少数精鋭主義を貫く東証1部上場企業のダイニチ工業 (5951)

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ベンチャー企業やマザーズ上場企業で少数精鋭主義を貫く会社は珍しくないのですが、東証1部上場企業で少数精鋭主義を実践しているダイニチ工業は比較的珍しい存在ではないでしょうか。


出典 www.city.yonago.lg.jp

ダイニチ工業はブルーヒーターや石油ファンヒーターを販売している会社で、2012年日本でいちばん大切にしたい会社」大賞を受賞したこともあるホワイト企業です。

「少数精鋭主義でいく」という方針は創業者の佐々木文雄氏がよく言っていた言葉であり、常に人数を少な目にしてそれぞれが知識を活用して発展を遂げるというのがダイニチ工業の経営戦略になります。

500人前後の社員数で大手企業と戦い続けることができるのは、ダイニチ工業の社員が「知恵を絞り、自分のポジションを広くしているから」でしょう。

自己資本比率が87.8%の無借金企業として活躍しているダイニチ工業は、借金に依存しない経営体質を確立して安定した黒字経営を維持しています。

「山椒は小粒でもぴりりと辛い」という優良企業を目指しているダイニチ工業ですが、現状を評価しても十分優良企業だと分析することが可能です。安定配当を支払っており、黒字経営を維持する安定力。借り上げ社宅制度も導入しているダイニチ工業は、「お客様にも社員にも優しい会社」として評価することができます。

ダイニチ工業が黒字経営を維持することができるのは隙間産業に進出しているからです。

業務用大型ストーブを販売して利益を得ているダイニチ工業は、大きなビジネスを行っている会社ではありません。

他社があまり進出しない分野に参入し、自社のポジションを意識して安定経営を実現しているダイニチ工業は会社として評価すると立派な優良企業として評価することが可能です。

ダイニチ工業の商品は全て県内生産であり、協力会社も含めて安定した雇用を生み出しています。97%を越える従業員定着率、障害者の積極雇用などが特徴のダイニチ工業は、作業員定着率が高い優良企業です。

株という意味で分析すると成長力を高く評価することは困難ですが、社会貢献をしっかり行っており、社員にも優しい会社という部分を重視するのであればかなりの良株だと評価することができます。

「大企業の歯車にはなりたくない」と述べるダイニチ工業は挑戦意識が強いのも特徴です。オリジナルの技術にこだわり続けるダイニチ工業は、今後も日本で活躍して欲しい会社の1つです。


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