江崎グリコ (2206)

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・上場市場 東証1部
・会社名  江崎グリコ株式会社
(えざきグリコ 英称:Ezaki Glico Company, Limited)
・証券コード 2206
・業種     食料品
・決算    3月
・設立年  1929年2月
・上場年  1954年3月

管理人評価C

【会社紹介】

江崎グリコはお菓子を販売している大手企業です。


栄養菓子の「グリコ」を販売したことにより、大企業へと成長を遂げた江崎グリコは自社商品の開発能力が高い企業として注目されています。「食品による国民の体位向上」を社是にして経営活動を続けている江崎グリコは、国民の健康を支えるビジネスを行なっていると評価することができます。

「ビスコ」や「グリコ」などを販売している江崎グリコは主力商品の開発能力に優れているという長所もありますが、商品の知名度を上げる販売促進活動に長けている点にも注目したいです

グリコが大ヒットしたのは「ひとつぶ300メートル」という誰もが注目するキャッチコピーをつけて商品を宣伝したからです。更に言えばグリコに「おまけ」をつけて商品を買う楽しみをお客様に与えたのも素晴らしかったです。

おまけ効果により、グリコの付加価値が向上して「お客様が積極的に買いたくなる仕組み」を築いたのが江崎グリコ躍進の理由の1つになります。

ただお菓子を販売するだけではなく、「お客様が喜ぶ販売手法を実践した」のが江崎グリコ成長の秘密になります。

グローバル展開も続けており、日本だけではなく海外市場のシェアも獲得して利益額を伸ばしています。タイやベトナム、アメリカなど世界各地で江崎グリコの商品が評価されていますが、世界市場でも自社商品が通用するのは「販売するお菓子が美味しい」からでしょう。

いくら販売促進能力に優れていてもお菓子は美味しくなければ売れません。

江崎グリコの主力商品は間違いなく優秀で、多くの人々に愛される魅力を保っているのです。

【ロングセラー商品を多数保有する江崎グリコ】

江崎グリコの素晴らしさは多々ありますが、全部語るとキリがないので自社商品に注目していきたいと思います。

江崎グリコは安定経営を実現していることで知られていますが、江崎グリコは「ロングセラー商品」を販売しているから利益を出し続けることができるのです。

ロングセラー商品とは、時代が変化しても人々が受け入れる商品のことを指します。

コカコーラ社のコーラは時代が変わっても多くの人が愛飲する「世界的ロングセラー商品」として輝いていますが、江崎グリコの「グリコ」も同じような立ち位置を保っています。

若者を中心に愛される「ポッキー」や爽快な塩味が特徴の「プリッツ」など、長い間利益を出してくれるロングセラー商品を販売し続けているのはかなり強いです。長期投資に適しているのは江崎グリコのような「時代が変化しても愛される商品」を販売している会社です。


江崎グリコが魅力的な商品の開発に成功しているのも、「お客様満足度を高める経営方針」を徹底的に守っているからです。

グリコグループはお客様の申し出に真摯に対応し、お客様に信頼される会社になることを意識しています。当たり前と言えば当たり前のことですが、「お客様重視の経営スタイル」が商品開発に良い影響を及ぼしているのは確かです。

ロングセラー商品を販売している企業は「持続的に利益を出す能力が高い」と分析することができます。

江崎グリコも持続的発展を遂げる条件は揃っているのです。

【江崎グリコの財務分析】

江崎グリコは黒字経営を維持しています。

2013年通期決算の売上高は2930億200万円、営業利益は45億4000万円で昨年度より営業利益は下がってしまったのですが、経常利益は64億5200万円にアップしています。

2012年通期決算の純利益額は2億4200万円でしたが、2013年は32億8700万円の純利益を上げることに成功しています。全体的に上々の結果を残すことができました。

来期は利益額が大幅に増大することが予測されています。

好採算のポッキーの売上が良く、円安効果もあって中国市場のシェア拡大も良い感じに進んでいます。今後は経営資源を乳業などの成長分野に投入し、効率的に会社規模を拡大する戦略を練っています。

財務面も優秀です。

自己資本比率は56.5%。228億2200万円の有利子負債は多いように感じますが、自己資本が1379億100万円もあるので大丈夫です。優良な財務状態を維持しているのが分かります。

【江崎グリコ株に向いている投資スタイル】

江崎グリコは資産株投資に向いています。

江崎グリコ株は資産価値が高く、これからも安定経営を維持することが期待できるため資産のディフェンス力を高めたい方と相性が良いのです。来期の決算も期待が持てるため、成長株投資を実行するのもお勧めです。

最大の弱点は株価が割高なことです。

現在の予想PERは23.86倍、実績PBRは1.34倍でどう分析しても株価は割高圏内を維持しています。予想配当利回りも1.06%と低く、防御力に長けていますが「収入を増やす攻撃力」が低いのが難点です。

ガチガチに防御力を高めたい人は江崎グリコ株が適しているのですが、利益効率を高めたい方は江崎グリコ株は不向きです。

江崎グリコは「負けない株式投資」を実践するのに優れているのは確かですが、株価が割高なので投資に適した時期かと問われれば疑問符がつきます。

株主優待をプレゼントしているのはプラスポイントですが、株主優待利回りも0.1%でとても低いので期待し過ぎるのは危険です。

主力株として運用するのではなく、バックアップ株として投資するのがお勧めです。

【江崎グリコの株主優待】

3月、9月の権利確定日に江崎グリコ株を1000株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。(年2回)

・1000株以上保有で800円相当の自社製品(年間で1600円分)

・2000株以上保有で1600円相当の自社製品(年間で3200円分)

・10000株以上保有で3000円相当の自社製品(年間で6000円分)

参照URL http://www.glico.co.jp/ir/data3.html

(上記の情報は2014年2月10日に記載しました)


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