一六堂 (3366)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社一六堂
(いちろくどう 英称:ICHIROKUDO CO., LTD.
・証券コード 3366
・業種     小売業
・決算    2月
・設立年  1995年1月
・上場年  2005年4月


管理人評価C

【会社紹介】

一六堂は都内を中心に様々な居酒屋を経営している会社です。

買参権を取得しており、漁港から直接魚を買い付けて新鮮な魚介類を提供するシステムを築き上げることができました。


また、青果物の買参権も保有しており、鮮度の高い野菜を常時提供できる体制を整えているのがポイントです。一六堂の運営している居酒屋は新鮮な野菜や魚が食べられるとして評判が高いのです。

一六堂のこだわりは素材だけではありません。店舗の内装にもこだわっており、銀座本店の「のど黒屋」や「八吉」などでは完全個室のプライベート空間を用意しています。個室を作ることによって宴会を求めるお客様に対応することができ、高利益が期待できるのです。

「銀の月」ではパーティが楽しめる内装にこだわっています。一六堂は店舗ごとに顧客ニーズを定めていることに注目してください。

人財を育てることも意識しており、月に1度の全体会議を通じて意識を共有しています。現在抱えている悩みを解決したり、目標達成に向けて全員で努力したりする文化が根付いている一六堂は、会社全体の利益を上げる体質が定着しているのです。

【様々な顧客層を狙った居酒屋展開が得意】

「天地旬鮮八吉」や全席個室がウリの「のど黒屋」など、様々なニーズに応える居酒屋を多数展開しているのが一六堂の強みです。

一六堂の1番の長所は新鮮な材料を随時提供している点でしょう。魚介類の目利きに優れたスタッフたちが新鮮な魚を仕入れ、お客様に美味しい料理を振る舞う体制を整えているのは差別化に繋がります。

旬のメニューを取り揃えることも意識しており、冬はあんこう鍋が人気です。また、高級食材であるフグも仕入れており、優雅なひとときを過ごすのに適した店作りを実現しているのです。

「天地旬鮮八吉」は高価格帯路線を貫いており、安売り居酒屋との差別化に成功しています。地方漁港のセリ参加権を有効利用し、躍進を続けた一六堂に期待している株主は多いのです。

値段だけではなく、味で勝負する経営スタイルも高く評価されています。

【一六堂の財務分析】

一六堂は2011年から2013年にかけて快進撃を続けていましたが、来期は営業利益や純利益の低下が予測されます。

2013年通期決算は10億7800万円の利益を上げることができ、5億1000万円の純利益を確保することができました。前年度の純利益が3億900万円だったので、かなり純利益額を伸ばしたと判断することができます。売上高は100億4300万円まで成長することができたのです。

しかし広告費節約の影響により、現存店の認知度が低下して客数が衰えてしまいました。現存店は当初予測していなかったほど売上を下げており、厳しい状況が続いています。

高い売上を誇る宴会需要も減少し、営業利益は減る見込みです。八吉本店は好調を維持しているので、八吉本店の接客スタイルを全店舗に広める活動を行なって立て直しを図ります。

財務面はとても優秀です。

自己資本比率は76.8%。有利子負債は5億3300万円で、高い自己資本比率を維持しているのが分かります。これだけ自己資本比率が充実していると財務健全株として投資する価値もあるので、様々な戦略に対応できると捉えることもできます。

【一六堂株に向いている投資スタイル】

一六堂は業績の悪化によって減配を予定しており、配当金狙いの投資家にとって手痛いニュースになってしまいました。

財務面が素晴らしいことを評価して「財産株」として保有しても良いのですが、業績が伸び悩んでいる現状は少し心配です。競合が激しい居酒屋業界に属している点もマイナスポイントです。

成長株として期待するのは微妙です。

財務健全度が高いことと実績PBR値が0.83%であることを高く評価して、割安株投資を実行するのがお勧めです。予想配当利回りも3.91%なので、なかなかの高配当株であると評価することができます。

一六堂は業績を持ち直せば多大な売却益を得ることができるでしょう。長期投資する価値はあるのがポイントです。

(上記の情報は2013年12月7日に記載しました)


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