還元の心がない会社はなぜ倒産しやすいのか

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倒産する経営者が率いる企業の特徴の一つとして、「還元の心なし」というものがあります。

これはその名の通りで、「還元する意識がないから倒産してしまう」という意味になります。会社というものは社会の役に立つために存在するのが普通であり、そもそも人間自体も他者の役に立つために存在しています。

仕事も同じです。


出典 gigazine.net

アルバイトをして働いたら給料が貰えるのはなぜでしょうか? お給料は働いた分の対価になりますが、その対価は「社会や人の役に立った報酬」と捉えることが可能です。そのため、仕事をするときやビジネスを行うときは絶対に還元の心を持たなければいけません。

私が心がけているのは「価値」を提供することです。

例えば私は本の原稿を執筆しているのですが、その際に強く意識するのは「読者」です。そもそも本は読者が読むものであり、人様がお金を払って本を買ってくれるから出版ビジネスが成り立つのです。逆に言えば人が満足するだけのクオリティでなければ本は売れないのです。

これは本に限った話ではなく、全てのビジネスに共通して言えることです。

例えばホテルを経営している人は「ホテルに泊まったお客様」を満足させるだけのサービスを与えないとお客様に喜んで貰うことはできません。

自分がホテルが好きだからホテルを経営しても意味はないのです。大切なのはお客様や他者を第一優先で考えることであり、仕事を通じて「お客様に価値」を還元するのが重要になります。

「お客様目線になって考えろ」とよく経営者が言いますが、結局お客様が喜ぶサービスやクオリティの高い品物を提供しないと自社が繁栄しないから、お客様目線を身につけるのが重要になるのですね。

実はこれはビジネスに限った話ではなく、プライベートでも重要になる心構えです。

恋人を喜ばしたければどうしたら良いでしょうか?

人間関係を円滑にしたければ人の嫌がることを避け、相手の意見をよく聞くことが重要になります。そもそも「人を喜ばすこと」を楽しんだり、習慣化したりすれば人生は過ごすのがとても楽になるのですね。

黒字企業や業績が好調な会社は、「お客様に喜んで頂くのが習慣化している」と分析することができます。

逆に言えば赤字企業は、「お客様を喜ばせていない」から赤字なんですね。バイオベンチャー企業が赤字化していることが多いのは、まだ研究途中で多くのお客様を喜ばすというミッションを達成していないからです。

黒字企業はすべからず善であり、赤字企業はすべからず悪なのです。

これは人材にも同じことが言えます。赤字を垂れ流す人材は「会社全体の足を引っ張っている」という意味になるため、赤字が出る仕事をしている時点で社内の人間から嫌われたり疎まれたりして当然なんですね。

だから多くの企業は新入社員に厳しいのです。新入社員は、「仕事をしっかりこなすことができないため、まだ赤字の存在」だから皆厳しく接するのです。逆に黒字社員になることができれば誰も文句は言わなくなります。

共同でビジネスを行うときも同じです。

自分だけでビジネスを行うのは不可能で、必ず他者の力を借りる必要があります。力を借りるための方法論は様々ですが、簡単に解説してしまえば結果を出せば良いのですね。

例えば本を出版するときは出版社と付き合い、担当編集者と一緒に仕事を進めていく必要があります。当然のことながら本が売れなかったら出版社は赤字になってしまいますし、仕事を一緒に進めてくれた編集者の苦労に報いることもできません。

仕事で結果を出すために重要なのは、「還元の心」ではないでしょうか。お客様に利益を還元する、その利益はお金ではなく、サービスや品質という形で還元するのが望ましいのです。

それができていないからビジネスで赤字を出すことになるのです。

他人を喜ばすことができる人ほどお金儲けが上手く、多くの人から好かれて幸せな人生を歩むという原則はいつの時代になっても変わることはないでしょう。逆に言えば自分のことばかり考えている人は、自ら不幸の道を歩んでいるのと同じなのです。


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