売上を過度に重視する経営方針は本当に正しいのか【エナリス】

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エナリスのIRを読みました。


>(2) 売上を過度に重視する経営方針の見直し
当社は、これまで売上を過度に重視する経営方針であったことが、本件取引を誘引した
一要因となっていると考えられることから、今後は売上だけに過度にこだわることなく、
利益額・利益率・キャッシュフローの観点などを経営方針の指標に据え、企業の継続的・
安定的発展に配慮した経営方針に転換いたします。

出典 http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1202764

 

何かこの文章を読むと、転職会議の意見は本当なのかなと思ってしまうんですよね。

エナリスの転職会議 http://jobtalk.jp/company/58636_about.html

 

今までは池田社長が主体になって売上重視の経営方針を貫いていましたが、結果的に売上を重視しすぎた余り「不正な会計」を通じて成長を成し遂げようとする悪い方向に進んでしまいました。

 

これはエナリスに限った話ではないのですが、売上を過度に重視するのが本当に正しいのかとよく思うのです。

 

ビジネスの世界では売上はとても重要だと言われていますが、本当に大切なのは利益額ではないでしょうか。いくら売上が高くても利益を出さなければ意味がありません。エナリスは売上高1兆円を目指していましたが、本当に売上高1兆円を達成できるのか疑問を抱いています。

 

拡大志向を重視し、人々が幸せになれない行動を取るのは人としてどうかと思うのです。

 

売上を追い求めて大切なことを忘れる。これが本当に正しい行動なのかと私はいつも疑問を抱いています。

 

>エナリスは、池田社長の判断により、aw 氏との平成 25 年 1 月 7 日付基本合意書に基づ
き同氏に 50,000,000 円を送金するとともに、AZ 四電力との平成 25 年 1 月 18 日付金銭
消費貸借、動産譲渡担保及び抵当権設定契約に基づき、AZ 四電力に約 850,000,000 円
を貸し付けた。
エナリスにおいては「1 億円以上の投資」に取締役会決議が必要とされているが、上記
各契約は事前に取締役会に付議されないまま池田社長の判断で締結されている。

また、その後の取締役会においては、種々の事項を確認する必要があるとの意見が出て承認に至らず、保留扱いになる等の経緯はあるが、回収可能性について十分な検証をしな
ければ融資実行を認めないなどの厳しい対応は取られておらず、結局は代表取締役に
一任する決議がなされた。

出典 http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1202764

 

池田さんは一体何を求めていたのでしょうか。

株主の立場からすれば売上高や利益額を上げるのは大変ありがたいです。元々エナリスという会社の株が高値で買われていたのは「成長力が凄まじい」という特徴があったからであり、池田さんは少々焦っていたようにも見受けられます。

 

そもそも私の考えとしては、売上高1兆円達成できないとダメなのか?と思うわけです。

 

日本には売上高1兆円を達成していなくても素敵な企業は沢山存在します。ホワイト経営を続けている未来工業(7931)などは売上高は352億円ですが、多くの社員が幸せな環境で働いています。

 

数字を過度に重視する余り、誰かが不幸になる。この仕組みそのものが本当に正しいのか考える良いきっかけになるのが今回のエナリス騒動です。


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