アイダエンジニアリング (6118)

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・上場市場 東証1部
・会社名  アイダエンジニアリング株式会社
(あいだえんじにありんぐ 英称:AIDA ENGINEERING, LTD)
・証券コード 6118
・業種     機械
・決算    3月
・設立年 1937年3月
・上場年 1962年6月


・1株価格971円(4/28終値)、最低売買単位:100株、1単元価格:約9万7100円

・予想PER15.08倍、実績PBR1.06倍、予想配当利回り2.47%

管理人評価B

【会社紹介】

アイダエンジニアリングはプレス機を製造している会社です。


プレス機製造メーカーとして活躍しており、自動車関連機械が約8割を占めています。日本、アジア、アメリカ、欧州で製造拠点を持つアイダエンジニアリングは「グローバル化に成功した企業」として評価することが可能です。

「AIDA」というブランド名はプレス機械業界を代表する1流ブランドとして輝いており、世界的に評判が高いのが長所です。企業が利益を出し続けたければ自社ブランド力を高めるのが重要になりますが、アイダエンジニアリングはブランド化戦略で成功を収めた優秀企業です。

アイダエンジニアリングは順風満帆な歴史を歩んできた企業ではありません。

1945年に戦争の被害を受け、工場が焼失するとという大惨事に見舞われたことがあります。

しかし、創業者の会田陽啓は不屈の精神を発揮してたった2ヶ月で工場を復旧させました。その後は高速自動プレスを完成させたり、世界最大級の2500tfトランスファプレス完成させたりしてアイダエンジニアリングのブランド力を強化してきたのです。

アイダエンジニアリングが発展を遂げているのは、「大量生産」をサポートするプレス機を販売しているからです。

81%の売上高を自動車関連業界向け事業で確保しているアイダエンジニアリングですが、自動車業界は「大量生産によるコスト削減」が重要視される業界です。

プレス加工は大量生産を実現するために重要となる機械であり、「自動車業界のニーズを満たしている」から、アイダエンジニアリングは利益額を伸ばしているのです。

逆に言えばアイダエンジニアリングは「自動車業界に依存している」ということになるため、自動車業界が衰退し始めたらアイダエンジニアリングの経営は大ダメージを受ける可能性が高いです。

自動車業界は、現在成長産業に属しているのでアイダエンジニアリングも利益を伸ばしていますが、自動車産業が斜陽産業になったときのリスクを考えた方が良いです。

【アイダエンジニアリングの弱点と長所】

アイダエンジニアリングに限ったことではありませんが、どの企業もほぼ必ず弱点が存在するものです。

アイダエンジニアリングが自動車産業に売上高を依存しているのは大きな弱点になります。

プレス機械製造で知名度を高めているのは素晴らしいのですが、1つの業種に依存しすぎると「変化に対応するのが難しくなる」のです。

そう考えるとアイダエンジニアリングへの投資は意外とリスクが高いことに気づきます。

日本や欧州、アジア各地域で生産・販売活動を行なっているのは「特定の地域に依存するリスク」を避けるためです。これは外国為替の影響を避ける上で重要となる戦略であり、グローバル企業として活躍しているアイダエンジニアリングの経営手腕が光っています。

2009年から2013年にかけて自己資本比率が下がり続けているのも気になります。

財務状態を改善したければ自己資本比率を高めるのが賢明になりますが、財務改善意識に関しては疑問の余地があります。

色々とデメリットを挙げていますが、アイダエンジニアリングは普通に優秀な会社です。

営業利益率や売上高は増加歩調を維持しており、日本、アジア、アメリカなどで上手に利益を分散しているのが素晴らしいです。

特定の国に依存するのではなく、グローバル化を成し遂げてバランス良く利益を上げているアイダエンジニアリングは「グローバル戦略」に成功しているのが強みです。

【アイダエンジニアリングの財務分析】

アイダエンジニアリングは2011年から2013年にかけて利益額を高め続けています。

2013年通期決算の売上高は578億1200万円、営業利益は37億5600万円、経常利益は40億7300万円で順調に利益額を伸ばしています。純利益も38億300万円にアップし、素晴らしい結果を残すことができました。

今期も増益が予測されています。

国内外の受注量が増加し、設備投資の恩恵を受けて利益額を増やしているのが好材料です。

財務面は優秀です。

自己資本比率は63.9%。有利子負債額は25億1500万円で、良い財務状態を維持しています。

【アイダエンジニアリング株に向いている投資スタイル】

アイダエンジニアリングは成長株投資が適しています。

1つの業界に依存しているのは経営上大きなリスクになります。そのため、アイダエンジニアリングを長期保有するのは大変結構ですが、アイダエンジニアリングだけに集中投資するのはかなり危険です。

他の株と組み合わせて運用するのが得策になります。

財務面も秀でており、ここ近年は持続的成長を遂げているので投資の対象として考えると非常に魅力的です。

予想配当利回りも2.47%なので、配当金を受け取りつつ売却益を狙う戦略を採用するのがお勧めです。年々配当額を増やしているので将来の配当金収入に期待を抱くのも良策です。

(上記の情報は2014年4月29日に記載しました)


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