性善説経営と性悪説経営はどちらが良いのか

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性善説が正しいのか、性悪説が正しいのかは意見がわかれるところです。

この2つの説は人によって意見がわかれており、企業の経営方針も性善説か性悪説かで戦略に違いが出ている状態です。

例えば性善説を信じている企業は「十分な報酬を払えば自ずと働いてくれるはずだ。悪い人間はいないのだから、個々の自由を重視してなるべく命令はくださないようにしよう」と考えますが、性悪説を信じている企業は「人はサボりたがる生き物だから、しっかり命令して管理しなくてはいけない」と考えます。

どちらの方針も業種とビジネスモデルによって向き不向きはあるのですが、私は性善説の考え方を重視しています。

正直に申し上げて悪い人間も良い人間も両方いるとは思うのですが、どちらかと言うと善人の方が多いと感じています。どうしようもない人間も確かに存在しますが、そんなのはごく一部の話であり、「人の幸せのために行動できる人」も多くいらっしゃるのです。

この世の全ての人間が善人だとは口が裂けても言いませんが、だからと言って「人は皆悪だ」と断言するのは言い過ぎな気がします。私自身が様々な人にお世話になっているので特に強く思うのですが、人には必ず良い部分と悪い部分が存在すると思っています。

どちらか一方に偏った人間なんてほとんどいないような気がするんですよねぇ。

普通の人は善意を見せれば善意で応じてくれますし、悪意で対応すれば悪意で返してくるのが普通ではないでしょうか。

そのため、人の善意を信じるのであれば自分から善意を振り撒いた方が良いですし、人の根本は悪だと信じているのであれば騙されないように警戒する人生を歩めば良いのです。(後者の生き方は人生がつまらなくなりますが)

性善説経営と性悪説経営、どちらが良いと断言できるものではないのですが、私が個人的に好きなのは性善説経営ですねぇ。

未来工業(7931)は性善説経営を行っている上場企業の1つですが、未来工業が性善説経営を貫いているのは創業者の山田昭男さんが性善説者だったからです。


出典 www.gifu42.net

「日本人の正直さを信じている」と語ったことがある山田さんは、生涯にわたって性善説を信じ続けてきました。経営手法も非常に独特で、「社員に高給と多くの休みを与え、自発的に働いてくれることを期待する経営」を通じて業績を拡大し続けてきました。

管理型経営が性悪説経営なのであれば、放任型経営は性善説経営でしょう。

どちらの経営が好きかと問われれば、間違いなく私は後者を選びます。

善意に対して悪意で返す人は非常に少なく、善意を与える人間を裏切ることも少ないものだと考えられます。サイコパスや世の中を捻くれて見ている人間に対しては何をやってもダメなので善意の気持ちを与える必要もないのですが、大半の人は助けて貰ったらその恩を返そうとします。

その事実を踏まえて考えると、やはり性善説経営が1番魅力かもしれません。

命令され、半ば強制的に仕事をするのは誰しも嫌なもの。自発的に行う仕事は楽しいのですが、強制力が働く仕事はつまらないのが普通です。

モチベーション管理という意味で分析すれば間違いなく性善説経営の方が優れています。しかし、性善説経営は「人間の良心」を信じる経営になるため、不祥事が発覚する可能性を考慮するのが難しいのも事実です。

どちらの経営戦略もメリット、デメリットが存在しますが、やはり私は性善説経営を推していきたい。性善説を信じたいという気持ちが強いのも事実ですが、人は善で接すれば善で答えてくれる人も多いのは確かだと信じているからです。


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