自分の存在を「誰得」だと思わない人は客観性がない

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滅茶苦茶面白いサイトを見つけました。

http://ji-sedai.jp/works/school/discussion/million-05/01/01.html

上記のリンクは「ミリオンセラー新人賞選考座談会」というタイトルのサイトになります。自己啓発本を出したいというニーズは大変多く、ミリオンセラー新人賞にも沢山の自己啓発本が送られ、辟易していることを編集者が語っているサイトになります。

>持ち込みには2タイプいます。ただ持ち込む人と、「この会社の刊行物のこういうところが好きだ」とか「このシリーズを自分はこう解釈しているから、そこに自分の持っているネタや視点、伝えたいことが、こういうかたちでリンクするんじゃないですか」というところまで考えたうえで持ち込む人。

ただ持ち込む人は、単に本が出したいだけでしょう。だったら他の出版社か自費出版でやってくれというのが、僕のスタンスです。自費出版なら、いくらでも紹介するので。

出典 http://ji-sedai.jp/works/school/discussion/million-01/01/01.html

実に厳しい言葉を述べていますが、正論だと思うんですよね。

上記のサイトの文章を読めば分かるのですが、「これってあなたが書く必要があるのですか?」という内容の原稿が多かったみたいです。確かに、自己啓発本はとてもニーズがありますし、売れる本に該当しているのは間違いないのですが、そもそも一般人が自己啓発本を出しても商品としてのニーズがないというのが編集者の意見になります。

正論だと思う。

例えば私が『岡本隆寛が語る健康術!』という原稿を書き、出版社に持ち込みをしたとします。これは絶対と言い切りますが、100%どこの出版社も相手にしないでしょう。

私が書く意味がないからです。

健康本は売れるジャンルに該当しますが、これは医者や専門学者が健康について語るから売れるのであって、私が健康について語ったところでニーズが存在するわけがないのです。更に言えば「そもそも私が健康本を書く意味がない(他に健康本を書くのに適した著者が存在する)」という理由でどこも相手にしてくれないのは明白です。

要するに本というものは「著者の肩書と内容」がとても重視されるため、いくら企画が良くても「お前が書く必要ないだろ」という本は商品価値がないんですね。

専門分野について語ったときに価値が生じるのは、「専門家が語る専門分野」だけです。

一般人が「ポジティブに生きていこう!」と自己啓発的な内容を語ったとしても、誰も相手にしないんですよ。本田圭佑が言うなら納得する人も多いのですが……。(本田圭佑には成功者という実績がある)

そう考えると株式投資.jpというサイトなんて何もかも無茶苦茶なんですよ。

私が株式投資.jpをつくったのは22歳の頃です。今はそれなりに人が集まるサイトへと成長を遂げることができましたが、私がサイトをオープンした頃は95%失敗するなと思っていました。

なぜかと言うと、「岡本隆寛さんの誰得な投資理論や人生論が聞きたいです!」という人なんているわけがないと思っていたからです。それもそのはず。投資家の投資論を聞きたければウォーレン・バフェットの長期投資論を学べば良いですし、私以上に実績を残した投資家なんて山ほどいるわけです。

更に言えば20代前半の人間の人生論なんて聞きたくない(笑)

私はよく人生論や価値観について語っていますが、これもぶっちゃければ本当に「誰得」の内容なんですよ。

どこの誰が好き好んで20代の若者の人生論を聞きたいと思うのか。オリンピックで金メダルを取ったとか、世界大会で優勝したスポーツマンだったら人生論を聞きたいというニーズもあるでしょうが、普通は20代の人間の人生論なんて聞きたくないんですよ。

だから私はこのサイトはつくづく不思議だなと思っており、「岡本隆寛の誰得な意見」を聞くニーズが意外と多いことに自分自身が1番驚いているのです。普通に考えたら失敗する要素しかないジャンルに切り込んだサイトですから。

先ほど紹介したサイトも同じで、「どこの誰が何の実績もないお前の本を買いたいんだよ」という内容を言いたいのだと思います。

自己啓発本やハウツー本は、「既に実績を出している作者やブランド価値がある作者」しかほとんど本を出せないのです。

だから私が『人生はポジティブ思考を貫けば上手くいく』という本を出しても、絶対に売れないと確信しています。私がこんな本を書く意味がない。こういう本は人生の成功者が出して初めて商品価値が生まれるんですよ。

更に言えば『人生はポジティブ思考を貫けば上手くいく』というタイトルの本を出す出版社なんてこの世に1つも存在しないと思いますよ。自費出版なら別ですが、商業出版だったら絶対に無理でしょう。私より適した著者はゴロゴロいますから。

株式投資.jpもオープンした当初は本当に「誰得なサイト」だったわけですが、色々と投資情報を載せることによって不思議と人が集まるようになったのです。リピーター率が高いのが当サイトの特徴になりますが、「誰得な内容でも、とりあえずやってみることが大切」なのではないでしょうか。

本を出すのが難しいと言われるのは、「実績と肩書を必要とし、更に売れるニーズがある本を出さなければいけない」という条件が必須になるからなんですよ。

いくら売れそうな企画があったとしても、「で、それはお前が書く必要があるの?」という形になってしまったら意味がありません。だから自己啓発本を出している人のほとんどは成功者なのです。

ほんと、面白いよなぁ、人生って……。株式投資.jpだって元はと言えば本当に誰得なサイトなのに、やってみたら意外と人が集まってアクセス数が増えたりするんだもんなぁ……。

やっぱり人生はチャレンジ精神と客観性が重要になります。ビジネスの世界はとてもシビアで、実績がなければ誰も相手にしてくれないのです。客観性があれば無名のまま起業しても誰も相手にしない現実を理解することができます。

と、誰得な意見で記事を締めさせて頂きます。


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