メコン水産 (AAM)

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・上場市場 ホーチミン証券取引所【HOSE】
・会社名  メコン水産株式会社
(めこんすいさん 英称:MEKONG FISHERIES JOINT STOCK COMPANY)
・ティッカー AAM
・業種    食品加工 (水産・農林)
・決算    12月
・上場年 2009年9月

・時価総額(百万VND) 141,087.00
・企業価値(EV)(百万VND) 93,579.45
・売上高(百万VND) 533,486.90
・当期純利益(百万VND) 8,187.35

 

・1単元価格:145000VND【約689円】

・1株価格14500VND(68.9円)(6/27終値)、最低売買単位:10株、

(VNDはベトナムドンの略称です)

・予想PER3.53倍、実績PBR0.54倍、予想配当利回り28.97% 

管理人評価C

ベトナム株はSBI証券の外国株口座を開設していると取引することが可能です。

 

【会社紹介】

メコン水産は1979年に設立された会社で、農産物、輸出用生産物の生産業務などを行なって利益を得ています。

冷凍のタコを輸出したり、イカ、エイを輸出したりしているメコン水産は「日本では馴染みのない水産物を加工・輸出するビジネスモデル」を築いているのが特徴です。

2008年の古いデータになりますが売上高輸出比率は90%で、「国内向けの市場よりも、外国市場を中心に利益を上げている」のがメコン水産という会社です。

輸出市場はEUが強く、全体売上高の78%を占めています。

「普通の水産加工会社だったら、ビジネスモデルの差別化ができていないんじゃないの?」と疑問を抱く人も多いと思います。

しかし、メコン水産はベトナム企業らしく「取扱商品」の差別化に成功しているのが面白いのです。

メコン水産の主力商品はチャー魚です。


ベトナムではチャー魚は「チャー」と呼ばれており、ベトナムで最も養殖が盛んなナマズとして知られています。チャー魚はメコン川などで生息しており、ベトナム、タイ、カンボジアなどで親しまれている大衆魚です。

白身魚のフライなどで利用されるチャー魚はメコン水産の主力商品として活躍しており、「メコン水産の傘下養殖場から調達して加工している」のです。

ちなみに、このチャー魚は日本国内でも使用されており、知らない間にあなたも食べたことがあるかもしれません。

チャー魚の次に取扱量が多いのがタコです。

タコといっても普通のタコではなく、メコン水産では主に「ベビータコ」を取り扱っています。


このベビータコも日本ではあまり馴染みのない商品になりますが、メコン水産はベビータコの加工やイカの切り身、アカエイの切り身などを輸出して利益を得ている大手水産会社です。

「日本の水産会社と違うポイントは取扱商品」です。

全世界に需要があるチャー魚を取り扱っているのがメコン水産の最大の武器になります。

チャー魚は日本ではあまり養殖されていないので、「ベトナム資源を上手に利用した経営で利益を上げている」と分析することができます。

 

【ナマズの生産・加工で利益を上げているメコン水産】

先ほど解説した通り、メコン水産の主力商品は「チャー魚」というナマズです。

チャー魚を生産し、加工して利益を得ているメコン水産は「チャー魚の養殖」が重要ポイントになります。

メコン水産は良質なチャー魚を養殖するために栄養バランスに長けた食事を与え、ホルモン注射剤を使用してチャー魚の生産効率を高めています。

チャー魚の生産技術が確立されているメコン水産は「外国企業にはない自国資源と技術力」を発揮しているのが強みです。

低コストでチャー魚を生産しているから、メコン水産は「安さ」という武器をウリに諸外国に自社製品を輸出することができるのです。

常に技術改善を行なっており、近代的な生産施設を導入して自社製品の質を高める戦略を実行しているメコン水産は「設備投資意欲」が高い会社です。

グローバル社会で戦うベトナム水産企業として有名なのがメコン水産で、多様化するニーズに対応するために自社商品の質を上げる努力を怠らないのが長所です。


(メコン水産が販売しているイカ)

 

【メコン水産の財務分析

メコン水産は2011年から2013年にかけて黒字経営を維持しています。

2013年通期決算の売上高は533,486,920,170VND、営業利益は10,974,919,630VND、経常利益は10,930,272,880VNDで売上高は前年度より向上していますが、営業利益・経常利益は低下しています。純利益は8,187,352,340VNDで前年度と比較して41.52%も純利益が低下しています。

純利益率も1.53%で、高利益率を叩き出すビジネスを行なっているわけではありません。

持続的成長を遂げていないのがメコン水産の欠点です。

営業利益、経常利益は共に2010年から2013年にかけて下がり続けており、「成長力に期待するのが難しい」のがメコン水産の最大の弱点になります。

 

【メコン水産株に向いている投資スタイル】

メコン水産は配当金狙いの投資が適しています。

予想配当利回りは28.97%で日本株とは比べ物になりません!

高配当株が欲しければメコン水産が適していますが、残念なことに「成長株投資」を実行するのは酷です。

チャー魚の養殖・加工という他国企業との差別化に成功しているメコン水産ですが、ベトナム株特有の「成長率」を求めている投資家は他の株を探すのが賢明になります。

既にベトナムの大企業として活躍しているメコン水産に成長性を期待するのは得策ではありません。

現時点ではかなり割安なので、「割安高配当株」が好きな投資家に向いている株だと分析しました。

 

(様々な媒体を活用し、ベトナム語を翻訳して記載した情報なので誤りがある可能性があります。投資は自己責任でお願いします。

日本円は現在の為替レートで計算しています。上記の情報は2014年6月29日に記載しました)


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