石川製作所 (6208)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社石川製作所
(いしかわせいさくじょ 英称:Ishikawa Seisakusho, Ltd)
・証券コード 6208
・業種     機械
・決算    3月
・設立年 1937年1月
・上場年 1953年1月

・1株価格110円(5/15終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約11万円

・予想PER101.82倍、実績PBR3.31倍、予想配当利回り0%

管理人評価E

【会社紹介】

石川製作所はダンボール印刷機や繊維機械などを製造・販売している会社です。防衛機器である83式機雷や91式機雷なども製造しています。


「自社の技術を高めてお客様の信頼を得る」という経営方針を定めており、開発力を重視しているのがポイントです。幅広い分野の開発力を武器に利益を上げている石川製作所は「ものづくり企業」としての心意気を感じさせます。

「ものづくりを通して社会に貢献する」という理念を抱き、お客様第一の姿勢を貫いて経営を続けています。

品質にこだわり、お客様が満足する商品を販売して利益を得ている石川製作所は「お客様第一がものづくりの原点」と考えているのです。

2014年通期決算で注目したいのは防衛機器です。

防衛機器の売上高は49億5300万円で、防衛機器販売ビジネスは石川製作所にとって重要です。売上高は大幅に増加しているのですが、人件費増加や原価高の影響を受けて営業利益は低下しました。しかし、経常利益・純利益は増加しており良い結果を残したのは確かです。

【利益を出すのが難しい? 売上高営業利益率の低さをどう捉えるか】

石川製作所の弱点は売上高営業利益率の低さです。2014年の売上高営業利益率は2.8%で「高利益が期待できるビジネス」を行なっているわけではありません。

利益率が低いと適正な利益を出すのが難しく、持続的発展を成し遂げるのも困難になります。

来期の業績は減益が予測されており、業績予測も控えめに出しています。

「株主に対する利益還元が経営の最重要課題」と述べている石川製作所ですが、今のところ無配方針を撤回するつもりはありません。将来的に復配を目指したいと考えているのですが、成長性に期待できない無配株を保有するのはかなりリスクが高いです。

利益過剰金もマイナスで、自己資本比率も低い石川製作所はかなり厳しい株になります。

黒字経営を維持しているのは素晴らしいのですが、「成長性が期待できない点と売上高営業利益率の低さ」という弱点を抱えている石川製作所は初心者にとって取り扱いが難しい株に該当します。

【石川製作所の財務分析】

石川製作所は2011年から2014年にかけて黒字決算を維持しています。

2014年通期決算の売上高は105億2900万円、営業利益は2億9800万円、経常利益は2億5400万円で営業利益は前年度より低下したものの、経常利益は増加しています。純利益は1億6000万円に増えており、良い結果を残すことができました。

来期は減益が予測されています。

財務状態が悪く、自己資本比率は28.6%です。有利子負債額も21億4200万円で、有利子負債の削減が望まれます。

【石川製作所株に向いている投資スタイル】

石川製作所は短期売買が適しています。

長期投資を実行するのが得策だと思えません。売上高営業利益率が低く、財務状態も優秀ではない石川製作所は長期投資を通じて利益を得るのは難しいのです。

今のところ配当金収入に期待を抱くこともできず、インカムゲインを狙うのは無謀です。

売却益狙いの投資を実行するのがお勧めですが、PER値が100倍を超えているデータをしっかり分析しなくてはいけません。

成長企業が高PERを保っているのはまだ理解することが可能ですが、来期決算が減益と発表している石川製作所は割高な株価が難点になります。

初心者にはお勧めできない株になりますが、石川製作所の「ものづくりの精神」に共感を抱く方は株を買っても良いでしょう。

(上記の情報は2014年5月16日に記載しました)


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