イチケン (1847)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社イチケン
(いちけん)
・証券コード 1847
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1930年6月
・上場年  1963年6月

管理人評価D

【会社紹介】

イチケンは総合建設会社として活躍しています。


貸ビル貸賃業や都市環境整備事業などを通じて利益を上げているイチケンは、顧客満足度を重視する経営戦略を実施し続けて利益を上げています。「イチケンブランド」を活用してお客様の信頼に応えており、ローコスト・ハイクオリティを実現する対応力が武器です。

イチケンは「ワンストップ対応」と呼ばれる手法を通じて多大な利益を生み出してきました。

企画から施工、アフターメンテナンスまでワンストップで対応する策をワンストップ対応と言い、幅広いジャンルでワンストップ対応を実施して多くの人々を支えてきたのです。

ここ3ヵ年の顧客割合は商業系が65%を占めており、非商業が32%です。官公庁の顧客割合は3%に過ぎず、民間から多くの受注を獲得しているのが分かります。このデータは多くの民間会社から頼られている証明になります。

企画も行なうイチケンの業務は徹底した情報収集から始まります。

独自の情報網を駆使して事業計画を練り、事業者を成功に導く提案を行なって大きな信頼を掴んできたのです。「ビジネスを成功に導く」ということを証明するために、イチケンは商業施設を自ら運営して利益を上げているのです。

また、施工を通じて新たな価値を生み出せるイチケンは「付加価値を与えて建物の価値を増加させる能力」に優れていると分析することができます。

【見通しが暗い建築業界の現状】

イチケンは企画から施工後のアフターフォローまで行なう独自のビジネスモデルを築いていますが、建築業界の負の影響を受けている面は拒めません。労務費高騰や資材費増加問題が建築業界を悩ませていますが、イチケンも同じ課題を突きつけられているのです。

過去の決算を分析しても継続的発展を遂げているとは言えません。

スーパーマーケットや物販店舗の商業空間の創造に強いイチケンですが、成長力に秀でているかと問われれば疑問符がつきます。

【イチケンの財務分析】

イチケンは黒字経営を維持していますが、利益額が安定しない傾向があります。

2013年通期決算の売上高は576億2000万円、営業利益は10億8600万円、経常利益は10億9000万円で前年度と比較して営業利益額や経常利益が大幅に向上しました。

しかし、純利益は2億7000万円で、昨年の5億6700万円の純利益額と比較すると物足りない結果を残してしまったのです。1株益は7.5円に減少しました。

来期は営業利益が低下する見込みです。

受注を多く確保したのは良いのですが、労務費や資材費が値上がりしたのが原因で利益額は低下する見込みです。また、関西支店で不適切な会計処理が発覚しました。イチケンはこの事実をしっかりと受け止め、外部調査委員を設置して再発防止に努めています。

財務面は良くないです。

自己資本比率は23.4%、有利子負債額は34億2400万円で自己資本比率が低いのが気になります。

【イチケン株に向いている投資スタイル】

イチケンは割安株投資に向いています。

予想PERは12.16倍、実績PBRは0.77倍で割安性に長けていることが分かります。成長性にはあまり期待が持てませんが、割安株投資を実行して売却益を狙うのは得策になります。

現在の予想配当利回りは2.96%でそこそこですが、減配した実績があるのがかなり気になります。1度減配した会社は配当金を下げることを躊躇しない傾向があるため、減配リスクを無視することはできません。

安定配当を求めるのであれば他の株を探した方が良いです。

総合的に分析すると、イチケン株は「割安性に長けているが、それ以外の長所に乏しい」と判断することができます。典型的な割安株となるため、割安株投資を実行したい方はイチケン株が向いています。

(上記の情報は2014年2月14日に記載しました)


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