工場のライン業務などは「団体行動によって工場を運営する」ということになるため、これは成果主義や実力主義は不向きです。なぜならば1人のライン工が物凄く優秀でも、他のライン工の作業スピードが遅いと全体的能率を上げることはできないからです。

そのため、会社は「全体で作業量を上げる仕組み」を考え、実践しようと試みます。営業職は個人スキルに頼る部分が多いので実力主義が適していますが、全体で成果を出すことがメインの仕事は成果主義、実力主義は不向きだと私は考えているのです。

私がつくづく思うのは実力主義を好む人ほど優秀である傾向が強いことです。

例えば優秀な営業マンは実力主義を好むでしょう。この理由はとても単純で、「実力があればどんどん新規契約を取ることができ、自分の収入がアップするから」です。

要するに実力がある人は確かな結果を出すことができるので、実力主義を毛嫌いする理由はないのです。しかも実力が高い人は「自分の成果が直接報酬となる環境を好む」ので、必然的に実力主義を好む傾向があります。

仕事というものは基本的に実力主義、成果主義が常となっていますが、組織で成果を挙げなければいけない環境だと実力主義は不向きです。逆に実力主義を好む人は「個人レベルでの実績を高く上げることができる傾向」があるため、本当に優秀な人が多いなと感じます。

勿論、実力主義を嫌う人を「無能だ!」と非難するつもりはありません。実力主義の社会に押しつぶされる人が多々存在する現状を見る限り、実力主義社会が本当に正しいとは思っていないのですから。

ただ、資本主義社会は根本的に実力主義社会であり、成果や結果を出すことができなければ社会や会社から「不要」だと判断されてしまいます。そういう風に判断された人間は職を失い、明日の生活も分からぬまま日々を過ごすのが普通です。

実力主義になると足の引っ張り合いが始まるとか、日本人の性質には合わないという意見も存在しますが、やはり個人単位で大きな成果を出すことが期待されている職業だと実力主義に徹するのが王道だと私は思うわけです。

勿論、実力主義だからといって成果が出せない人を馬鹿にしたり貶したりするのは人として絶対にやってはいけないことですが、それはただの理想論ですからね……。

体育会系な会社の中には「成果が出せない人間は土下座して皆の前で謝れ」という社風を築いていることもありますし、綺麗事が通用しないのがこの世の中なのだと思います。

ただ、そんな厳しい社会の中にも「実力主義を好む人」は確実にいらっしゃいます。

そういう人はもう人間として強くて優秀なので、必然的に実力主義を好むのでしょう。実力主義、成果主義に関しては賛否両論が巻き起こっていますが、私は職種によっては実力主義は全然アリだと思っています。そもそも経営者なんて皆実力主義の世界で生きていますからね。


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