サイバーエージェントが参入しているバイラルメディア問題

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東証一部に鞍替え予定のサイバーエージェント(4751)は持続的に利益を伸ばしている成長企業です。


私はサイバーエージェントという会社が好きで、大企業でありながらベンチャーマインド忘れないで新規事業にどんどん参入している部分が好感を持てます。

現状に甘んじることなく、新規事業開拓を通じて利益を伸ばそうとしているサイバーエージェントは成長株投資を行ないたい人にとって注目すべき企業になります。

スマホに特化したコミュニティやゲームサイトなどをサイバーエージェントは、人が関心を持つ事柄や、人同士のコミュニティという部分に注目してビジネスを行なっているのが特徴的です。

イケイケ企業であるサイバーエージェントはバイラルメディア事業に参入しています。

バイラルメディアとはFacebookやツイッターなどソーシャルメディアでの拡散を目的としており、利用者が共有したくなるようなコンテンツを提示し、広告料収入を得るというビジネスモデルになります。

アメリカではバイラルメディアが物凄い勢いで流行っており、日本でもバイラルメディアの波が押し寄せるのは時間の問題だと思っています。(既に日本ではバイラルメディアはレッドオーシャンとなってます)

サイバーエージェントはSpotlight(スポットライト)というトレンドネタを提供するサイトを運営したり、GAMYというゲーム速報をお届けするサイトを運営したりしています。

この2つはバイラルメディアに属しており、魅力的な画像を使用してユーザーに興味・関心を持たせ、ツイッターやFacebookで拡散して貰うことを目的にしているのですね。

 

バイラルメディアは大多数の人が反応しやすい記事を軸に提供しているため、ソーシャルメディアでの拡散力が物凄く強いのが利点になります。

急成長が期待できるバイラルメディア事業ですが、様々な問題点を抱えてることにも注目しなくてはいけません。

 

【バイラルメディアの問題点】

1,著作権的にグレー

これはサイバーエージェントに限った話ではありませんが、バイラルメディアのほとんどは海外画像や本文を「引用」という形で利用しているため、著作権的にグレーという事実が存在します。

ただ、著作権侵害は親告罪になるため、「著作者が直接訴えを起こさない限りバイラルメディアはなくならない」と予想しています。

動画や画像を引用した結果、動画を投稿している著作者の再生数が増え、著作者の利益に繋がるというパターンも多々あるのでバイラルメディアは今後ますます流行ると予測しています。

 

2,差別化を行なうのが難しい

個人的にここが1番の問題点だと感じています。

バイラルメディアというものは「他者が製作した画像や動画を引っ張って紹介したり、まとめて記事にしたりする」という内容になるため、他サイトとの差別化を計れないのが問題になります。

差別化できないとネタが被ってしまうことは多々ありますし、「サイト独自の魅力」を発揮することができないのでバイラルメディア業界が過当競争に陥ればPV数を増やすのが難しくなります。

サイバーエージェントは資本力がある会社なので、「差別化に成功できなくても更新量の多さで勝負することが可能」です。

これはかなりの強みになります。

更新すればするほどサイトに訪れるユーザーは増加し、広告料収入を増やすことが可能になり、サイト全体の「情報量」も増やすことができるのです。

個人で運営しているバイラルメディアは、サイバーエージェントというネット界の巨人に打ち勝たなければいけません。

 

3,既にレッドオーシャンになっている

アメリカで流行しているバイラルメディアですが、日本でも既に過当競争の波が押し寄せています。

バイラルメディアの本質は「面白い画像や動画を引用するだけ」なので、参入障壁が物凄く低いのです。参入障壁が低いから個人や企業がどんどん参入し、過当競争に陥るという流れが既に出来上がっています。

ただ、サイバーエージェントも「過当競争問題」に関しては100も承知で、そこを理解した上で成長性の高い事業に参入したのでしょう。

著作権侵害を嫌うグーグルは「バイラルメディアの駆逐に乗り出す」という意見も存在しますが、バイラルメディアはソーシャルメディアでの拡散をメインの集客にしているため、検索エンジンでバイラルメディアが表示されなくても別に困らないのですね。

バイラルメディアが多くのユーザーの心を掴むのは間違いありませんし、時流を迅速に読み取って新規参入を果たすサイバーエージェントの行動力には頭が下がります。

ベンチャーマインドを忘れないサイバーエージェントは、今後も注目したい企業になります。


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