イチネンホールディングス (9619)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社イチネンホールディングス
(いちねんほーるでぃんぐす 英称:ICHINENHOLDINGS Co., LTD.)
・証券コード 9619
・業種     サービス業
・決算    3月
・設立年  1963年5月
・上場年  1994年8月


管理人評価B

【会社紹介】

イチネンホールディングスは数々の子会社が独立経営を行なっている純粋持株会社です。


様々な事業に参入しているのがイチネングループは、自動車総合サービス事業や機械工具販売事業、パーキング事業なども行なっているのです。

既存事業の利益体質を強化しつつ、事業領域を広げて収益力を高める戦略を取っています。

幅広いお客様に対して「快適さ」を提供することを目的にしているイチネンホールディングスは、事業拡大を成し遂げて会社規模を広げる予定です。

創業から80年以上経ったイチネンホールディングスは、時代の変化に対応して様々な戦略を推し進めてきました。組織を改編したり新会社を設立したり、M&Aを実行したりと様々な手段を投じて発展を続けてきたのです。

社員数の増加に伴い、様々な価値観を共有しているイチネンホールディングスは「全員が会社の価値観を理解し、成長を遂げる」ことを目標に掲げています。

イチネンホールディングスのグループビジョンは「前へ、もっと、前へ」というもので、常に前進し続ける姿勢を貫くのがイチネンホールディングスの長所です。

【イチネンホールディングスの注目事業】

イチネングループの注目事業は「自動車総合サービス事業」です。

株式会社イチネンなどが自動車総合サービス事業に携わっており、イチネンはオートリース業務を武器としています。

オートリース業務は自動車を企業に貸し出し、他企業の経費削減を目的としたビジネスです。このビジネスのお陰で他企業は自動車保有による無駄なコストを減らすことができ、イチネンは「自動車貸し出しによる利益」を得ることができます。

更にイチネンは自動車メンテナンスサービスも得意で、法人向けのメンテナンス受託業務も手がけています。車両管理に関する様々な業務をイチネンが代行することにより、他企業は人件費や自社メンテナンス費用を削減することができるのです。

「攻めの経営」を維持しているイチネンホールディングスでもう1つ注目したい事業があります。

それはパーキング事業です。

パーキング事業は当初の計画を上回る躍進を見せており、イチネンホールディングスの明るい未来を支える重要な事業となっています。遊休地を有効活用するのに最適なパーキングビジネスは多くの土地保有者から注目されています。

土地活用を考えているお客様に対してコインパーキングを提案したり、駐車場管理の手間を省いたり、土地を保有するオーナーにとって旨味が大きいビジネスを行っているのが株式会社イチネンパーキングです。

イチネンパーキングは「土地や駐車場の稼働率を最大限に引き上げる能力」に長けており、駐車場運営を通じて高収益を実現することが得意です。お客様はランニングコストの心配をしないで土地を有効活用することができるのです。

イチネンホールディングスのように「お客様の利益に繋がるビジネス」を行なっている会社は強いです。自社の利益を追求するのも重要ですが、継続的発展を図りたければ「お客様の利益」もしっかり考える必要があるのです。

【イチネンホールディングスの財務分析】

イチネンホールディングスは2012年通期決算で8億5500万円の赤字を出してしまいましたが、翌年は黒字回復を果たしています。

2013年通期決算の売上高は573億3500万円、営業利益は43億6100万円、経常利益は40億6500万円の数字を残しており、全ての利益が前年度より向上しているのが素晴らしいです。純利益は22億9900万円で、1株益は91.4円まで上昇しています。

来期も攻め続けて利益額を増やすことが予測されます。

主力の自動車リース事業は好調です。不採算部門であったカーシェア事業は売却し、高利益体質の維持を図っているのが高ポイントです。

また、M&Aの意識が強いイチネンホールディングスは業種を問わないで他社を買収したいと望んでいる傾向があります。M&Aを通じてグループ全体の利益額を増やそうとするのは決して悪い方針ではありません。成長意欲が強いのが最大の魅力です。

財務面は悪いです。

自己資本比率は19.8%。有利子負債額は563億8700万円で、自己資本は178億6900万円です。売上高よりも有利子負債額の方が大きいのは危険だと思ってください。イチネンホールディングスの財務状態は楽観視できません。

【イチネンホールディングス株に向いている投資スタイル】

イチネンホールディングスは非常にバランスが悪いのですが、圧倒的な魅力を保持した株です。

イチネンホールディングスの1番の魅力は成長性です。

M&Aや既存事業の活性化を通じて収益力を高めようとしているイチネンホールディングスは、確かな結果を残しているのが長所です。

しかし、最大の弱点は財務面の悪さで資産株投資や安定株投資には向いていません。

投資家によって好みが完全にわかれます。コツコツ稼ぎたい人はイチネンホールディングス株は適していませんし、成長力に優れた株が好きな方はイチネンホールディングス株が向いています。

現在のイチネンホールディングスは割安性に長けています。

予想PERは7.91倍、実績PBRは1.19倍でPER値がかなり低いです。配当利回りも2.85%とそこそこで、インカムゲイン収入もそれなりに期待できるのが嬉しいです。

買収戦略や財務状態の悪さを許容できない人はイチネンホールディングス株は避けた方が良いのです。しかし、成長性という強みを評価している方はイチネンホールディングス株への投資を検討しても良いでしょう。

【イチネンホールディングスの株主優待】

3月の権利確定日にイチネンホールディングス株を100株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・100株以上保有で2kg相当のお米券

・500株以上保有で5kg相当のお米券

・2000株以上保有で10kg相当のお米券

参照URL http://www.ichinenhd.co.jp/ir/yutai.html

(上記の情報は2014年1月20日に記載しました)


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