エー・ピーカンパニー (3175)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社エー・ピーカンパニー
(えー・ぴーかんぱにー APカンパニー
・証券コード 3175
・業種     小売業
・決算    3月
・設立年  2006年6月
・上場年  2012年9月


管理人評価A

【会社紹介】

エー・ピーカンパニーは居酒屋「塚田農場」を経営している会社です。

エー・ピーカンパニーは代表取締役社長の米田氏が5分で決めた社名で、「アミューズメントをプロデュースする会社だからエー・ピーカンパニー」という理由で社名が決まりました。

自社農場で地鶏を生産しており、材料の質にこだわっているのが特徴です。生産者直結を成し遂げているエー・ピーカンパニーは中間流通を完全に省き、お客様に安価で超高品質な地鶏を提供する素晴らしいビジネスモデルを築いているのです。


地鶏を提供する居酒屋の客単価は約7000円です。地鶏は高級食材として認知されており、手軽に食べられるものではありませんでした。しかしエー・ピーカンパニーはこの現状を打破し、客単価が約4000円という破格の金額でお客様に地鶏を味わっていただくシステムを作り上げたのです。

エー・ピーカンパニーはただの外食企業ではありません。地鶏の100%を自社の生産農場や提携農家が育てており、安定して美味しい地鶏を提供する体制を整えているのがポイントです。

販売と生産を直結し、仕入れに関する無駄なコストを削減することによって高品質な食材を安価で提供することができるのです。これはエー・ピーカンパニー独特のビジネスモデルであり、将来の期待も高い有望企業として評価することができます。

上質なホルモンにもこだわっており、専門業者との繋がりを大切にしてホルモンを大量に仕入れるシステムを確立しています。

これは専門業者との信頼関係が非常に大きいのです。エー・ピーカンパニーが取り扱っているホルモンは脂が乗った大トロと呼ばれる部分を仕入れており、最高級品しか店頭に出さない取り組みを続けています。

また、自社漁船も保有しており水産業でも流通のコストを下げる努力を欠かさないのです。

【簡単に真似にできない独特のビジネスモデルに強み】

エー・ピーカンパニーの最大の長所は地鶏の仕入れ価格を半分に減らしたことでしょう。自社養鶏場を運営しているから、新鮮な地鶏が2分の1価格で仕入れることができるのです。

エー・ピーカンパニーは「第一次産業を活性化させる」ということを意識しており、生産者との密接な連携力が武器です。生産者直結スタイルを貫き、安い理由と美味しい理由を明確にしてブランド力を高めることに成功しています。

これはエー・ピーカンパニー代表取締役社長「米山 久」氏の経営手腕がとても大きいのです。

米山氏は第一次産業、第二次産業、第三次産業という枠組みにとらわれず、日本の食のあるべき姿を追求し続けています。外食企業で自社生産にこだわる会社は非常に少なく、食に対するこだわりがエー・ピーカンパニー躍進の原動力になっているのです。

客単価4000円で美味しい地鶏が食べられるという強力な値段設定のお陰で、塚田農場は多くのサラリーマンを虜にしています。

価格設定を安くすると様々なお客様に親しまれるので、リピーターを多く確保することができます。「味は極上、値段は控えめ」という理想の経営スタイルを実現し、今日もエー・ピーカンパニーは躍進を続けています。

【エー・ピーカンパニーの財務分析】

エー・ピーカンパニーは2011年から2013年にかけて大躍進を遂げており、売上高や純利益は右肩上がりに伸びています。2011年は52億3300万円しかなかった売上高も、2013年通期決算で売上高を113億8700万円まで伸ばすことができました。

2013年の営業利益は7億500万円。純利益は4億3000万円で、いずれも前年度より利益額が高まっています。

塚田農場はメディアの露出効果もあり、認知度やブランド力が向上しています。リピーターになるお客様も多く、厳しい外食産業で立派に輝き続けています。現存店は予定以上の売上を叩きだしています。

しかし、地鶏居酒屋というスタイルの競合が激しくなっているのが懸念材料です。他社には簡単に真似ができないビジネスモデルを貫いているエー・ピーカンパニーなら大丈夫だと判断することもできますが、油断は禁物です。

財務面はよくありません。

自己資本比率は25.7%。有利子負債は36億8400万円ありますが、この有利子負債は仕方がないのです。成長企業の場合、財務状態が悪くても目をつぶるのがお勧めです。財務健全株として評価することはできませんが、エー・ピーカンパニーはそれ以上の魅力があるのです。

【エー・ピーカンパニー株に向いている投資スタイル】

エー・ピーカンパニーは成長株投資に向いています。成長株戦略を選択しないで一体どの戦略を採用するのか?と、考え込んでしまうほど典型的な成長株になります。

財務面は弱いという弱点を抱えていますが、それは大した問題になりません。注目したいのは成長力と独特なビジネスモデルです。

独自のビジネスモデルを築いている会社は発展する法則があると、私はしつこく主張していましたがエー・ピーカンパニーは「成長する会社の法則」をクリアしているのです。

配当金を支払っていないのでインカムゲインを期待することはできません。したがって、エー・ピーカンパニー株で儲けたければ売却益狙いに徹するしかないのです。

戦略の選択肢が非常に狭いので、ある意味上級者向けの株になるかもしれません。エー・ピーカンパニーの発展を信じて株を長期保有できる方は、後に莫大な売却益を得られる可能性があります。

大儲けできる期待がある、それがエー・ピーカンパニー株の魅力です。

残念ながら現在の予想PERは25.43倍で、実績PBRは7.89倍となっています。割安株投資に向いている株ではないため、バリュー株を求めている方は他の株を探した方が良いのです。

【エー・ピーカンパニーの株主優待】

3月の権利確定日にエー・ピーカンパニーの株を100株以上保有していると、3000円相当の優待券を貰うことができます。また、優待券全てと引き換えにお米券3kgを手に入れることも可能です。

参照URL http://www.apcompany.jp/ir/other/benefit.php

(上記の情報は2013年12月5日に記載しました)


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