本多静六氏が述べる仕事を楽しむ方法と職業の道楽化

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日本の「公園の父」と呼ばれ、投資家として巨万の富を築いた本多静六氏。


出典 www.city.kuki.lg.jp

本多さんは数多くの本を出版しており、その中に仕事に対する心構えについて執筆したことがあります。

>職業の道楽化

職業を道楽化する方法はただ一つ努力にある。
はじめの間こそ多少の苦しみはあるが、すべての歓喜も幸福も努力を通してはじめて得られることを自覚し、自分の職業を天職と確信し、迷わず専心努力するにおいては、「断じて行えば鬼神もこれを避く」とか、「精神一到何事か成らざらん」といわれるとおり、いずれ必ず仕事がよくわかってきて上手になる。
上手になるに従い、はじめは自己の性格に適していないように思われた職業も、しだいに自分に適するようになり、自然と職業に面白みを生じる。一度その職業に面白みを持てば、もはやその仕事は苦労でなく道楽に変わる。

出典 http://gorich.jp/blog-entry-411.html

この意見、実に的を射ていると思っており、仕事の面白さは長年続けて初めて分かるというケースが多いのです。

仕事や趣味を始めたばかりで「楽しい、楽しい」と述べる人を私は全く信用していません。なぜならばやり始めはどんな仕事でも楽しいからです。新鮮味があるので、楽しさを感じるのが普通です。工場のライン工でもやり始めは楽しいでしょう。

しかし、時間が経つにつれて仕事には飽きが生じてきます。

特に問題となるのが結果が出ない時期でしょう。どの仕事でもやり始めから大きな成果が出せることはほとんどありません。特に結果が出ていない時期というものは、「今やっていることが無意味に感じたり、仕事に対して面白味を感じなかったりするのが普通」となるため、多くの人が今行っている仕事を続けた方が良いのか悩みます。

実際問題、職業の向き不向きは確かに存在しているのですが、「向いていないと思った仕事も続けていたら楽しくなってしまった」というパターンもあるから不思議です。

同じ仕事を続けていると本気で努力していた場合、いずれ結果が出るのが普通です。良い結果が出始めたらどんな仕事でも楽しくなるものです。結果が出れば人間関係も良くなりますし、職場で過ごす心地良さも増大します。

本多さんは「上手になるに従い、はじめは自己の性格に適していないように思われた職業も、しだいに自分に適するようになり、自然と職業に面白みを生じる」と述べていますが、これも正論です。

上手くいかないと感じるから仕事の面白みが実感できないのであり、逆に言えば上手くいくようになれば仕事が面白いと感じるのです。その面白みを感じるためのコツが継続することであり、継続しないと良い結果がでるわけがありません。

仕事で1番辛い時期は「結果が出ず、仕事の面白みを感じないとき」でしょう。

結果が出ないから今の仕事が面白くない。今の仕事が面白くないから続けようという意欲も湧かない。このような負のループにハマったことがある人も多いのではないでしょうか。

しかし、良いことも悪いこともずっと続くというのはありえないのです。どうしても今の仕事に向いていないのなら辞めてしまうのも吉ですが、嫌な仕事でも続けると不思議と面白味が芽生えてくることもよくあるのです。

職業を道楽化したければ、「今行っている仕事を一生懸命行い、継続し、結果を出す」というプロセスを踏むのが重要になります。結果を出せばどんな仕事でも楽しくなると伝えているのが、日本を代表する大投資家の本多清六さんです。


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