面白法人カヤックに注目!

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面白法人カヤックという会社をご存知でしょうか?

カヤックはまだ未上場の会社ですが、今後が非常に楽しみな会社です。カヤックは「面白いこと」を追求し続けている会社で、高い技術力と独自性を武器にのし上がってきた実績があります。

たった3万3000円の資本金からスタートしたカヤックですが、現在の資本金は2億3500万円まで増えています。カヤックは「ユニーク」をウリにして成長を続けてきた実績があリ、web業界の知名度が高いのが特徴になります。

社員の給料をサイコロで決める「サイコロ給制度」を確立したり、変人と呼ばれるのは才能の証という考えに基づいて「変人採用」を実施したり、とにかく話題に欠かないのがカヤックのスタイルになります。


普通、会社というものは明確な事業を決めているのが常ですが、カヤックは「何をするかより誰とするか」という価値観を大切にしています。現在はゲーム事業やコミュニティ事業が主力となっていますが、IT企業であるのにもかかわらず飲食事業にも進出しているという特徴もあります。

従来の常識に縛られないのがカヤックという会社です。

カヤックは非常に面白いwebサービスをバシバシ提供しており、公式ホームページも非常に独特です。話題が話題を呼び、今は「就活生に愛される会社」として広く認知されているのがカヤックの武器です。

カヤックは「面白いものを作る」ことを強く意識しており、企業のビジョンが明確に外部に発信されています。

カヤックという名前もweb業界では相当有名なので、カヤックのスタイルに合った人材が多く集まりやすいという特徴があります。これは人材のミスマッチに悩む企業にとって非常に羨ましく感じるのではないでしょうか。

私は会社経営で成功するために1番重要なのは「ビジネスモデル」だと思っています。しかし、カヤックは「何をするかより誰とするか」という価値観を大切にしており、ビジネスモデルよりも人との関係を重視しているのです。

私の考え方とはまるっきり反対の会社なのですが、それでもカヤックが面白企業として輝き続けているのは素晴らしいです。

ただ、カヤックにも問題点はあります。それは「マネタイズに弱い」という特徴があることです。

マネタイズとは、何かをお金に変えるという意味です。

例えばホームページを運営して情報発信を続けても1円も利益を得ることはできません。しかし、「ホームページに広告を貼る」というマネタイズを行なうことによって利益を生み出すことが可能になります。これがマネタイズです。

つまり、儲ける仕組みを築くのがマネタイズということになりますが、カヤックはマネタイズ能力に弱いという弱点を抱えています。ビジネスモデルありきで発足した会社ではないのでそのあたりは仕方ないと思うのですが、投資家からすると少し気になる弱点です。

実はカヤックは優れたサービスを提供したことがある会社で、「Reengo」というアプリを無料発信した実績があります。

このReengoはユーザー同士で無料通話できるのがウリのアプリで、注目すべきは「LINE」より先にReengoを発表したという事実です。

現在、LINEは多くの人に使用されて注目を集めていますが、LINE躍進の大きな理由の1つとしてユーザー同士の無料通話ができるという点が大きかったのです。LINEに先駆けて無料通話アプリを世に広めたカヤックの技術力は本物です。

惜しいのはこの画期的な機能を効果的な収益化に繋げることができなかった点です。

これは結果論になりますが無料アプリ単体を出すのではなく、LINEのように「無料通話を軸にして、ユーザー同士が様々なコミュニケーションを取れる場を提供する」という形で世に提供すれば、多大な利益を上げることができたでしょう。

1度ユーザーを1つの箱に集めてしまえば、後は様々な手法を利用して課金制度を作れば良いだけです。(ゲーム課金やコミュニケーションツールとして使えるイラストを課金する制度など)

優れた技術力や発想があるのにもかかわらず、「利益を出す仕組み」を築くのが苦手なのは非常に勿体無いです……。

マネタイズ能力という弱点を抱えているカヤックですが、今注目されている事実は変わりません。このマネタイズ能力を強化すれば成長株としての価値は高いと考えられるので、新規上場を果たしたときは投資を検討してみるのも良いでしょう。


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