そもそもプロスペクトの豊商事(8747)に対するTOBは敵対的ではない

LINEで送る
Pocket

プロスペクトが仕掛けた豊商事(8747)に対するTOBは敵対的ではありません。


出典 www.yutaka-shoji.co.jp

IRの文章をよく読めば分かるのですが、買い付けの上限を51%に設定し、TOB成功後も豊商事株の上場を維持すると述べています。プロスペクトが豊商事をTOBしたいのは「金融商品の販売数を増やし、豊商事の営業力を上手に活用したい」と望んでいるからです。

 

日本では度々敵対的TOBが発生してきましたが、敵対的TOBの成功率ははっきり言って低いです。

 

9割配当で敵対的買収に対抗!
ゴルフ場最大手アコーディアが捨て身の防衛策
――鎌田隆介・アコーディア社長インタビュー

 

上記の記事を見ても分かる通り、敵対的TOBを仕掛けられた側は「買収防衛策」を取るのが普通です。豊商事は現段階において買収防衛策を発動しておらず、ホワイトナイトも出ていない状態です。

しかも本気で買収防衛策を投じたければ大幅な増配政策を実施する手段もあるわけです。現段階になってそれを行っていないのが非常に気になります。

 

ただ、これは楽観的な見方の1つ。

 

私は豊商事、プロスペクト、あかつきの3社がプロレスだと思っていますが、それが必ずしも成功するとは限らないのです。1番良いのはプロスペクトが従来通りTOBを成功させることですが、どう見てもプロスペクトの動きは信頼できない(笑)

 

5000万株の件も既に捌き始めていますし、そもそも従来から宣言していた「長期保有する方針」というのは一体何だったのか。

カーティスは動きが早い人なので状況が変わったという可能性も考えられますが、この変り身の早さは優秀であり、恐ろしさも感じます。


1番最悪なのは逆プロレスのパターン。

要するにプロスペクトがTOBを仕掛けると宣言して株価を上げました。で、その後に上方修正。そして株を売りさばく。それ自体は別に良いのですが、本気でTOBが成功するのであれば別に今株を売らなくても良いはずです。株を売らなければいけない事情があったのかもしれないですが。

 

もし、万が一TOBが失敗したら暴落リスクは無視することはできません。

従来通りTOBが成功するシナリオが1番良いのですが、そうしたら株価も大幅に上がるでしょう。

 

1番最悪なのは逆プロレスというパターンで、あかつきと豊商事が反対することなんですよねぇ……。仮にあかつきがTOB先として乗り出したらプロスペクトも利益が得られるので良いのですが、結局何も起こらなかったというのが1番キツいパターン。

 

だから私はプロスペクトの一部を利確して、残りの株はホールドするという方針を取っているのですが、プロスペクトの動きは本当に個人投資家の思惑を裏切ることが多々あるので楽観視だけするのは危険だと思っています。

 

勿論、TOBが成功したときの株価高も魅力だと思いますが、1番良いのは↑↓の両方に対応できるポジションを取っておくことではないでしょうか。

 

そうすれば暴落が訪れても買い増しすることができますし、暴騰しても利益を得ることができます。

 

プロスペクトは本当に面白い会社で、信頼できないという意味でも良いと思っているのですが、この会社は宣言通り動かないですからねぇ……。

太陽光の件と自社株買いの件がそうです。ただ、サプライズの上方修正を出したので60円台まで下げるのはさすがに難しいと予測していますが。

 

敵対的TOBだったらほぼ確実に成功しないと予想するため、半分以上株を売却するつもりですが、今回のTOBはどう考えても友好的なんですよねぇ。豊商事側から考えても悪い内容でもないし。(ただ、TOB株価の向上もあるかもしれませんが)

 

1番信頼できないのがプロスペクトの「やると言ったけどやらない」というパターン。もうこのパターンが3度も続いていますからねぇ。太陽光、自社株買いゼロ、長期保有と言いつつ早期に株を捌くという件がそうですよ!

 

やっぱり会社の言うことは鵜呑みにしてはいけないと思います。エナリスの件もそうでしたが。


スポンサードリンク