本当に熱い人は損得勘定を気にしないで行動を起こす

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数字を気にするのはとても重要ですが、本当に熱い人というのは「数字を気にしないで行動を起こす」ものなのだと思っています。

経営者、投資家の大半は数字を意識して投資を行っています。はっきり言って投資に熱さというものは全く必要ないのですが、ビジネスや事業を行う際はそれ相応の熱さがないと多くの人が振り向いてくれません。

とある知り合いに物凄く熱い人がいらっしゃいます。

その人はバンドのギターでプロを目指すことを望んでいるのですが、正直に言ってバンドというものは儲からないビジネスに該当し、ライブを開いても6万円程度の赤字になることが多いようです。

しかしながらその人は「赤字が出ても今は気にしない。将来的に黒字になれば良いし、赤字だからやめるという発想はない。ギターをやりたいからギターをやる」と私に対して熱く語ってくれたことがあります。

私はどちらかと言うと数字を重視するタイプです。

数字という結果を出した上でやりたいことをやるのが1番良いと思っているのですが、この考え方は現実的でありながらも「熱さ」が足りません。

先ほど述べたギターの人は、「もしメンバーが赤字を払うことができなくても自分が全て払う。その分バイトをすれば良いし、損得を気にしないで行動していたらメンバーも感化されて熱くなる」と述べていたのです。

本当にその通りだなと。

これはバンドに限った話ではないのですが、自分から率先して「損な道」を通れる人は多くの人から慕われる傾向があります。だから優秀な経営者ほど自利を重視しないとよく言われるのですが、自分が損を被ることによって多くの人の信頼を獲得するのが本当に人望がある人の行動になります。

ギターの人は「ギターをやるのがたまらなく好き。ギターを通じて多くの人に自分の音楽を届けたい。お金の問題はなんとかなるから、バイトするなりなんなりすれば良い」と語っていました。

これこそが熱さなんだなと。

私みたいに数字が先に来て「この企画はニーズがないから難しそう、この戦略は似たり寄ったりだから厳しそう」という形で考えるのも良いのですが、大人になるとどんどん熱さが失われていくのが普通です。

理想を言えば現実を見た上で熱さを保つのが1番良いのですが、本当に熱い人ほど目先の利益を気にしないでビジネスに取り組む印象があります。

例えばオウケイウェイヴ (3808)の兼元謙任社長はビジネスとして成り立たない仕事をビジネスとして続けたいと望んでいました。現在のオウケイウェイヴは4億1000万円の赤字を出してしまい、経営状況を挽回することが望まれています。


出典 smpy.jp

オウケイウェイヴは一般のQ&Aサイトを掲載しているのですが、このビジネスは儲からないビジネスとして多くの批判を受けている状態です。

「儲からない一般のQ&Aサイトから手を引け」と株主から言われていたのですが、兼元社長はどうしてもこのサイトを運営したいと望んでおり、現在も一般向けのQ&Aサイトを続けています。

これが本当の熱さなんだと思う。

普通、ビジネスというものは儲かる、儲からないで価値が決まることが多いのです。いくら社会的意義が高く、多くの人が喜ぶサービスを提供しても儲からなかったらビジネスとしての価値はありません。

しかし、「儲からなくてもサービスを続けていきたい」と思えるのが本当の熱さなんだと思います。

私の場合、多くの人が喜ぶサービスを提供したいとは望んでいても、「最終的に儲かるという計画が立てられないのであれば赤字になるだけだし、サービスを続けるのも不可能になる」と考えるタイプなので、兼元社長のように「赤字でも事業を続ける!」という熱さはないのです。

だからこそ損得勘定を気にしないで行動を起こしている熱い人を私は尊敬します。

本当に熱い人間は赤字だろうが何だろうが、自分のやりたいことを続けている人。それでいて赤字を黒字に転換するように努力している人が本当に熱い人なのだと思っています。

最初に事業プランを考え、黒字が出るか否かということを重視してビジネスを始めても良いと思うのですが、それは本当に熱いとは言えません。私もそのタイプなのですが、本当に熱い人は兼元さんのように「やりたいことをやる。赤字が出てもなんとか続けていけるように創意工夫する」というのが本当に熱い人の特徴になります。

熱い人というのはとても魅力があるのですが、株式投資に限って言えば熱さが裏目にでることが多いので冷静さを保つのが重要になります。


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