ナムベト水産 (ANV)

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・上場市場 ホーチミン証券取引所【HOSE】
・会社名  ナムベト水産株式会社
(なむべとすいさん 英称:NAM VIET CORPORATION)
・ティッカー ANV
・業種    水産業 (水産・農林業)
・決算    12月
・上場年 2007年12月

・時価総額(百万VND) 642,931.40
・企業価値(EV)(百万VND) 1,738,138.00
・売上高(百万VND) 2,559,210.00
・当期純利益(百万VND) 6,742.57

・1単元価格:97000VND【約465円】

・1株価格9700VND46.5円)(7/7終値)、最低売買単位:10株、

(VNDはベトナムドンの略称です)

・予想PER40.76倍、実績PBR0.47倍、予想配当利回り9.27% 

・1株配当 900VND

管理人評価D

ベトナム株はSBI証券の外国株口座を開設していると取引することが可能です。

 

【会社紹介】

ナムベト水産はベトナムの水産加工業者として活躍しており、水産養殖事業やバサ魚の加工・輸出業務などを行なって利益を得ています。

テラピアという魚を取り扱っており、自社商品のラインナップにも「テラピアの切り身」などが存在します。


テラピアは日本では馴染みの薄い魚になりますが、海外では一般食材として流通しており、「世界中にニーズのあるバサ魚とテラピア」を加工・販売しているのがナムベト水産の強みです。

日本では第二次世界大戦後期、食料不足事情が深刻化している中「テラピアは有効なタンパク源として利用できないか?」と思案されていた時期があります。クロダイや鯛に似た味を誇るテラピアは世界中で愛されている白身魚として輝きを放っているのです。

ナムベト水産は魚だけではなく、魚粉や魚油も販売しています。

派生製品を生産して多角的に利益を得るシステムを築いているのがナムベト水産という会社です。

ただ魚を加工するだけではなく、「派生製品を生産して様々な商品で利益を得ている」のがナムベト水産の最大の特徴になります。

水産養殖事業にも力を入れており、公害や汚染がない池の水で魚を育てる環境を構築しています。死んだ魚を収集して環境汚染を防止しており、チャー魚のサイズに適した餌を与えて効率的に漁業資源を育成しているのがナムベト水産の注目ポイントです。

養殖技術を駆使して良質なチャー魚を育成し、バサ魚を利用して加工品を販売したり魚粉を作ったりしているナムベト水産は「ベトナム内で名を轟かせるシーフード企業」としての地位を固めています。

 

【自社商品の質にこだわり、多角経営を実施しているナムベト水産】

ナムベト水産はチャー魚やバサ魚の養殖・加工・輸出がメイン事業になりますが、水利工事や包装紙の製造事業なども通じて売上を上げています。

「自社の主力ビジネスが明確化しており、黒字経営を保つために多角経営を実施している」のは安定株を求める投資家にとってありがたい情報になります。

あくまでもメインはチャー魚の繁殖・販売事業ですが、様々な商品を取り扱って利益を分散しているからナムベト水産は黒字決算を維持することができるのです。

フェロクラムの製造やクロム鉱石の発掘なども行なっているナムベト水産は「会社の総合力」を評価するのがお勧めです。

売上高は年々増加しているのですが、売上高と反比例して営業利益額が減少しているのが難点です。ベトナムの水産企業は「ベトナム漁業資源の輸出量が低下している影響」をモロに受けており、全体的に減益の流れが続いているのが厳しいのです。

ただ、ナムベト水産が取り扱っている商品はどれも確実な需要が存在し(魚粉など)、黒字経営を維持しているのでそこまで悲観的になる必要はありません。


 

【ナムベト水産の財務分析】

ナムベト水産は2011年から2013年にかけて売上高を伸ばし続けています。

2013年通期決算の売上高は2,559,210(百万VND)、営業利益は5,068(百万VND)、経常利益は6,807(百万VND)で、売上高は増加しているものの営業利益・経常利益は大幅に低下しています。営業利益は前年度と比較して-76.95%、経常利益は-73.20%になります。

純利益は6,742(百万VND)ですが、こちらも昨年と比較すると-80.29%という大きな減益結果を残しているのが痛いです。

営業CFはマイナス107,290(百万VND)

営業CFがマイナスの会社は本業で苦戦していることが多いのですが、ナムベト水産も決算内容を分析すると順風満帆な経営を行なっていると評価することはできません。むしろ危険な状態です。

負債合計額は1,446,735(百万VND)で、2011年から2013年にかけて負債額を増やし続けているのも難点です。

 

【ナムベト水産に向いている投資スタイル】

ナムベト水産は財務データを分析すると魅力のある株だと言うことはできません。

予想配当利回りが高いのは長所ですが、他のベトナム企業を見ると「配当利回りが30%を超えている株」も存在するので、そういう株と比較するとナムベト水産の配当利回りが魅力的だとは思えません。

利益額が減少し続けている状況を加味すると「成長株投資」が適していない事実に気づきます。

ただ、黒字経営を保っており、全世界にニーズがある商品を販売しているのでナムベト水産は安定株を求める投資家と相性が良いのです。

多角経営を促進し、様々な事業でバランス良く利益を上げる体質を更に強化すれば資産株として活躍して貰うことも可能です。

成長性を求めている投資家は、ナムベト水産株と相性が悪いです。

 

【予想配当利回りの計算は自力で行なっており、データ参照元はhttp://finance.vietstock.vn/ANV/thong-ke-giao-dich.htmになります。】

(様々な媒体を活用し、ベトナム語を翻訳して記載した情報なので誤りがある可能性があります。投資は自己責任でお願いします。

日本円は現在の為替レートで計算しています。上記の情報は2014年7月7日に記載しました)


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