エンタコ水産【NTACO】 (ATA)

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・上場市場 ホーチミン証券取引所【HOSE】
・会社名  エンタコ水産株式会社 【略称:NTACO Co】
(えんたこすいさん 英称:NTACO Co)
・ティッカー ATA
・業種    水産業 (水産・農林業)
・決算    12月
・上場年 2009年9月

・時価総額(百万VND)70,799,988
・売上高(百万VND)  236,956
・当期純利益(百万VND)321

・1単元価格:60000VND【約285円】

・1株価格6000VND(28.5円)(7/10終値)、最低売買単位:10株、

(VNDはベトナムドンの略称です)

・予想PER222.22倍、実績PBR0.46倍、予想配当利回り55% 

・1株配当 3300VND

管理人評価D

ベトナム株はSBI証券の外国株口座を開設していると取引することが可能です。

 

【会社紹介】

エンタコ水産は水産品を加工したり、水性飼料を生産していたりする会社です。


魚の養殖や道路工事なども行なっているエンタコ水産は、「多角経営」を実施して様々な分野から利益を得ている大手企業として評価することが可能です。

ナマズの冷凍商品や加工食品に強く、養殖工場や養魚用配合飼料工場などを設置して「自社生産商品」を通じて利益を上げているのが特徴です。養殖から加工まで一貫して行なっているのが強みで、独自のビジネスモデルを確立している会社です。

ビジネスモデル自体はそこまで目新しさはなく、典型的なベトナム水産企業としての立場を確立しているのが現在のエンタコ水産です。

建設事業を展開しているのが注目ポイントでしょう。

建設事業と水産加工事業が2つの利益の柱になっているエンタコ水産は、自社の人材力を活かした経営を実施して黒字経営を維持しているのが長所です。

 

【利益が減少し続けているエンタコ水産】

エンタコ水産は良い経営状態を保っているとはいえません。

2013年通期決算は黒字を維持していますが売上高と利益額が減少しており、かなり危険な状態です。

成長株を求める人はエンタコ水産と相性が悪いのですが、そもそもベトナムの水産企業の大半は減益歩調を維持している事実を知らなければいけません。

ベトナムから輸出する水産資源が減少しているのが痛手で、EUやアメリカといった主要の輸入国の市場を開拓しないとエンタコ水産は黒字を維持するのも難しくなります。

エンタコ水産に求められているのは「再躍進経営」であり、利益額を伸ばして再度躍進を図るのが重要になります。

PER値も222倍でとてつもなく高いので、割安株投資を実行するのに向いている株ではありません。

 

【エンタコ水産の財務分析】

エンタコ水産は2006年から2013年にかけて黒字経営を維持していますが、利益額は減少し続けています。

2013年通期決算の売上高は236,956(百万VND)、税引前利益は403(百万VND)、税引後利益は321(百万VND)で、2010年から2013年にかけて利益額や売上高を落とし続けている現状が非常に気になります。

成長性を期待して株を買うのがベトナム株投資のコツになりますが、エンタコ水産は「成長力」というベトナム株特有の魅力を保持している株ではないのです。

成長力がなく、割安でもないエンタコ水産は株として評価するとかなり厳しいです。黒字経営を維持しているのが唯一の長所でしょう。

 

【エンタコ水産株に向いている投資スタイル】

エンタコ水産の予想配当利回りは55%でとてつもなく高いのですが、利益額を落とし続けているので配当金が減額される可能性が高いです。

逆に配当額を維持したら「その分企業経営が圧迫される」ので、それはそれで問題です。

高配当株を狙うのも良いのですが、高配当狙いの投資を行ないたければ「利益額を伸ばし続けている会社」を選ぶのが賢明になります。

成長力、割安性は共に高く評価することはできないのでキャピタルゲイン狙いの投資は不向きです。

配当金を狙って投資するのが最善になりますが、減配になったら元も子もありません。エンタコ水産はかなり危険な株として見た方が良いのです。

【予想配当利回りの計算は自力で行なっており、データ参照元はhttp://finance.vietstock.vn/ATA/thong-ke-giao-dich.htmになります。】

(様々な媒体を活用し、ベトナム語を翻訳して記載した情報なので誤りがある可能性があります。投資は自己責任でお願いします。

日本円は現在の為替レートで計算しています。上記の情報は2014年7月11日に記載しました)


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