ソーシャルゲームは重課金者を釣るビジネスモデルである

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ソーシャルゲームって結局、いかに人間の承認欲求を満たすかがカギになるビジネスモデルなんですよねぇ。


随分過激なタイトルで記事を書いている私ですが、「ソーシャルゲームにハマって重課金している人はかなりヤバい」ので気をつけた方が良いです。

ソーシャルゲームを開発している企業は「重課金者」と呼ばれる廃人ゲーマーから利益を得ているという実態が存在しますが、結局ソーシャルゲームというものは如何に重課金者を釣るかが重要になるビジネスです。

そもそもなぜ人はソーシャルゲームにハマるのでしょうか?

流行っているソーシャルゲームを徹底的に分析して気づいた事実が1つありますが、ソーシャルゲームというものは「人の承認欲求を満たすために存在するのだな」と確信しました。

流行っているソーシャルゲームは大抵、「人との競争を意識させるシステム」が組まれています。

ランキング表をゲーム内に掲載したり、他ユーザーと戦うシステムを実装したり、とにかく「他者と争わせ、自分が勝ったときの快感を味わって頂く」のが流行るソーシャルゲームのポイントになります。

で、ソーシャルゲームというものはゲーム内で「コミュニティ」が築かれていることが多く、このゲーム内のコミュニティは非常に閉鎖的な世界なんですね。

とにかく尊敬されるのは「多くのレアアイテムを手に入れている人」だったり、「いつも順位トップを独占するようなゲーム廃人」だったりします。

リアル社会ではそんな人間は全く尊敬の対象にならないのですが、ゲーム内だと「ゲームで活躍している人が凄いという価値観が蔓延する」ため、自分の存在価値を他者に認められたいと強く願っている人ほどソーシャルゲームにハマりやすいのです。

現代社会で人に認められるのは容易ではなく、「何か特別なスキルを保持していたり、特別な才能があったりしなければ誰も注目しない」のがこの世の真実です。

要するにリアルで誰かに認められたければ「特別な価値」を他者に提供しなければいけないのですが、そんなことができる人はほとんどいないんですね。

 

「自分には何もない。でも自分を認めて欲しい」と望んでいる人は本当に多く、そういう人ほど「自分が認められる環境」に身を置きたがるのです。

 

現実で認められるのは厳しい! 面倒くさい! 時間がかかる!



でも認められたい!



ソーシャルゲームで重課金すれば自分の承認欲求を満たしてくれる!

 

結局、ソーシャルゲームって承認欲求が簡単に満たせるのがウリなんですよ。

その証拠に無課金ユーザーはいつまで経っても「弱い立場」に居ることが多く、重課金ユーザーはレアアイテムやレア武器なども揃えやすいので「強い立場」で居続けることが可能になります。

課金すればするほど有利になるのがソーシャルゲームの実態になりますが、こういうシステムを築いて「他人に認められたい人」をたくさん集めるのがソーシャルゲーム業界で儲けるコツになるんですね。

投資家の立場で考えると、「承認欲求を満たしやすいゲームは課金者も多く獲得することができるので、そういうゲームをリリースしている会社の株を買う」のが得策になります。

私は何度も「ゲームは1作ヒットすれば良い」と述べてきましたが、承認欲求が強い人ほど大型ゲームを好むという法則を理解しているからです。

小さい空間で上位に立っても承認欲求を満たすのは難しいです。

例えばパズドラで上位ユーザーとして君臨すれば「多くのゲームユーザーから尊敬される」のは間違いないですが、ゲームの登録者数が5000人にも満たない小規模なソーシャルゲームだと「多くの人の注目」を集めるのは難しいです。


(パズドラのゲームのキャラ。名前は分からない)

承認欲求が満たされ、自分の居場所を確立することができるからソーシャルゲームは流行るのであって、逆に言えば「承認欲求を満たすゲームシステムを搭載していないソーシャルゲーム」は重課金者を獲得するのは難しいです。

ソーシャルゲーム内で強い立場を確立しているとmixiやツイッターなどで自分の実績を自慢することができ、「凄いですね!」や「こんなにやり込んでいるなんて尊敬します!」みたいなコメントを頂くことができるので、自分の承認欲求を満たしやすいのです。

また、他ユーザーとバトルして勝ったときに得られるのは「爽快感」です。

リアル社会も他者と競い争う競争社会になりますが、リアルで「他者に勝つ」のはとても難しいです。

先程も申し上げた通り、特別なスキルや才能がないと誰からも注目されず、認められないのが現状になります。

私の意見を言わせて貰えば、ソーシャルゲーム内で自分の存在を認めて貰おうとする行為そのものが「無意味」で、ただの企業の餌になっていることを気づかない辺り残念だなぁと思うのですが、そういうことに気づいていないユーザーを多く獲得すればするほどソーシャルゲーム会社は儲かるのですね。

こういうことを言うと「価値というものは人によって異なる。軽々しく『無価値』という言葉を使用するな!」というお言葉を頂くこともあるのですが、ソーシャルゲームで認められるという安易な手段を活用して重課金するのは頭がよろしい行為だとは思えないのです。

ソーシャルゲームでは若年層の重課金が問題になっていますがこれも結局、「ソーシャルゲーム内だと自分にとって居心地の良いコミュニティが築けるし、自分のことを尊敬してくれる」から、ソーシャルゲームにハマる若者が多いのですね。

企業もこの事情を十分に理解しているから、若年層ユーザーが好む「萌えキャラ」が多く活用されているのです。

要するに萌えキャラのカードゲームとか、萌え擬人化ゲームなんていうものは「ゲームにハマりやすいユーザーをターゲットにした販売戦略」なんですよ。(ヲタクはお金を落としやすいですし)

こういうことを理解していると「ソーシャルゲームで課金するのがバカバカしくなる」のが実情ですが、承認欲求が強い人ほどソーシャルゲームにハマってしまうんですよねぇ……。

承認欲求が強いのは悪いことではありませんが「自分の存在を認めて貰うためにソーシャルゲームに課金するという安易な手段を選択するなよ!」とは思います。

企業の立場から見れば「重課金者にとって居心地の良いゲームシステムを提供するのがソーシャルゲームで儲けるコツ」だと理解しているので、煽るようにランキングシステムを実装したりレアガチャ課金システムを導入したりするのですね。

企業の「課金促進戦略」に踊らされているユーザーが多いからソーシャルゲーム業界は潤うのです。

承認欲求というものは人間が古来から抱いている普遍原理に該当するため、この先も承認欲求を上手く満たすソーシャルゲームは流行る可能性が高いです。

この事実を理解した上で、「課金したくなり、多くの人が虜になるソーシャルゲームを開発している会社の株」を買うことを意識しなければいけません。


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