お互いにビジネスを行う場合、信頼できる人としか付き合わない方針を貫くのが1番良いのです。
私が現在付き合わせて頂いている取引先の全てが信頼できる人です。
ビジネスの世界では信頼関係が構築されないと良い結果を出すことができないので、とにかく重視しなければいけないのが「この人は本当に信頼できるか?」ということです。
そのため、私は付き合う人を選ぶときは徹底的に信頼できるか否かを調査します。信頼できる人は基本的に「利他的」であることが多く、自分の利益を重視しつつ他人の利益を考えることができる人が本当に信頼できる人だと思っています。
お互いに相手の利益を考えて行動すれば「この人は誠意があるな」と思って頂けるので、信頼関係を更に強化することができます。
要するに自分だけが儲けたいという意識を保っちゃいけないのですね。誰しも自分が儲けたいと望んでいますが、その意識だけだと人様から信頼して貰うのは難しくなります。大切なのは「人様に利益を与えること」を心がけ、本当に相手から信頼して貰うことではないでしょうか。
と、色々と偉そうに語っている私ですが、株式投資に限っては別の考え方を抱いています。
私は今、プロスペクト(3528)という全く信頼できない株に投資しています。何が信頼できないって、社長のカーティスそのものが信頼できないのです。
いや、逆に言えば信頼できるのかな?
基本的にカーティスは自社グループの利益を最大化することばかり考えているように見えるので、投資先として分析すればカーティスはかなり良い思考を抱いていると評価することができます。
カーティスは「大のために小を切るタイプの経営者」だと分析しています。
プロスペクトの内情について理解している方はこの言葉の意味が分かると思うのですが、理解していない人は理解していただかなくて結構です。カーティスに関しては「しらじらしいな、この社長」というのが私の本音になります。
だけど、そこがカーティスの良いところだと思うんだよね……。
大義を達成するために小義を捨て去る。これは過去の歴史を見ても多くの偉人が通ってきた道になります。
カーティスは個人投資家の利益は大して意識していないと分析していますが、大義を成し遂げるための行動を取り、結果的に個人投資家に利益を与えるというビジョンを抱いているのは想定できます。
商法変更に注目して分析すればカーティスが何をしたいのかヒントを探ることができます。
カーティスは「投資先の社長」としては優秀です。
私が取引先としてお付き合いさせて頂きたいと望んでいるのは「信頼できる人」です。信頼できない会社に投資しつつ、仕事に関しては信頼できる人とだけ組むのは矛盾しているかもしれませんが、カーティスは大口のことしか考えていない(と、私は見ている)からある意味分かりやすいのですよ。
正当なビジネスを行うのであれば駆け引きは必要はありません。
私が信頼関係を築く上で重視しているのは「自分の本音を明かすこと」です。勿論、良いことも悪いこともはっきり相手に伝えます。自分から本音で付き合う姿勢がないと、相手も本音で接してくれることはありません。
そもそも本当に信頼関係が強固であれば多少キツいことを言っても関係が壊れることはありません。ビジネスの関係は友人関係とは違います。
友達の場合、「こいつうぜー、不愉快だ」と思われれば関係が破綻しますが、ビジネス上の関係というものはお互いに利益が上げられるのであれば関係を維持することが可能です。
逆に言えばどれだけ性格が良くても「利益を上げられない、将来性に期待が持てない」と判断された場合、スパッと切られてしまいますがそれは仕方ありません。切られる自分が悪いのです。それがビジネスのシビアなところであり、面白さだと思っています。
「自分が信頼できる会社にしか投資しない」という考えを抱くのも良いでしょう。
その意見は決して間違っているとは思っていません。私も同意見です。
しかし、不信感が募っている会社は株価が安い傾向があります。それは信頼されていないから多くの個人投資家が買わないというのが理由になります。私はあえてそういう株を選ぶのが大きな利益を得るために重要なポイントではないかと考えています。
信頼できる人としか付き合わないのが1番良い
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