上場したら人材応募が増えるというのは本当なのか

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企業が上場したら資金調達をすることができ、イメージアップが図れるのがメリットになりますが、もう1つ見逃せない利点の1つとして「求人に対する応募数が増える」というものが挙げられます。


出典 www.bulgarianheadhunters.com

これは実際に地盤ネットホールディングス (6072)の山本社長が語っていた内容で、「上場した途端求人に対して10倍以上の応募が集まるようになった」と述べています。

実際に上場を果たしたことによって会社の知名度が向上し、その会社に入社したいと望む人が増えるのでレベルの高い人材を得るために上場を果たすというのは経営を行う上でとても重要な要素だと捉えることができます。

しかし、入社したい人が増えるのは良いのですが、「会社のことをよく知らないで入社しようとする人が増える」というのがデメリットになります。

会社の知名度が向上すればするほどその分人材募集が容易になりますが、その分会社の経営理念とはミスマッチな人材が入社しやすくなるのが欠点です。

例えばベンチャー企業はイケイケドンドンという形で成長意欲に溢れた人たちが入社しやすくなるのですが、上場企業になってしまうと「上場しているから安心」という守りの思考を抱いて入社してくる人が増えてしまいます。

守りの人間がいるのは全く悪いことではないのですが、成長期の企業に安定を望むのはミスマッチと言うしかありません。成長企業が求めるのは「自分で考えて行動できる人間」や、「チャレンジ精神旺盛でベンチャーマインドに溢れた人間」です。

逆に保守的な人は大企業や安定企業で勤めるのが向いており、どんな性格の人間でも向いている職業は存在するのです。

挑戦意識が強い人は東証マザーズの成長企業に就職することが向いていますが、そういう人は大企業や安定企業で働くのは適していません。特に保守的な会社はチャレンジ精神が強い人はあまり好まないため、自分の目的と合った会社を選ぶのが大切になります。

上場をすると優秀な人材を数多く獲得できるのがメリットですが、一見優秀そうに見えても「安定を望み、与えられた仕事をきっちりこなすタイプの人間」が成長企業に集まってしまうと企業から見たらミスマッチ人材として判断するしかないのです。

人材と企業理念の一致はとても大切で、いくら優れた人材でも企業理念に共感していないと力を最大限に発揮するのは難しくなります。

どれほどまでに優秀な人間でも企業理念と相反していたり、企業の成長度に違和感を持ったりしてしまうと能力を出しきるのは困難になるのです。そのため、上場企業ほど人材をしっかり見極め、企業理念とマッチした人材を採用するのが重要になるのです。

上場したら優秀な人を多く確保できる分、選別が難しくなるというのが上場企業特有の悩みでしょう。


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