青山商事 (8219)

LINEで送る
Pocket

・上場市場 東証1部
・会社名 青山商事株式会社
(あおやましょうじ 英称:AOYAMA TRADING Co., Ltd.)
・証券コード 8219
・業種     小売業
・決算    3月
・設立年  1964年5月
・上場年  1987年11月


管理人評価A

【会社紹介】

青山商事は紳士服販売チェーン店を経営している会社で、紳士服業界でナンバーワンの地位を築いている大手企業です。


「洋服の青山」という店舗名はとても有名で、紳士服業界の勝ち組と言える存在です。47都道府県全てに店舗を展開している青山商事は、1位の座を守り続けることが期待されています。

1998年にスーツ販売数世界一でギネスブックに載った実力は本物で、青山商事の経営手腕に疑いを持つ人はほとんどいないでしょう。

顧客満足度世界一を目指している青山商事は5つの宣言を出しています。

宣言内容は小売業の基本を厳守したもので、「お客様を清潔で気持ちの良い店でお迎えいたします」という理念を抱いています。明るい笑顔や挨拶を忘れず、お客様の約束を厳守することを意識している青山商事は「接客の基本を忠実に守る会社」として認知することができます。

洋服の青山の接客内容を分析すると奇抜なことをしているわけではないことが分かります。

小売業の原点を守り、お客様を第一で考える姿勢を貫いているのが長所です。接客の基本を忠実に守ってお客様を迎える能力に長けているのが青山商事です。

こうして見ると保守経営の傾向が強いように思えますが、青山商事は業界で初めて郊外店舗を出店した経験のある会社です。その当時は「駅前の商店街でないと利益が出ない」という考えが定着していましたが、青山商事は広い駐車場を確保して利便性を良くし、多くのお客様を迎える店をつくりあげたのです。

また、顧客満足度世界一を目指すために店員教育に力を入れているのも長所です。

e-ラーニングを通じて自宅パソコンで勉強できる環境を整え、接客マナーや接客方法の是非を問う問題集を用意したのです。この問題を解くことにより接客技術の向上を目指しつつ、接客意欲を高める取り組みを行なっています。

レディス商品の取扱にも力を入れており、新たな需要を開拓する意識の強い会社です。

業界ナンバーワンの地位を築いても勝ち組の立場に驕ることなく、更なる攻めの姿勢を貫いているのが青山商事という会社です。

【青山商事の経営戦略】

青山商事の基本戦略は「お客様の立場に立ったビジネスを行なう」ということになります。洋服の青山を中核事業にして成長を続けてきた青山商事ですが、現在は様々なグループ企業が他業種の仕事に取り組んでいます。

時代が変わっても「お客様が大切」という基本原則は変わることがありません。青山商事はお客様を大切に扱い、お客様のニーズに応える経営戦略を実施しているのです。レディス用品を強化しているのも新規ニーズ開拓に有効だからです。

人材に関しては「組織力の強化」を目標に掲げています。人材を育成して接客スキルを高め、お客様の満足度を高めることを目的にしています。更に2000万人を超える会員情報を分析してマーケティング戦略に活かしているのです。


商品開発においては「高付加価値商品の開発」に力を入れています。新商品や新ブランドの積極投入も継続しており、売上拡大の意識が衰えないのが強みです。

カード事業や雑貨販売事業も手がけている青山商事グループは、ビジネスの範囲を広げて収益力を拡大しているのです。

「ザ・ダイソー」を運営している株式会社大創産業とフランチャイズ契約を結んで100円ショップを運営しています。

100円ショップと洋服の青山を併設して集客力を増すシナジー効果を狙っているのは、青山商事特有の戦略になります。どちらの業態も非常に集客効率が良いので、お互いに取り扱っていない商品をカバーして顧客増加を狙います。

【青山商事の財務分析】

青山商事は2009年から2013年にかけて黒字経営を維持しているのも注目ポイントですが、近年の利益の増加率は目を見張るものがあります。

2013年通期決算の内容は素晴らしく、2124億円の売上高を上げることができました。純利益は212億6700万円まで上昇しており、純利益額は126億2100万円までアップしているのです。

1株益の増加も凄まじく、昨年の1株益が143.2円だったのと比較して2013年は204.7円の1株益を記録しています。

首都圏を中心に店舗数を増やしており、来期も営業利益は伸びる予定です。そこまで大きな成長ではないのですが、レディス用品の需要が拡大しているのは良いニュースに該当します。

創業50週年を迎える青山商事は記念商品を販売して既存店の活性化を図ります。

財務面はかなり優秀です。

自己資本比率は72.8%。有利子負債は365億円で、かなり少ない有利子負債額と捉えて問題ありません。自己資本比率がとても高いので財務健全企業として評価することができます。資産株としての価値が高いのです。

【青山商事株に向いている投資スタイル】

青山商事は紳士服業界の勝ち組企業で、全ての総合能力がバランス良く高いのが特徴です。特に秀でているのが財務面になるため、財産株として長期保有する戦略がお勧めです。

強いて弱点を挙げるとしたら成長力でしょうか。

成長性に長けた株を望むのであれば青山商事以外の株を探してください。EPSの増加率に長けた株は他にもたくさん存在するため、成長株投資に特化するのであれば他の株でも良いのです。

現在の予想配当利回りは2.46%で、資産株として保有するのであれば悪くありません。

優良株であるのにもかかわらず割安性に長けているのがウリで、現在の予想PERは12.93倍で実績PBRは0.73倍になります。財務優秀で割安性が高く、黒字経営を維持している会社の株が欲しければ青山商事が適しています。

個人的に高く評価しているのが青山商事の経営姿勢です。

接客方針は奇抜ではありませんが、基本を守って顧客満足度を高める方針を貫いているのはかなり良いのです。小売業はサービスの質が重要になるため、青山商事はこれからも生き残ることができる方針を掲げていると評価することができるのです。

青山商事の経営戦略も長期投資に適していると分析しました。

【青山商事の株主優待】

3月、9月の権利確定日に青山商事の株を100株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。(年2回)

・100株以上保有で15%割引の買物優待券3枚

・1000株以上保有で15%割引の買物優待券4枚

・3000株以上保有で15%割引の買物優待券5枚

参照URL http://www.aoyama-syouji.co.jp/ir/stock/hospitality.html

(上記の情報は2014年1月1日に記載しました)


スポンサードリンク