アインファーマシーズ (9627)

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・上場市場 東証1部
・会社名 株式会社アインファーマシーズ
(アインファーマシーズ 英称:Ain Pharmaciez Inc.)
・証券コード 9627
・業種     小売業
・決算    4月
・設立年  1969年8月
・上場年  1994年3月


管理人評価B

【会社紹介】

アインファーマシーズは調剤薬局やドラッグストアを運営している会社です。門前薬局業界でナンバーワンの地位を築いています。

安心・信頼という2つの要素を重視して経営に取り組んでいるアインファーマシーズは、たくさんの人々が健康に暮らせる幸せをお届けしたいと願っています。IT技術を活用してつくった調剤マニュアルはアインファーマシーズ躍進の土台になります。

注目したいのが「社員第一主義」という理念を掲げていることです。


大抵の小売会社は「顧客第一主義」を意識して経営活動を行なっていますが、アインファーマシーズは社員第一主義を覆しません。社員を大切にして働きがいのある会社をつくっているため、スタッフの勤労意欲が高いのです。

「社員のモチベーションが高いからお客様のために全力を尽くせる」と考えているから、アインファーマシーズは社員第一主義を重視しているのです。社員を大切にした結果、お客様の満足度向上に繋がるという考え方は間違っていません。

【アイングループの事業領域】

アイングループは調剤薬局事業とヘルス&ビューティ事業の2つを主力事業にしています。

調剤薬局事業では「アイン薬局」を経営しており、利用しやすい薬局づくりを心がけています。薬剤師のスキルの高さはもちろんのこと、在宅医療に取り組むことによって地域社会の貢献を成し遂げています。

特に注目したいのがIT技術を駆使した調剤サービスです。

IT技術を活用して作られたマニュアルを基に薬剤調整を行ない、正しい薬の提供を心がけています。

ヘルス&ビューティ事業は「生活提案販売戦略」を取って利益額の向上を狙っています。新商品をお客様に紹介するだけではなく、様々な情報を提供したり生活提案をしたりしてお客様の生活を支えるのです。

この提案制度で成功しているのはヤオコー (8279)です。

ヤオコーは「食生活提案型スーパーマーケット」をコンセプトにして経営を続け、お客様の生活を支える存在として輝き続けています。

アインファーマシーズとヤオコーの業態は異なりますが、「提案販売戦略」を採用している点は同じです。お客様に有意義な提案をして店舗の付加価値を生み出すのは成功に直結するのです。

主力店舗はドラッグストアの「アインズ」で、便利で快適なライフスタイルを支えます。

医薬品、化粧品、生活用品を取り揃えているアインズは地元民に愛される存在です。都市に店を構えている都市型店舗は「働く女性」をターゲットにしてコスメ商品の品揃えを充実させています。地域特性や客層を理解して商品販売戦略を変えるのはお客様のニーズを捉えるために重要です。

最後に注目したいのがアインファーマシーズの教育システムです。

前述したとおり、アインファーマシーズは「社員第一主義」を堅守しています。人材を使い捨てせず、社員教育を通じて人財を育てることを意識しているのです。

新入社員は社会人研修を行なって一人前の社会人になるためのマナーを学びます。更に薬剤師は実務研修を行ない、医療世界で働く責任の重さを学ぶのです。責任感溢れる社会人になることにより、アインファーマシーズの成長を支える優秀な人材に昇華することができるのです。

他にも海外研修やスタッフ研修なども行なっているアインファーマシーズは人を育てることに重きを置いている会社であると分析することができます。

人を育てるのは会社が存続するための重要な要件になるため、アインファーマシーズの人材教育戦略はかなり高評価です。

【アインファーマシーズの財務分析】

アインファーマシーズは2009年から2013年にかけて純利益額を伸ばし続けている驚異的な会社です。

2013年通期決算の売上高は1545億6000万円で営業利益は97億100万円。売上高は前年度より増加していますが、営業利益が低下しているのが難点です。しかし、純利益は50億7500万円まで増えており、1株益も318.4円まで向上してEPSの増加率も良いです。

来期も最高純益を更新して連続増配する可能性が高いです。

ドラッグストアは不採算店を閉鎖して無駄な支出を減らすようにしています。今後は九州や東北などの手薄な地域に積極出店を行なう意欲を見せています。

財務面はそこそこです。

自己資本比率は40.2%。有利子負債額は134億600万円で悪くない財務状態です。

【アインファーマシーズ株に向いている投資スタイル】

アインファーマシーズは成長株投資が適しています。社員第一主義という企業理念も面白いですし、立派な結果を出し続けているのは称賛に値します。データを見ればアインファーマシーズが成長株であることを疑う余地はないと思います。

ただ、アインファーマシーズは市場の評価も高いので現在は若干割高です。

予想配当利回りは1.25%で高配当戦略に向いていません。増配が期待できる株ですが、高配当を最初から目的にするのであれば配当利回りが高い別の株を買った方が効率は良いです。

株主優待制度も導入していないので、アインファーマシーズは売却益狙いの戦略を採用するのがベターです。

(上記の情報は2014年1月8日に記載しました)


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