ゲーム会社は量より質に徹するべき

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ゲーム会社の株を買って大儲けしたい場合、会社の方針に注目する必要があります。

ゲーム会社によってゲームの開発方針は異なります。

とある会社は「完全受託」を徹底して自社商品を作らない経営スタイルを貫いており、別会社は質より量の開発方針を維持しています。

ゲーム会社の歴史を調べると分かるのですが、大躍進を果たしたゲーム会社の大半は「量より質」の開発方針を維持して成功を収めました。

有名なのは任天堂(7974)でしょう。

任天堂は「ドンキーコング」で大ヒットを飛ばした歴史のある超大手企業です。


任天堂の凄いところは「ドンキーコング」という長年使えるキャラを生み出した点です。

自社を代表するキャラを作り出し、ドンキーコングを数多くのゲームに登場させて「別ゲームでも利益を上げた」から、任天堂は大躍進を果たすことができたのです。

ドンキーコングというゲームが任天堂の躍進を支えたのは紛れもない事実です。

任天堂は「マリオ」や「ドンキーコング」といった知名度の高いキャラクターゲームを開発して利益を得た歴史がありますが、人気キャラを生み出すことができたのも「量より質」を重視したゲーム開発方針を貫いたからです。

1度大ヒットを飛ばすゲームを作り、そのゲームのキャラクターに人気を集めれば「自社キャラ」として活用することが可能になります。

この自社キャラは著作権の心配がいらないので、いくらでも他ゲーム(自社開発ゲーム)に流用させることが可能です。

「任天堂が量より質の方針を維持して成長したのは確かだけど、今は時代が変わっているからその方針が絶対に正しいと言い切れないのではないか?」という意見もあると思います。

それは確かに一理あるのですが、近年のソーシャルゲーム業界を分析すると「面白いゲームを1作出した企業が超躍進を果たす」という法則が未だに生き残っている真実に気づきます。

『モンスターストライク』を配信して奇跡の復活を遂げたミクシィ(2121)や、『パズル&ドラゴンズ』で大ヒットを叩き出したガンホー・オンライン・エンターテイメント (3765)などを分析すると分かるのですが、これらの企業は「1作で大ヒットを出したから事業収入が極端に増加した」のです。


つまり、ゲーム開発企業は「数で勝負するべきではない」のです。

数はどうでも良いのです。

重要なのは「1作で良いから皆がハマるゲームを生み出すこと」であり、量を重視してゲームを開発してもつまらないゲームしか製作できなければ意味がないのです。

ガンホーやミクシィ、任天堂は「質を重視した優秀企業」として評価することが可能です。

たまに「量を重視して1作あたりの開発コストを抑える」と公言しているゲーム会社も存在しますが、このような会社の株を買うのはお勧めしません。

ゲームは量ではなく質です。

質を重視したゲーム制作方針を貫いている会社は「ゲームで一発当てる期待」を抱くことが可能ですが、「量」を重視した経営スタイルで大ヒットゲームを生み出すのはかなり厳しいです。

「量から質が生まれる」という名言も存在するので、量を追求するのが一概に悪いとは言いませんが、それでも「質絶対重視の方針」を維持した方が大ヒットゲームを生み出す可能性が高くなります。

今も昔もゲーム会社の本質は変わりません。

「面白いゲームを1作生み出したら勝ち」です。

逆に言えば多くの作品をリリースしているのに、未だに面白いゲームを出すことができない会社は本当に株を買う価値がないです。

超大ヒットゲームを生み出したければ、「それ相応の人件費と制作費」をかける必要があるので、質より量の方針を重視している時点で1ゲームに使用する開発予算が少なくなってしまうのです。

「1つのゲーム開発に経営資源を集中するのはリスクが高くて危険」という意見も正しいのですが、くだらないゲームをポンポン生み出すよりは「大作主義志向」を維持して本当に面白いゲームを1作リリースしようとしている会社の方が将来性は高いです。

ゲーム会社の将来性を分析する上で重要となるのは「ゲーム開発方針」です。

量より質を重視している会社は大作ゲームを生み出す可能性があるので、長期投資に徹して大金を狙う価値があります。


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